記事内に広告を含む場合があります。

フランクリンの13徳に学べる 自己改善の方法

ベンジャミン・フランクリンは、「13徳」といわれる自己改善のための徳目をあげています。

 
ベンジャミン・フランクリン – Wikipedia
フランクリンの十三徳 [編集] 『自伝』によると、1728年ごろに彼は「道徳的完全に到達する大胆で難儀な計画」を思いついた[5]。この理想を実行するため、自らの信念を十三の徳目にまとめた。彼は毎週、 …

以下、Wikipediaより 

  1. 節制 飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。

  2. 沈黙 自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。

  3. 規律 物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。

  4. 決断 なすべきをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。

  5. 節約 自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。すなわち、浪費するなかれ。

  6. 勤勉 時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。

  7. 誠実 詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出だすこともまた然るべし。

  8. 正義 他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。

  9. 中庸 極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。

  10. 清潔 身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。

  11. 平静 小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。

  12. 純潔 性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これにふけりて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。

  13. 謙譲 イエスおよびソクラテスに見習うべし。

 

フランクリンは、この13徳を元に自己改善をすすめていったのですが、ここでは、この徳目がどうというのではなく、13もの改善点を確実にものにしたその方法について述べてみたいと思います。

 

これだけのチェックリストを守っていこうとするには、とてつもなく大きなモチベーションと膨大な時間が必要だと思います。

明日から守れ、と言われたら、とてもじゃないが私はつきあってはいられません。

自分から奮起したとしても、2,3日もてばいいほうじゃないかとおもいます。

 

しかしフランクリンは以下に述べる方法でこの13ものチェックリストによる自己改善を果たすことができました。

それは

 

1.一つの項目だけを1週間徹底して守る。

これにより、ひとつの項目だけをやる、という安心感と達成への自信とが生まれます。

たったひとつのことをたった1週間まもればいいのです。

逆に言えば、その週が終われば守らずともよい、という安心感が生まれます。

 

2.13個の項目を全部終えたらまた1個目にもどって守る。

1巡目が終わったら、それはすばらしい達成感をえられるでしょう。

ひとつにつきたった1週間といえども、まがりなりにも13の項目を守りとおすことができたのです。

このすばらしい達成感をモチベーションに変えて、2回めに向かいましょう。

 

3.これを2年間繰り返す

13週かけて1回なので、1年に4回、ひとつの項目を守り通すチャンスがあります。

さらにこれを2年繰り返すので、8回チャンスがうまれることになります。

一つの項目を守りとおした、という達成感を8回も味わっているうちに、いつのまにかその週が終わっても、努力せずとも少しずつ自分の身についていったものとおもいます。

 

ここから学べることは、

たったひとつのことを守る。

時間を区切って取り組む。

長い長い時間をかけて焦らず何度も取り組む

 

という達成のための仕組みをつくったこと。そしてその仕組みの内容です。

 

たとえばダイエットをしようと思って夕食の後間食をしない、ということを守ろうとした時、今後死ぬまでそうしよう、などと思っていてはおそらくほとんどの人は破綻するでしょう。

しかし、「3日がんばったらOK! 次の日にはごほうびに夜 美味しいスイーツを食べてもいい。そしてまた次の日からまた3日がんばる。これを半年つづけよう。」ということにしたならば、おそらくこの取組は楽しくずっとつづいていくことになるのではないでしょうか。

 

自己改善は、

明確な目標を持ち、

短く時間を区切って何度も何度も

長い時間をかけて繰り返す

ということが必要なのだと思います。

 

フランクリンの自伝もとてもおもしろいですよ。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました