chatGPTにo1モデルが出てから久しいですが、どうもよく違いがわかりません。
それぞれ異なる性格を持っていることはわかりますが、具体的なことがわからなかったので、改めて調べてみました。ChatGPT-4oは素早く返事をしてくれる気さくなアシスタントといった感じです。
文章だけでなく、写真や音声も理解できるモデルですね。マルチモーダルと言われています。
o1は、じっくり深く考えて答えを出してくれるモデルですね。
答えが出るまで少し時間がかかりますが、その分しっかりと考えて答えてくれるそうです。
数学や理科のような論理的な問題を解くのが得意ということで、これまで自分にはあまり関係ないかなと思ってきたのですが、「推論できる」ということがAIエージェント時代へ向けての大事な階段と言われているので、今後は用途に合わせて扱ってみようと思いました。
目次
4oとo1の得意分野と性能の比較
一般人の僕達が、普段の生活の中で、この2つのモデルををどう使い分ければいいのかということで考えてみたいと思います。
ChatGPT-4oは日常会話や簡単な質問に向いています。
「今日の夕飯のレシピを考えて」と聞くと、すぐに具体的なレシピを提案してくれます。
写真を見せながら「この料理の作り方を教えて」と聞くこともできますね。
外国語の勉強をする時も、気軽に会話の相手になってくれます。
もう随分使っているので、使い方のシチュエーションはすぐに思いつきます。
それでは、o1はどうでしょう。
複雑な問題を解決するのが得意ということですが、なかなか一般の生活では思い浮かびません。
「数学の宿題が分からない」という時には役立ちそうです。問題を1つずつ丁寧に解説してくれるからですね。
また、プログラミングの勉強などにも役立ちそうです。
なぜそのコードを使うのか、どうやって動いているのかまで詳しく説明してくれるからです。
よく引き合いに出されるのは、国際数学オリンピックの予選問題のような難しい問題でも、段階を追って解説してくれることですね。
つまり、ChatGPT-4oは日常的な会話や質問に、o1は勉強や複雑な問題解決に、というように使い分けるといいようです。
とはいっても、数学の宿題もないし、プログラムの勉強も指定な遺墨にはどう役に立つのかなと思います。
1の連鎖思考(Chain-of-Thought)の仕組み
「まずここから考えて、次にこう考えて…」というように、順を追って考えていくことを、連鎖思考というのだそうです。
人間らしいですね。これが得意なのがo1だそうです。
「500円で3人に同じ金額のお菓子を買いたい。1人あたりいくらまでのお菓子が買えるかな?」
この問題を解く時、o1は人間に似た思考をするわけです。
まず「500円を3で割る必要がある」と考え、それから「500÷3=166.666…」と計算します。
そして、最後に「小銭での支払いは難しいから、1人166円までのお菓子が買える」という結論を出します。
つまり、
問題を小さな部分に分けて、順番に解決していく、ということができるわけですね。
だから、答えを出すまでに少し時間がかかるんです。でもその分しっかりと考えた答えを出してくれる。
ChatGPT-4oは素早く答えを出してくれます。でも、このような段階的な思考過程は見えにくくなっています。
o1モデルは一般ユーザーにどの用に役立つのか
少しずつ4oとo1の違いがわかってきたところで、一派ニューザーであるわたしたちにはどのように役立つのかちょっと見えてこなかったので、AI検索エンジンのFeloに助けてもらってまとめてみました。
以下、Feloがまとめてくれたものに私が加筆したものです。
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o1モデルは、専門家向けと思われがちですが、実は私たち一般ユーザーにも便利に使えるので、日常生活でのo1の活用例をご紹介します。
1. 家庭菜園のパーソナルアドバイザーとして
家庭菜園を例にとってみます。
o1は、ユーザーの居住地域の気候や環境に合わせて、最適な野菜の選び方や育て方をアドバイスしてくれます。
例えば、「東京で冬に育てられる野菜は?」と聞くと、具体的な野菜の種類から、植え付けの時期、肥料の与え方まで、詳しく教えてくれるんです。
2. レシピのカスタマイズに
「冷蔵庫に残っている食材で作れる料理は?」という質問に、o1は、ユーザーの好みや制限に合わせてレシピを提案してくれます。
アレルギーや、ダイエット中なども考慮して提案してくれます。
3. 旅行プランニングの相棒に
旅行の計画立てはけっこう大変なものですが、o1なら、予算や興味のあるスポット、移動手段まで考慮して、効率的な旅程を提案してくれます。
「3万円で日帰り温泉旅行に行きたい」といった具体的な要望にも対応してくれるわけですね。
4. 家計管理のアドバイザーとして
o1は、有ーザーの収入や支出パターンを分析して、効果的な節約方法を提案してくれます。
「食費を月1万円削減したい」といった目標設定から、具体的な行動プランまで、しっかりサポートしてくれます。
5. 子育ての相談相手に
「子どもの勉強をどうやって見てあげればいい?」「反抗期の子どもとどう向き合う?」など、子育ての悩みにも丁寧に答えてくれます。
専門家の知見を基に、あなたの状況に合わせたアドバイスを提供してくれるんです。
6. 趣味の上達サポートに
写真撮影や楽器演奏など、趣味のスキルアップにも活用できます。
向けの基礎知識から、上級者向けのテクニックまで、段階的にアドバイスしてくれます。
まとめ
ChatGPT-o1は、確かに専門的な計算や分析が得意ですが、それだけではありません。私たちの日常生活をより豊かにするための、頼れるアシスタントとしても活躍してくれるんです。
特徴的なのは、単なる情報提供だけでなく、ユーザーの状況を理解した上で、具体的で実践的なアドバイスをくれること。また、質問に対して段階的に考えを深めていく「連鎖思考」により、より適切な解決策を提案してくれます。
ぜひ、みなさんも日常生活でChatGPT-o1を活用してみてください!きっと新しい発見があるはずです。
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以上、Feloにまとめてもらったo1モデルの使い方です。
うーん、これって4oモデルにもできそうな気がしますが・・・
しかし、「単なる情報提供だけでなく、ユーザーの状況を理解した上で、具体的で実践的なアドバイスをくれる」ということについては、大事なポイントなので、今後は、o1モデルも積極的に使っていこうかと思っています。
4oは無料でも使えるがo1や課金が必要
ChatGPTには無料版と有料版があります。
ChatGPT-4oは、無料版でも使えます。
4oは、日常的な会話や簡単な質問には十分対応できます。
まとめ
以上、o1のことが少しずつ分かってきました。
推論は、AIが進化していく際に通らなければならない大事なステップと言われています。
GoogleのDeepResearchもこの推論がいかにすごいかということが話題になっているわけですね。
また、AI検索ツールのGenSparkやFeloなどもそこに力を入れています。
Feloには「クイック」と「ディープ」という2つの検索モードがあります。このクイックが4oモデル、ディープがo1モデルのようなものだと考えていいかもしれません。Feloに課金するとこのディープ検索モードが使えるようになります。
このように様々なAIで「推論」が意識されていますね。