2024年4月16日追記
こちらの記事は、2024年4月25日に電子書籍として出版予定です。
電子書籍版は、こちらに書ききれなかった内容を1章分追加し、35,000字の本となっています。
50歳からのブログ運営戦略で10年ブログによるブランディングを提案してから2年半。AIの登場により、ブログ執筆にAIを使用することは当たり前の時代になりした。
現在、ブログ執筆へのAIの使い方にはさまざまな手法があります。
chatGPTのGPTstoreにある、ブログ執筆GPTにも
- ニュース一覧を取得し、任意のニュースについての内容と読者のニーズを解析、ニーズに沿った記事を書かせるもの
- キーワードを入力して、上位の記事を参照し、その見出しを網羅的に抽出して記事を書かせるもの
- 上位記事を参考に記事をリライトさせるもの
- 自分で書いた記事を補完し、適性化し、内容の質を上げるもの
- 一旦書かせた記事を、自然な日本語になるようヒューマナイズドするもの
- 対話により書きたいことを絞らせ、掘り下げて文章化するもの
などのGPTがあり、さまざまな使い方を提案してくれていると言えます。
こうした背景がある中で、10年ブログ執筆にAIを使うことのよさとはいったいどんなことがあげられるでしょうか。
ざっと思いつくだけでも
- 省力化できる
- ブランディングの幅をより広げられる
- 思いもしなかった切り口の発見より掘り下げることができる
などが考えられます。
これらのよさがある以上、10年ブログにAIを使うことは積極的に考えていきたいものです。
この記事では、60歳までの10年間をかけた10年ブログによるブランディングのために、どのようなAIの使用の仕方が考えられるのかをみつけていきたいと思います。
目次
10年ブログにおけるAIの使用はどのようなものになるだろうか
10年ブログは自分のブランディングにつなげるものです。
読者が文章を読むことで、その向こうに私が見えるからこそ信頼が構築できるのです。
ところが、その記事を見て、「これはAIが書いてるな」ということが分かれば、築いてきた信頼が失われてしまうことがあるかもしれません。
現在、AIが書いた文章はだいたい分かるものです。
普段使わないような文章の言い回しをしていたり、「この人、あまりこんな言葉は使わないけど」というような言葉を使っていたり。
「彼は」「彼女は」とやたらと形容詞に置き換えたり、事例を詳しく語るべきところを「例えば」「様々な」などの言葉でまとめたり。
「深掘りします」「魅了します」などのように、大げさな言い回しをしたり。
それに対して、「私」には私なりの言い回し、言葉づかいのくせ、よく使う慣用句などがあります。そしてそれが私の文章として認知され、ブランディングに繋がっていくということがあります。
そう考えると、安易にAIに記事を書かせて投稿するのではなく、やはり自分で執筆するということは大事な前提だと言えますね。
しかし、AIを使ってはいけないわけではないでしょう。なぜなら、今後はAIを使うことが当たり前の時代になっていくからです。
「いや、そんなことはない!」と言っても、時代がそのように動いているのだからしかたありません。明治になってからも長いことちょんまげを切らなかった人がたくさんいましたが、これからの時代に「わしはAIなんぞ使わんのじゃ」なんて言っていると、ちょんまげをいつまでも切らない人と変わりません。
自分で文章を書くのが好きだからAIを使わないということと、AIを使わないと決めてなんとしてでも使 わないというのは違います。
なので、AIを使わない選択肢も当然ありますが、使うべきところ、使ったほうがいいところというところでは遠慮なく使うという柔軟性を持っていたほうがいいでしょう。
それでは、10年ブログでAIを使う時とはどのようなことでしょうか。また、どのような用途でAIを使えばブランディングにつなげつつ、充実した質のよいコンテンツを生み出すことができるのでしょうか。
10年ブログでAIをに使うための要件
ブログ執筆には、いくつかの段階があります。
わかりやすく、「はじめ」「なか」「おわり」という3つの段階を考えてみましょう。
はじめ
- 何を書くのか、テーマをみつけます。
- ブログの構成を考えます。
- 資料をそろえる
なか
- 文章を書きます
- 表や図、資料などを付加する
おわり
- 校正。誤字脱字をチェックしたり読みやすい文章に整えたりする
- サム・ネールをつくる
このように各段階に落とし込んで考えてみると、AIの使い所がわかりやすくなります。
自分がゼロ→1をになう
「10年ブログ」は、10年かけて信頼構築を行うという大事な役目があります。そこで紡ぎ出される言葉や考え方、経験が重要なコンテンツとなっていくのです。
となると、出力された文章が、自分の頭の中からでてきたものであることが大事です。したがって自らが執筆することは前提だと言えます。
「はじめ」から「なか」まではほぼ自分でやるということですね。
AIの使い方としては、「はじめ」の段階で資料をそろえてきたり、「なか」の段階で執筆に必要な表や図解を担ったりするということが考えられます。
そして、「おわり」の段階で、「さらに広げてもらう」「さらに掘り下げてもらう」「別の切り口を提案してもらう」などという仕事を与えるのがよさそうです。
また書いた文章の誤字脱字をさがしたり、整えたり、SEOの視点から適正化を提案してもらったりということも考えられます。
さらに、見やすく表にまとめさせたり、図解をさせたり、サムネールなどの画像を生成させたりすることも考えられますね。
AIは「おわり」の段階で大きく活躍するということになります。
「はじめ」
🔷資料を揃える
「なか」
🔷表にまとめたり、図解をつくったりする
「おわり」
🔷他にないか広げてもらう
🔷より掘り下げる
🔷別の切り口を提案
🔷SEOの視点で適正化
🔷読みやすく適正化
🔷提示資料を作成させる
🔷サムネールなどの画像を生成させる
以上はゼロ→1が自分の場合です。
AIがゼロ→1をになう
それでは、ゼロ→1がAIである場合はどうでしょうか。
それは、テーマを提案させることです。つまり「はじめ」の段階を担わせるということですね。
「AI時代について何か文章を書くとしたら、どんなテーマで書いたらいいだろうか」というような問いかけを元にいくつかのテーマを提案んさせます。
ふたつめは、お題を出してゼロ→1をAIに書いてもらうことです。
こうして、AIが「ゼロ→1」をだしてくれたものを、「なか」の段階で自分の考え、経験により肉付けを行うということです。
また、言い回しや言葉の使い方など、自分らしい表現で書き直すことも大事です。
「はじめ」
🔷テーマを提案させる
🔷お題を出して、ゼロ→1をAIに書いてもらう
「なか」
🔷自分の考え、経験を肉付けする
🔷言い回しや言葉の使い方など、「自分らしい」表現で書き直す
ゼロ→1をAIに担わせたからと言って、自分のクリエイティビティが失われるわけではないということですね。
以上のように、はじめ、なか、おわりといった文章執筆の各段階それぞれに使い所があることがわかります。
つまり、ブランディングにつなげる10年ブログのAIの使い方とは、文章執筆のどこかの段階での使いどころをみつけて使うということになります。
次の章では、10年ブログのロードマップにしたがい、それぞれの段階でのAIの使い方について考察していきたいと思います。
10年ブログ完成へむけてのロードマップ
ここで、10年ブログをつくりあげるためのロードマップを確認しておきましょう
「50歳からのブログ運営戦略」では、いかのようなロードマップを提唱しています。
1 ブログ開始期
これまで全く生産型人生を送って来ず、ブログどころかXさえもしたことがない人が、ブログを始めてから半年までの期間です。
「文章を書く生活」に慣れる期間として設定しています。
そのために、無料ブログにアカウントを作り、半年間つまり180日ほどの間に、100本ほどの日記を書きます。
併せて、ブログを介してのコミュニケーションの楽しさを味わいます
2 本格始動期
100本の日記を書いてから1年ほどまでの時期です。
無料ブログを卒業して、WordPressで自前のブログを作ります。
そして30本ほどの記事を書き、アドセンスに申請を出し、収益を得るための準備を行います。
アドセンス合格は必須ではありませんが、ブログによる収益を得る可能性を感じることは大事な経験なので挑戦します。
そのために、「1 ブログ開始期」とちがって、人に読んでもらう記事を書き始めます。
この時期、Xも始め、10年ブログと連携して育てていきます。
3 継続期
アドセンス審査に合格するまでの時期です。
2022年頃までは申請を出してから一発で合格することが多かったのですが、2023年になると、10回目でやっと合格できたという人が多くなってきました。
アドセンスに通過することが難しくなってきていると言えます。
そこで、何度も申請しなければならないということを前提に、合格しないことでモチベーションを落とさず、じっくりと腰を落ち着けて記事を書き続けることを大事にする時期です。
Xについては、10年ブロガーとして戦略的に育てていきます。やみくもにフォロワーを増やす時代ではなくなりました。数としてのフォロー、フォロワーの関係でなく、濃い関係を作っていくことが大事です。そのためのX運営を行います。
4 発展期
アドセンス通過以降の時期です。あとはひたすらブログに記事を書いて育てていくことになります。
自分のブランディングが進み始める時期でもあります。
日記ブログとはお別れし、これまで書いてきた内容からジャンルを絞り、いくつかのジャンルに特化っせていきます。
並行して最初に使っていた日記ブログを、書きたいことを書く場として使っていきます。
また、できることが増えていくので、Kindle出版、YouTubeなどにもつなげ、広げていきます。
以上、4つの段階を経ながら、経済的、社会的、文化的に万全の準備を整え、60歳以降に備えていくのです。
さて、これらの4つの段階において、私たちはAIとどう向き合えばいいのでしょうか。
次章では、「1 ブログ開始期」のAIとの向き合い方について考えていきます。
「ブログ開始期」におけるAIとの向き合い方
ブログ開始期は、「文章を書く生活」に慣れる期間です。
これまでネット上にブログなどの知的生産を行った経験がない人が初めてブログを書き、その生活に慣れていくための期間です。
やることは、
- 無料ブログ(note推奨)を始めること
- 毎日1本、写真の掲載だけでもいいので100本の日記を書くこと
- 似た日記を書いている人を見つけてコメントのやりとりを楽しむこと
1日1本だと3ヶ月で終わりますが、余裕をもって半年を予定しています。
「文章を書く生活に慣れる」という言葉は、chatGPT登場以前に執筆した「50歳からのブログ運営戦略」の中で使っている言葉です。文字通り自分で一から文章を紡ぎ出すことを想定しています。
しかし、chatGPT登場以降、Bing、Bardなどさまざまな文書生成AIが登場してくるに及び、その意味は「文章をつくって投稿する生活に慣れる」という意味に拡大されました。
そう、日記を書くのにもAIを使うということです。
日記は、自分で書く文章の最先鋒ではないか、それまでもAIに書かせるのか、といわれそうですね。
たしかにそうかも知れません。
しかし、「書くことがない」「面倒だなあ」という気持ちで書かない日が増え、いつのまにかやめてしまうということになるよりは、うまくAIをを使いながら100本書き続けたほうがいいのです。
いくつかのヒントを出して日記を書いてもらう
まずは、今日やったことを思い出して並べ、それをもとにAIに日記に仕立て上げてもらいましょう。
使ったのはchatGPTです。(この記事では、特に断り書きがない限り、chatGPTを使います。)
以下のことをもとに、日記を書いて下さい。
7:00起床
朝食はサンドイッチ
始業までスタバでコーヒー
午前中、外回り
昼はそばで簡単に済ませた
午後 資料作り
帰宅
アニメをみて楽しむ
すると、このように答えてくれました。
7:00に目覚めた朝、私は日の出と共に新しい一日を迎えました。
朝食にはサンドイッチを選び、シンプルでありながらも満足感のあるスタートを切りました。
その後、始業時間までのひとときをスターバックスで過ごし、心地よいコーヒーの香りに包まれながら一日の準備を整えました。
午前中は外回りの予定が入っており、様々な場所を訪れながら仕事を進めました。移動の合間には新しい風景や人々の活気を感じ取り、日常から少し離れた感覚を楽しみました。昼食はそばで簡単に済ませ、仕事の合間の短い休息を取りました。
午後はオフィスに戻り、資料作成に集中しました。手を動かし、考えを形にする作業は充実感に満ちており、時間が経つのを忘れるほどでした。
仕事を終え、帰宅後はアニメを観て一日の疲れを癒しました。画面から飛び出す鮮やかな色彩と、心を動かす物語に没頭することで、現実世界の慌ただしさから解放される瞬間です。
この日は、朝から夜まで様々な場面がありながらも、それぞれに小さな喜びや発見がある充実した一日でした。日々の生活の中で経験するささやかなことが、私の人生を豊かに彩ってくれることを改めて感じることができました。
いくつかのヒントから、時には大げさな美辞麗句や形容詞を使ってボリュームを水増しし、まるで本当のようにないことをでっちあげ、文章を紡ぎ出すのは、AIのおはこです。
最初のいくつかの言葉からこれだけの文章を返してくれるのです。
文体が四角四面で小難しい言い回しにしてしまうのもAIの得意とするところなので、ちょっと人間らしくヒューマナイズしてみました。
この文章を、自然な日本語の会話になるように書き直して
すると次のように書き直してくれました。
7:00に起きた朝、新しい一日が始まりました。朝ごはんにはシンプルながらも満足できるサンドイッチを選びました。その後、仕事を始める前にスターバックスでコーヒーを楽しみました。コーヒーの良い香りとともに、一日のスタートを切る準備が整いました。
午前中は外に出て仕事をしました。いろいろな場所を訪れることで、新鮮な風景や人々の活気を感じ取ることができ、日常から少しだけ離れた気分を味わいました。昼食には手軽にそばを選び、忙しい仕事の合間にほっと一息つきました。
午後はオフィスに戻り、資料を作る作業に没頭しました。思考を形に変える作業に集中すると、時間があっという間に過ぎていきました。家に帰った後は、アニメを見てリラックスしました。アニメの世界に浸ることで、日常の忙しさから解放される時間となりました。
この日は、朝から夜までさまざまな経験をしましたが、それぞれの瞬間に小さな喜びや新たな発見がありました。日々の生活の中で感じるこれらの小さなことが、私の人生をより豊かにしてくれていると再確認できた一日でした。
ちょっといい感じになりました。
ちょっと大げさだったり、創作してしまったことにより実際とは異なるところがあるかもしれませんが、そのエッセンスは間違いなく今日の自分の行動や思いです。
そして、これだけのボリュームのある日記、自分だけでは、とてもこれだけの文章は書けなかったでしょう。
AIの力を借りることで、まずは形にしてもらうことができました。
ここまでしてくれたなら、後はちょっと違うなと思うところを書き直したり、自分の経験を書き加えたり、大げさだなと思うところは削除したりなどの編集はそんなに難しくありません。
写真一枚からコメントを書かせる
ヒントを書くのすらめんどくさい、という人は、写真一枚放り込んで見て下さい。
これは無料のchatGPTではできません。有料版のchatGPT Plusが必要になります。
有料版では、写真を添付して内容を判断させる機能がありますのでそれを使います。
(何も言わず、ただ下の画像を添付して送信する)
お願いの言葉もいいません。写真を添付して送信ボタンを押すだけです。
すると、次のような答えが帰ってきました。
このお皿に盛られた料理は、ボロネーゼソースと思しきトマトベースのソースがかかったスパゲッティです。
表面にはパルメザンチーズがふんだんに振りかけられ、香り高い仕上がりとなっています。
また、緑色のパセリが色鮮やかなアクセントを加えており、味だけでなく目にも美しい一皿になっています。
その上にはナスが一枚乗っており、ナスの柔らかな食感がこのイタリアンの定番料理に深みを加えていることでしょう。
食卓に彩りと味わい深さをもたらす、クラシックながらも魅力的な料理です。
「ナス」はまちがいで、実際にはきのこ(しいたけ)です。
しかしそれ以外は、特に太字は正確に写真を分析し、この写真が何であるかを語ってくれています。
せっかくですので日記風に書いてもらいます。
日記風に書き直して。ナスをきのこに変えて。
すると、次のように答えてくれました。
今日の夕食は、家庭の温もりを感じさせる一皿でした。
キッチンに立ち、トマトソースがじっくり煮込まれる音を聞きながら、私はスパゲッティを茹でました。
自家製のボロネーゼソースはトマトの酸味と甘みが絶妙で、そこにスライスしたきのこを加えることで一層深い味わいになります。
アルデンテに茹で上がったスパゲッティにソースを絡めた後、パルメザンチーズをたっぷりと振りかけました。
最後にパセリの緑が鮮やかな彩りを添えて、料理は完成しました。
テーブルについて、一口目を口に運んだ瞬間、きのこの食感とチーズのコクが口いっぱいに広がり、疲れた体に活力を与えてくれました。
私がつくったかのように文章を作ってくれましたので、一言・・
レストランで食べたんです。
ただそれだけです。
すると次のように書き換えてくれました。
今日の夕食は、地元のイタリアンレストランで味わった、心温まるスパゲッティでした。
7時頃にレストランに足を運び、私は居心地の良い窓際の席に腰を下ろしました。店内は柔らかな照明と賑やかな会話で満たされており、すぐにでも心地よい気分になりました。
注文したのは、ボロネーゼソースがたっぷりかかったスパゲッティ。
ですが、ここの特別な一皿には、ナスの代わりにきのこが添えられていました。
熱々のスパゲッティの上には、きのこのスライスが贅沢にトッピングされ、その上からはパルメザンチーズが雪のように降り積もります。
一口食べれば、きのこの旨味とチーズの豊かな風味が口の中で絶妙に絡み合い、それを引き立てるのはトマトソースの鮮やかな酸味でした。
仕上げにパセリが散りばめられ、目にも鮮やかな一皿が完成しました。
この日の夕食はただの食事以上のものでした。美味しい料理を味わいながら、一日の疲れを癒し、明日への活力をもらった気がします。レストランを後にする頃には、満足感と共に、このスパゲッティの味を忘れられない一品として記憶に残ることでしょう。
お腹いっぱいになるような文章ができました。
写真1枚貼り付けて送信するだけでここまで作ってくれるんです。
「いやこんなのあなたの感想じゃないだろ」と言われそうですがそうではありません。
最初の写真を与えたこと、途中で注文をつけてより自分の事実や思いに寄せようとしたこと
これはあくまで私の創作物です。AIに助けてもらって、より自分がいいたかったことにちかづけてもらったのです。
どうしても日記を書く気力がない日は、もしchatTPTに課金しているなら写真一枚から日記を生成してもらうのもあり。
それを「ブログで投稿する」ということが大事なのです。
以上、AIは、「やりたくないな・・」という心のブロックをはずし、なんとかして継続するための重要なてだてになってくれます。
そして、「文章をつくって投稿することに慣れる生活」を無事に全うさせてくれる大事な力になってくれるものです。
次章では、「本格始動期」でのAIとの向き合い方について解説します。
本格始動期におけるAIとの向き合い方
100本の日記を書き終えたあたりからが本格始動期になります。人によりスタート時期はちがいます。
無料ブログ(note推奨)に100本の記事ができたら、いったん棚上げ。独自ドメインを取得してサーバーを借り、wordpressブログを立ち上げます。そして、30本ほどの記事を書いてアドセンス申請を出す準備を行います。
ただし、無料ブログ(note)はこれまで通り継続していくのが望ましいです。せっかく身についてきた投稿生活はできるだけ続けていきたいものです。
1のブログ開始期は、とにかく投稿に慣れるための壁打ちのような意味合いがありましたが、今期からは人に読まれるということを意識した記事を書くことになります。
この時期に30本ほどの記事を書き上げるために、無料ブログで書いた記事から、よく読まれているものを選んできてリライトすることを推奨しています。
同じもののコピペはいけません。二重コンテンツになってしまうからです。同じ記事が2つあるとGoogleの検索に出なかったりなど、後々あまり良い結果にはなりません。
そのために、「リライトする」ということをすすめています。
「リライト」とは書き直すという意味です。「本格始動期」におけるAIとの向き合い方は、まさにこの「リライト」をさせることです。
AIにとってリライトはお手のものです。
元の文章を入兎力して、「これをリライトして」と言えば、すぐに言い回しを変えた文章を作ってくれます。
「本格始動期」におけるリライトは、ただ元記事を書き直すだけでなく、さらに情報を付け加えて、よりコンテンツとして優れた記事にアップグレードすることが必要です。
それは、アドセンス審査に備えるためです。
Googleは、「役に立つ」「読まれる」記事にアドセンス広告をつけたいと思っています。無名の人のただの日記や、情報量のない一般的な文章では広告を掲載しても意味がないので、Googleは広告を付けたくないでしょう。
したがって、アドセンスの審査に合格するためには、質のよい、一定の文字量のある記事が必要になります。
そのために以下のように指示をAIに出してみましょう
Bingに文章を膨らませさせる
文章をふくらませるにおいて、読者の役に立つ文章にしあげるには、正確な情報を付け足すことが必要です。
正確な情報を付け足すためにはウェブ検索をしなくてはなりません。
chatGPTでウェブ検索をするには、有料課金した「chatGPT Plus」でなければなりません。
そのため、マイクロソフトのAI「Copilot」を使います。元は「Bing」と言われていました。これは無料で使える上、検索もできるAIです。
使っている言語モデルは「chatGPT4」なので、無料で使うことを前提にするならCopilotがお得だと言えます。
マイクロソフトのブラウザ「Edge」を立ち上ると、右上にこのアイコンが表示されています。これがCopilotです。
これをおして、以下のように入力します。
以下の文章に、さらに情報を加えて、2000字程度で人の役に立つ文章にして下さい。付け加えた内容のソースも表示して下さい。 「博多駅の麺街道のラーメンだるまでラーメjンを食べた」
たったこれだけの文章が、下のようになって帰ってきました。
博多駅の麺街道のラーメンだるまでラーメンを食べた。
博多といえば、豚骨ラーメンの聖地として知られています。博多駅には、博多ラーメンの名店が集まる「博多めん街道」というスポットがあります。ここでは、博多を代表するラーメン店の味を気軽に楽しめます。
今回は、その中でも老舗の人気店「元祖博多だるま」の博多デイトス店に行ってきました。
「元祖博多だるま」は、昭和38年に渡辺通りに創業した博多ラーメンの老舗です。博多駅の麺街道には、2009年にオープンした博多デイトス店があります。
ここでは、総本店と同じく、毎日スープを絶やさず継ぎ足して作る「呼び戻し製法」による豚骨スープを味わえます。このスープは、豚の香りが強く、コクとトロみがあって、白濁しています。麺は、超極細のストレート麺で、茹で加減は普通かバリカタから選べます。具は、大きなチャーシューとキクラゲ、ネギが入っています。店内には、餃子のタレ、ラー油、胡椒、紅ショウガなどの調味料が置いてあり、好みで味を調整できます。
私は、券売機でラーメン(650円)と餃子(300円)の食券を買いました。
カウンター席に座って、食券を渡すと、すぐにラーメンが出てきました。餃子は、少し時間がかかりましたが、焼きたての熱々でした。
ラーメンのスープは、見た目通りに濃厚で豚臭いですが、それが博多ラーメンの魅力です。
麺は、細くてツルツルで、スープとよく絡みます。
チャーシューは、柔らかくてジューシーで、脂の甘みがあります。
餃子は、皮がパリパリで、中の肉汁が溢れ出ます。ラーメンと餃子の相性は抜群です。量は、ラーメンも餃子も多くないので、女性でも食べきれると思います。満足感は高いです。
「元祖博多だるま」のラーメンは、博多ラーメンの王道と言える味です。博多駅に立ち寄った際には、ぜひ麺街道で試してみてください。お土産用のラーメンも販売されていますので、自宅でも楽しめます。
: 博多めん街道
: 元祖博多だるま 博多デイトス店
: 元祖博多だるま
: 元祖博多だるま 博多デイトス店 – 博多/ラーメン | 食べログ
: 【元祖博多だるま@博多】博多ラーメンの老舗人気店 – 御成門 …
: 元祖博多だるま
いかがでしょうか。
「博多駅の麺街道のラーメンだるまでラーメンを食べた」というたった数十文字の文章が、情報たっぷり、文字数たっぷりの上のような文章にアップグレードされて戻ってきました。
あきれるほどですね。
下の方にはソースへのリンクも付けられているので、内容を確認してみるといいでしょう。
あとは、実際の経験に基づいてところごころ変えるだけです。
写真を入れるのも大事ですね。
noteに書いた記事から30本ほど選んでリライトする「本格始動期」にはおよそ半年をあてています。
しかし、30本の記事をそろえるだけなら、AIを使えば(はまってやれば)一日でできてしまいます。
これと並行して、これまでnoteに書いてきた日記を具体性をあげつつ書き加えていくことになりますので、1日というわけには行きませんが、大幅に期間を短縮することになるのはまちがいないでしょう。
以上が本格始動期におけるAIとの向き合い方です。
次章では、「継続期」におけるAIとの向き合い方について解説します。
継続期におけるAIとの向き合い方
継続期はアドセンスに申請し,通過するまでの時期です。
10年ブログの考え方では,アドセンス通過は必須ではありません。
10年続けていくなかでの信頼構築により,アドさセンスに頼らない収益の柱を作る事ができるからです。
したがって、この時期は質の良いコンテンツを書き続ける事が大切です。
アドセンスはその上でついてくるご褒美にと言うくらいのつもりで挑戦するといいでしょう。
以前と違って,アドセンスは通過しにくくなっています。
私は,2022年の2月と3月に新規ドメインでブログを作り,それぞれ10記事くらいずつ書いて申請、どちらも一度で合格しました。
しかし,それから2年経ってアドセンスの合格基準かなり変動しているように感じます。
良質の専門的な記事を30記事以上書いても通過しない人もいますし,AIだけで10記事程度書かせて合格した人もいます。
こんな状況ではアドセンスに全てをかけてしまうと、疲弊してしまいます。
従って,良質な記事を長く書いた先に得られるご褒美の一つと考えてアドセンスに挑戦するくらいにしておいた方が良いと考えています。
以上の点から,この期におけるAIとの向き合い方は,記事の質の向上と維持のために積極的に使うこととなります。
この時期に大切なことは「書くことをやめない」ということです。
しばらく更新しない日があっても、再開することが大切。そのままやめてしまうことが無いようにしなければなりません。
10年ブログは、続けてなんぼです。長い目で見たら10年間続けていた、という継続力がそのまま武器になっていくのです。
AIは、この「書くことをやめない」ということについて大きな力になってくれます。
過去記事をグレードアップする
読まれていない過去記事をリライトしてブログの記事の一軍に加えること、ブログにたくさんの読者を集めるために大切なことです。
そのために、一般的にはサーチコンソールなどを用いてその記事が検索で表示されているキーワードを見つけて選定し直し、それに基づいて見出しの構成などをし直すことが行われます。
この部分をAIにさせることで時間と脳のリソースの節約を行うことができます。
記事を選ぶ
過去記事から、そこそこの文字数は書いているのにまったくアクセスされていない記事を見つけます。
記事をコピーする
タイトルからまとめまでを全てコピーします。
chatGPT3.5にはりつける
無料版でもできますので、ここでは3.5にしました。有料版の方は、4で行ったほうがより質の良い記事ができます。
送信欄に、コピーした記事を貼り付け、以下のように指示を出します。
以下の記事を読み込んで「はい」と返事をして下さい。
~この下に記事を貼り付ける~
2024年1月現在、chatGPT3.5で読み込める文字数はかなり増えています。以前は2000文字程度で限界だったのが、今では3000文字以上読み込むことができます。
今回貼り付けてみた記事は「文字数カウント」サイトで調べてみると、3021文字ありましたが、ものだいなく読み込んだ上「はい」と返事をしてくれました。以前は3000文字も読ませようとすると、「文字数の限界を超えています」というメッセージが出ていました
読み込みもできないのに「はい」と返事だけしたのではないことは、以下のとおり内容を要約してくれていますので間違いありません。読み込めています。
リライトの指示を出す
内容を読み込んでいることがわかったので、以下の指示を出します。
この記事には、全くアクセスがありません。検索キーワードを設定して書かれていないので、検索されないのです。
そこで、SEOのプロであるあなたに聞きます。
この記事をアクセスを集める記事に書き直して下さい。
その際、以下の手順で進めます。
【手順】
1.この記事にアクセスを集めるためのキーワードを、「◯、◯」という形で記事の内容に基づいて選定。2語以上。3語が望ましい
2.設定したキーワードに基づく見出し構成の設定
3.設定した見出し構成に基づき、記事をリライト
【制約事項】 元記事は3000文字あるので、それを下回らないこと
以上を1から順に実行して下さい。手順1つごとに私に確認しながら進めて下さい
望ましい結果が得られないときには、この文章をなおしながら、やりなおして、最適な結果が得られる指示語を見つけて下さい。
渡しの場合は、以下のように回答してくれました。
キーワードを提案してくれたので、次のように指示を出しました。
メインキーワードは、ここでは提案されたキーワードから選んでいますが、実際にはブラウザのサジェスト機能を使いながら実際にアクセスされている検索語を使うのが望ましいです。
しかし、このやり方でも、設定したキーワードで以前の記事よりは何らかの検索に引っかかるでしょう。
以上の指示を出すと、次のように記事構成をつくりなおしてくれました。
次にリライトの指示を出します。
上の指示では、見出し1つずつ確認をしながら進めるようにしています。
一度に全部をやると、見出し一つ一つが指定した文字数で書いてくれません。せいぜい200文字程度しか書いてないのに「それぞれ800文字ずつ書きました」と言ってきます。
1つずつやらせるとちゃんと800文字といった大きな文字数でも書いてくれます。
それでも588文字しかありませんが、十分ですので、次に進めていきます。
見出し4まで書かせた後は、冒頭文とまとめも書かせました。
あとはすべてコピーしてブログに貼り付けます。
自分で言葉を書き足してもいいですが、元々が自分の言葉で書いたオリジナルな文章なので、いいまわしを自然に変えるくらいでいいでしょう。
以上、「4 継続期」では、リライトをするに当たって以上のようにAIを付き合うことができます。
次章では、「発展期」でのAIとの向き合い方について解説します。
発展期におけるAIとの向き合い方
「50歳からのブログ運営戦略」のロードマップでは、発展期はアドセンス通過以降の時期としています。
しかし、2024年最新版では現在はアドセンス通過を必須としていないので、発展期の開始は自分の判断できめましょう。
これまでどおり「アドセンスに合格したら」でもいいですし、1年間やめずに書き続けられたら、アドセンスに合格していようといまいと「今日から私のブログ運営は発展期に入る」と決めてもいいでしょう。
誤解がないように言っておくと、「ブログを書くのを辞めない」というのは、1日書かなかったらアウト!ではありません。
体調不良だとか、気力の減退だとか、仕事が忙しすぎて・・だとか様々な理由で書けないこともあります。
しかし、また再開すれば、それは継続したことになります。
私は「三日坊主リピーター」という言葉を長いこと使っています。
三日坊主を何度も繰り返すのが継続することの秘訣という意味です。
三日坊主を1年間繰り返せば、それは1年間やめなかったことと同じです。
「今日から継続期」と決めたら、その日を起点に「アドセンスに合格した」または、「1年間やめずに続けた」日をもって、発展期に入りましょう。
この時期は、ブログ運営を初めてすでに2年ほど経っている時期です。あとは8年間、ひたすらブログに記事を書いて「10年ブログ」を育てつつ、自分のブランディングを進めていきます。
自分のブログのジャンルを絞るためにAIに相談する
発展期の大事な仕事は、ジャンルを絞るということです。
10年ブログはいわゆる「ごちゃまぜブログ」ではなく、自分というものを出して(本名や顔をさらすということではなく)、ブランディングをしていく運営を行います。
したがって、ブログを見れば「この人は、こんな発信をしている人なんだな」ということがわかるようにする必要があります。
よくいわれる「ブログを名刺代わりにする」ということができるブログに育てていくのです。
そのために、これまで書いてきた内容からジャンルをいくつかに絞り、特化させていくのです。
とは言ってもどのジャンルに特化したらいいのか判断が難しい、という場合もあります。
そのために、ここではAIに相談してみるのもいい方法です。
私の場合、10年間ブログを続けて来るうちにカテゴリをなんどか絞ろうとしましたが、結果的に肥大化して、現在はとんでもないことになっています。
そこで、次のように相談してみました。
私のブログのカテゴリは以下のとおりです。
10年ブログの歴史,
ブログ運営部,
Kindle出版部,
イラスト部,
YouTube部,
メモ・ノート・手帳部
ツール部,アップデートトーク.
デジタルコンテンツ部,
Canva部
chatGPT部,
Midjourney部,
NFT部,
ガジェット部,
ゼロからNotion,
ネットビジネス部,
マインクラフト部,
今となっては役にたたない記事,
定年後対策部,
知的迷走日記保管庫,
読書部,
黎明記。
あまりにも多いので、4つほどに絞りたいと考えています。相談に乗って下さい
書いていて呆れるくらいです。私はこれまで何年もジャンルを絞ることに失敗し続けてきたと言えます。
これについてchatGPT3.5は次のように答えてくれました。
もちろん、ブログのカテゴリーを4つに絞ることは重要です。ここで、あなたのブログの内容に基づいて4つの主要なカテゴリーを提案します。これにより、読者が興味を引きやすくなり、ブログが整理されるでしょう。
- ブログの歴史と成長:
- このカテゴリーでは、過去10年間のブログの進化と発展について書けます。最初のブログ投稿から現在までの洞察や、読者との交流、成長ストーリーなどが含まれます。
- クリエイティブコンテンツ制作:
- このカテゴリーでは、Kindle本、イラスト、YouTube、デジタルコンテンツの制作に関連する情報を提供します。ライティング、イラスト制作、YouTube編集、コンテンツマーケティングのヒントやトリックなどを共有できます。
- ブログ運営とツール:
- このカテゴリーでは、ブログの運営に関連する情報を提供します。SEOのベストプラクティス、ツールの紹介、運営戦略、読者エンゲージメントの方法などが含まれます。
- テクノロジーとガジェット:
- このカテゴリーでは、ガジェット、NFT、ゲーム(例:マインクラフト)、ネットビジネス、ソフトウェアツール、ノート取りアプリなどのテクノロジー関連のトピックを扱います。
これらの4つのカテゴリーは、あなたのブログを簡潔で分かりやすくカテゴライズするのに役立つでしょう。また、読者が特定の関心事に簡単にアクセスできるようになり、ブログの成果を最大限に引き出すのに役立つはずです。
画面は以下のようです。
chatGPT3.5に問い合わせてから上の答えが出るまで5秒かかりませんでした。
ただし、chatGPTは、ジャンルを4つに絞ったのではなく「4つにまとめた」という感じです。
そこで、ジャンルを減らして4つに絞りたいのだということを伝えました。
ありがとう。 でもここではたくさんのカテゴリをまとめて4つにするのではなく、いくつかのジャンルを切り捨てて4妻で減らしたいのです。
すると、次のように答えてくれました。
理解しました。ブログのカテゴリーを4つに絞るために、いくつかのジャンルを削除したいということですね。それでは、以下のカテゴリーを中心に絞り込む提案をします。
- ブログの歴史と成長:
- このカテゴリーを維持し、ブログの成長と歴史に焦点を当てます。10年間のブログの歩みや、読者との交流、成長の記録などを共有します。
- クリエイティブコンテンツ制作:
- Kindle本、イラスト、YouTube、デジタルコンテンツ制作に関連するトピックをまとめます。クリエイティブなプロセスやコンテンツ制作のヒントなどを提供します。
- ブログ運営とツール:
- ブログ運営、SEO、ツールの使用に関する情報を提供します。読者エンゲージメント、ツールのレビュー、ブログ戦略に焦点を当てます。
- テクノロジーとガジェット:
- ガジェット、NFT、ネットビジネス、ソフトウェアツールなど、テクノロジー関連のトピックを包括的にカバーします。ゲーム(例:マインクラフト)も含めます。
これにより、カテゴリーを4つに絞り込み、ブログの焦点を保ちつつ、幅広いトピックをカバーできるはずです。必要に応じてこれらのカテゴリーを詳細にカスタマイズして、読者に価値のあるコンテンツを提供できるようにしましょう。
あまり変わっていない印象ですが、「削除して減らす」という考えは理解してくれているので、さらに相談を続けていけば、よい具合に絞ってくれると思います。
また、このやり取りを続けている間に、何を削除すればいいのかというヒントも頭に湧いてくるでしょう。
集客力の向上
発展期では、SEO(検索エンジン最適化)のことを少しずつ覚えて、検索によるブログへの流入を増やすことができるようになることも大切なことです。
例えば、バレットジャーナルの書き方を詳しく知りたい時、ブラウザの検索窓に「バレットジャーナル 書き方」と入力しますよね。その時にずらっと記事が表示されますのでそこから自分の知りたいことに合っていると思われる記事を探してクリックします。
この時、あなたの記事が1ページ目に表示されていれば、そこからあなたのブログに記事を読みに来てくれる可能性が大きく高まります。
この読者の行動から逆算して、「この検索語でこのように記事を書けば、1ページ目に表示されるだろう」と考えて記事をつくることをSEOと呼んでいるのです。
継続期でアドセンスに通過している場合、呼んでくれる人が多いほど収益を増やすことができるようになるので、集客の必要性はわかりやすいですね。
アドセンスに頼っていない人も、自分のブランディングのためにはできるだけたくさんの人に読んでもらったほうがいいので、集客の必要性は変わりません。
発展期では、意図的に集客することが大切になり、そのためにSEOの知識を少しずつ身に着けていきましょう。
しかし、本を読んだり調べたりしてゼロから知識を学んでいく必要はありません。AIにまかせるところはまかせればいいからです。
そのためには、すでに書いた記事にSEOを施すリライトをAIにお願いしてみるのはいかがでしょうか。
ここでは、私の記事のうち、ほぼアクセスがない記事をAIに相談してみました。
以下の記事にはまったくアクセスがありません。 この記事にアクセスが集まるためには何をしたら良いのか具体的に教えてください。
タイトル「iOS17の新機能で、写真が簡単に切り取れるように」
本文「 iOS17で、簡単に写真を切り取れるようになりました。 写真を表示してピンチし、拡大させると,上に「切りとる」というボタンが現れます。 これにより,とても簡単に撮った写真を必要な部分だけ切り取ることができるようになりました。」
たった数行の記事です。とりあえず必要事項を書いておいて後から追記しようと考えてそのままにしてしまっていた記事です。
訪ねたのは無料版のchatGPT3.5です。
これに対して、次のように答えてくれました。
記事にアクセスが集まるためには、いくつかの戦略が考えられます。具体的なアクションを以下に示します:
- SEO対策の実施: 記事のタイトル、見出し、および本文には、関連キーワードやフレーズを適切に配置することが重要です。たとえば、「iOS17」「写真切り取り機能」「写真編集」「画像加工」などのキーワードを含めると、関連する検索クエリに記事が表示されやすくなります。
- ソーシャルメディアでの共有: 記事を人々と共有することで、アクセスを増やすことができます。Twitter、Facebook、Instagramなどのソーシャルメディアプラットフォームで記事を共有し、関連するハッシュタグを使用して注目を集めることが重要です。
- 専門コミュニティへの投稿: iOSや写真編集に関する専門的なコミュニティやフォーラムに記事を投稿することで、ターゲット読者にリーチすることができます。Redditのr/iOSやr/photographyなどのサブレディット、または関連するテクノロジーコミュニティやフォーラムに投稿することが考えられます。
- ウェブサイトやブログへのリンク: 関連するウェブサイトやブログに記事へのリンクを依頼することで、アクセスを増やすことができます。特にiOSや写真編集に関する情報を提供するウェブサイトやブログにリンクすることが効果的です。
- コンテンツマーケティング: 関連するテーマに関する他のコンテンツとの連携を図ることも重要です。他の関連記事やガイドとリンクし、ユーザーが関心を持つ可能性のあるコンテンツに誘導することができます。
これらの戦略を組み合わせることで、記事にアクセスを集めることができます。SEO対策とコンテンツの質を向上させ、積極的にプロモーションを行うことが重要です。
一般的な集客の手立てが提案されています。
タイトルと内容を元に、読者が求める知りたいことを想定して、「『iOS17』『写真切り取り機能』『写真編集』『画像加工』などのキーワードを含める」といった具体的な提案をしてくれていますね。
ほかにもSNSでの集客等いろいろ教えてくれるので勉強になりますね。
ここで知りたいのは「1SEO対策の実施:」ですので、改めて以下のように聞いて掘り下げます。
1について、この記事に具体的になにをしたらいいですか
記事にアクセスを集めるために、以下の具体的なSEO対策を実施することが重要です:
- キーワードの適切な配置: 記事のタイトルや見出し、そして本文中に「iOS17」「写真切り取り機能」「写真編集」「画像加工」などの関連キーワードやフレーズを適切に配置します。例えば、タイトルや見出しに「iOS17の新機能で、写真が簡単に切り取れるように」というフレーズを含めることが重要です。
- メタデータの最適化: 記事のメタタグ(meta tags)やメタディスクリプション(meta description)を適切に設定します。メタディスクリプションは、検索結果ページに表示される記事の要約です。記事の内容を簡潔に説明し、関連キーワードを含めることが重要です。
- 内部リンクの追加: 他の関連記事やページへの内部リンクを追加します。例えば、iOSの他のバージョンに関する記事や写真編集のガイドにリンクすることで、読者が関連コンテンツにアクセスしやすくなります。
- 画像の最適化: 記事内の画像のファイル名やALTテキスト(alternative text)を適切に設定します。画像ファイル名やALTテキストにも関連キーワードを含めることで、画像検索結果からのトラフィックを増やすことができます。
- コンテンツの質の向上: 記事の内容を正確で有益なものに保ちます。ユーザーが求めている情報を提供し、価値のあるコンテンツを提供することが、SEOにおいても重要です。
これらの具体的な手法を用いて、記事のSEOを強化し、検索エンジンからのアクセスを増やすことができます。
たしかにこの5つのことは、SEOの対策においてとても大切なことばかりです。
知りたいのは「5.コンテンツの質の向上」です。
そこで次のように聞いてみました。
「5コンテンツの質の向上:」については、どうしたらいいですか。 実際にこの記事をもとに書き直して下さい。
すると次のように書き直してくれました。
記事のコンテンツの質を向上させるためには、以下の点に注意して記事を書き直すことが重要です。以下は、与えられた記事を基にした書き直しの例です
タイトル: iOS17の新機能: 写真の編集がさらに簡単に
iOS17がリリースされ、写真の編集機能に革新がもたらされました。新たな機能を活用して、写真をさらに美しく編集しましょう。
本文:
iOS17の最も注目すべき新機能の1つは、写真の編集が格段に簡単になったことです。写真を撮った後、必要な部分を簡単に切り取ることができます。
新機能を利用するには、写真を表示してピンチし、拡大させるだけです。すると、画面上部に「切りとる」というボタンが現れます。このボタンをタップすると、写真を必要なサイズに切り取ることができます。これにより、写真編集の手間が大幅に削減され、素早くプロフェッショナルな仕上がりを実現できます。
さらに、iOS17では切り取った写真を編集する機能も強化されています。色調補正やエフェクトの追加など、さまざまな編集オプションを活用して、写真をさらに美しく仕上げることが可能です。
この新機能により、ユーザーは写真をより自由に編集し、クリエイティブな表現を楽しむことができます。iOS17を利用しているユーザーは、ぜひこの新機能を試してみてください。
このように、記事を書き直すことで、読み手にとってより有益で魅力的なコンテンツを提供することができます。記事の内容を充実させ、読み手が興味を持ちやすいような情報を提供することが重要です。
冒頭文が挿入され、記事も内容が増えています。
まだまだ文字数が少ないので、ちょっと文字数を増やしたくなりますね。
そこで次のようにお願いしました。
この記事の文字数をさらに増やし、2つの見出しで構成される記事にしたいと思います。 内容を追記して、全体をリライトしてください。
すると次のようにリライトしてくれました。
タイトル: iOS17の新機能で写真編集が革命的に進化!
見出し1: 写真を切り取って自在に編集
iOS17のリリースに伴い、写真編集機能が大幅に強化されました。新しい機能を活用することで、写真の切り取りから細かな編集まで、手軽に行うことができます。
iOS17の最も注目すべき機能の1つは、写真の切り取りが格段に簡単になったことです。写真を表示し、ピンチ操作で拡大すると、「切りとる」というボタンが表示されます。このボタンをタップすると、写真を必要なサイズに切り取ることができます。さらに、切り取った写真を加工する機能も強化されており、色調補正やエフェクトの追加など、多彩な編集が可能です。
見出し2: プロのような仕上がりを手軽に実現
iOS17の新機能を使えば、プロのような仕上がりを手軽に実現することができます。写真を切り取り、加工し、瞬時に共有することができるため、クリエイティブな表現がさらに広がります。iOS17を利用して、自分だけのオリジナルな写真作品を生み出してみませんか? iOS17で写真編集の楽しさを体験しましょう!
このように、iOS17の写真編集機能は、ユーザーにとって革命的な進化を遂げています。新しい機能を積極的に活用し、クリエイティブな写真作品を楽しんでください。
見出しが増えて、それなりに体裁が整ってきました。
タイトルにメインの伝えたいことである「切り取り」が入っていませんし、見出しにもキーワードが含まれていませんのでまだ十分なリライトではありませんが、すくなくとも最初の数行の記事よりは格段に内容が充実しています。
なお、同じ質問をchatGPT4に投げかけると以下のように返してきました。
タイトル: iOS17における革新的な写真編集機能の紹介
iOS17が市場に登場し、その写真編集機能に目覚ましい進化が見られます。新しく追加された機能を駆使することで、写真の魅力を最大限に引き出しましょう。
写真編集がより直感的に
iOS17のリリースと共に、写真編集プロセスが飛躍的に進化しました。特に、写真のトリミング機能が格段に使いやすくなった点は、多くのユーザーにとって注目の価値があります。撮影した写真に対して、手間をかけずに精度高くトリミングを施すことが可能になりました。
写真を編集する際には、表示された写真に対してピンチイン・ピンチアウトのジェスチャーを使って拡大・縮小し、その後、画面上部に表示される「切り取り」ボタンを選択するだけで、必要な部分を簡単に切り取ることができます。この改善により、ユーザーは以前にも増して迅速に、かつ効率的に写真編集を行うことができるようになりました。
編集オプションの拡充
iOS17では、トリミングされた写真に対する編集機能がさらに充実しています。色の調整、エフェクトの適用といった多彩な編集ツールが用意され、ユーザーは自分の写真をよりアーティスティックに、また個性的に仕上げることができます。これらの編集オプションを駆使することで、どんな写真も思いのままに美しく加工することが可能です。
iOS17に搭載されたこれらの新機能は、ユーザーがより自由度の高い写真編集を実現し、自身のクリエイティビティを存分に発揮するためのものです。iOS17を手にしたユーザーならば、是非ともこれらの新しい写真編集機能を体験してみることをお勧めします。
冒頭文とまとめの部分も付け加えてくれています。内容もより具体的な表現になっています。
さて、補足ですが、タイトル自体を提案してもらうということもできます。
SEOの具体的な提案の「1 キーワードの適切な配置」では、具体的なタイトル案も出してくれていました。
「iOS17の新機能で、写真が簡単に切り取れるように」というタイトル案は、元の記事のタイトルそのままで、私がとりあえずキーワードだけ含めて適当につけておいたものです。サブタイトルもありません。なので、タイトルをさらに掘り下げてもいいでしょう。
そこで、次のように聞いてみました。
この記事で、SEO的に効果のあるタイトルを3つ教えてください。それぞれサブタイトルを付けて31文字以内で提案して下さい。
すると、以下の3つを提案してくれました。
タイトル: iOS17の新機能で写真編集が革命的に!
サブタイトル: 写真を瞬時に切り取り、プロの仕上がりへ
タイトル: iOS17の写真編集機能をマスターしよう!
サブタイトル: タップひとつで写真が大変身、編集がもっと楽しく
タイトル: 写真加工の新時代、iOS17で体験せよ!
サブタイトル: 切り取りから加工まで、スマホで完結する写真編集
あとは、これらのリライトの提案を取り入れながら、自分の日頃使う言葉を使って書き直していくといいですね。
このようなことを繰り返しながら、SEOの知識を少しずつ増やし、ブログへのアクセスを増やしていくことができます。
ブログの記事から、YouTube動画をつくる
発展期では、10年ブログの構築のためにその後ひたすら続く長い期間の中で、自分のブランディングを進めるためにさまざまなメディアにに挑戦し、ブログと連携させていきます。
こっこではブログに書いた記事の内容をYouTube動画として作り直すことに挑戦してみましょう。
ブログは読まないけど、動画を見るという人たちはたくさんいますので、YouTube動画を作ることで、そんな人達にも自分の考えを伝えることができます。
ここでは、記事の内容をもとに動画の台本をつくることをAIにまかせてみましょう。
今回はこの記事を選びました。
2,790文字なので、無料版のchatGPT3.5でも読み込める文字数です。
そこで以下のようにchatGPTに指示を出してみます。
以下の文章の内容を読み込んだら「はい」と答えて下さい。
【文章】 タイトル「シニアは,ブログや音声,動画に記録を残そう」 僕たちは,史上初めて60代でブログやTwitterについて語れる世代です。 そんな僕たちにできることは何なのか考えてみました・・・(以下、記事の文章を貼り付けています)
上のように、まず読み込ませておいて、それから指示を出すと、chatGPTに伝わりやすいです。
「この文章を読み込んで、動画の台本を作って下さい 『貼り付けた文章』」のように一度で済ませようとすると、chatGPTが混乱してうまくやってくれないことがあるので、「読み込ませる」「指示」のように細かにステップをわけてやると、よい結果を返してくれます。
すると次のように帰ってきました。
タイトル: シニアがリアルタイムで加齢記録を残す方法とその意義
イントロ
- シニア世代がインターネット上で自身の経験や考えを共有することの重要性について語る。
- ブログやソーシャルメディアを通じて60代以上の人々がリアルタイムで加齢記録を残す新しい時代の幕開け。
第1セクション:新たなシニア世代の台頭
- 60代以上の人々がブログやTwitterなどのオンラインメディアを活用し、自らの経験や考えを発信することが可能になった背景を紹介。
- 過去には高齢者の知見がオンライン上で記録されることはなかったが、現在はそれが可能であることの意義を探る。
第2セクション:リアルタイム加齢記録の意義
- リアルタイムでの加齢記録が持つ意義とは何かを解説。
- これまで見落とされてきた高齢者のリアルな生活や知識が共有されることで、若い世代にとっても示唆に富む情報源となることを強調。
第3セクション:加齢記録の方法
- 加齢記録を残すための具体的な方法を紹介。
- ブログの開設や更新方法についての解説。
- 音声記録やPodcastの制作手法についての説明。
- YouTubeチャンネルの開設や動画配信の手順についてのガイド。
第4セクション:僕たちの使命
- 今後、シニア世代が加齢記録を残すことの意義と使命について論じる。
- 高齢者が自身の生活や知識をリアルタイムで共有することで、次世代に良い影響を与えることを強調。
結び
- シニア世代がリアルタイムでの加齢記録を通じて、社会に貢献する姿勢や使命感を示す。
- 視聴者に自らも加齢記録を残すことの重要性を考えさせるメッセージを送る。
エンディング
- シニア世代がリアルタイムで加齢記録を残すことの意義について改めて強調。
- 視聴者に自らも加齢記録を残すことへの参加を呼びかける。
chatGPTが作ってくれた台本をもとに、Canvaでスライドを作ります。
Cnavaのトップページに行くと、「Docs」というアイコンがあります。これをクリック。
すると、以下のようなエディタ画面が現れます。
こちらに、先程chatGPTが作ってくれた台本を貼り付け。
変換を押します。
好きなデザインを選びます。
選んだら、「プレゼンテーションを作成」を押します。
すると、次のようなスライドを作ってくれました。
このスライドを、動画編集ソフトにはりつけてアフレコなどを入れれば動画の完成です。
記事を選んでからchatGPTに台本を作らせ、スライドを作るまで5分もかかりません。
AIを使うと、以上のようなYouTubeへの展開がとても簡単になります。
動画を投稿するときは、説明欄にもとに記事のURLも貼り付けておきましょう。
また、記事にも「動画を作りました」というリンクを貼り付けておきましょう。
次回は、「note」への展開について解説します。
ブログの記事を要約してnoteに掲載する
発展期では、ブログ開始期や本格始動期で書いてきた無料ブログとしてのnoteも積極的に書いていきます。
ここでのnoteの使い方は
- 10年ブログで絞ったジャンルからはみ出る内容の受け皿として
- 自分のブランディングの裏事情など、掘り下げたり広げたりする場として
- 10年ブログの記事や企画の紹介、告知の場として
- 小さな知的生産の場として(Xでのポストの集積場)
- 新たなファンの獲得の場として
- 有料ノートやマガジンなどによる収益の場として
など、いろいろな内容が考えられます。
noteには、たった140文字の「つぶやき」という投稿のありますし、有料ノートのように3万字もの文字数のnoteもあります。
幅広い内容や分量の内容を許容してくれるのがnoteです。
ですので、noteをできるだけ頻度高く更新していくことっは、10年ブログを支える意味でもおすすめしたいことです。
ここでは、ブログとの連携の1つとしての「ブログ記事の要約」をしてみましょう。
以下の記事をnoteで要約してみます。
この記事は1,800文字ほどの短めの記事です。
これをすべてコピーします。
無料版chatGPT3.5でも、3,000文字ほどは読み込めるようになっているので、1,800文字くらいなら簡単に読み込めます。
以下の文章を読み込んだら、「はい」と答えて下さい。
Kindle本で無料キャンペーンをするわけ
Kindle本を出版する時、Kindleセレクトに参加するかどうかを選択する場面があります。 参加すると、kindle unlimitedで無料で読んでもらえるとともに、90日に一度無料キャンペーンを行う~以下本文~
すると「はい」と答えてくれるので、「以上の文をで要約して下さい」と指示します。何文字でも構いません。文字数をいれなくてもいいです。
以上の文を要約して下さい
すると、以下のように要約してくれました。
Kindle本の無料キャンペーンは、Kindleセレクト参加者が90日ごとに行える。無料で購入すると、読者にとっては所有感が生まれ、販売実績も向上する。Kindle unlimitedとの違いは、無料購入した場合でも返さずに読み続けられる点。販売者にとっても無料キャンペーンは利益になる。Amazonは無料での購入を実績として認識し、売れ筋順位が上がることでより多くの人に目にされやすくなる。
少し少なめですが、noteはこれくらいの文字数でもちゃんと許容してくれます。
この文章にブログの記事へのリンクを張って投稿することで、noteのフォロワーが読んでくれてブログに来てくれるかもしれません。
また、ブログに外部のメディアからリンクが貼られることは、ブログにとってもよいことになります。
おわりに
2022年の秋にchatGPTが登場してから、世の中の生産についての様相はがらりと変わりました。
2023年になると世界の大多数の人がAIにふれるようになりました。そしてテキストにとどまらず、画像、音楽、動画などさまざまな分野でジェネレーティグAI(生成AI)が発表されました。
chatGPTの他にもマイクロソフトのBing(現Copilot)、GoogleのBARDどの巨大プラットフォームが、それぞれのサービスに実装しはじめました。
それにともない、catGPTもマルチモーダルといって、画像も計算も扱えるようになってきました。
以上のAI側の発展に伴い、多くのメディアでAIが活用されるようになりました。
メディアの世界では、 2023年の早い時期からキュレーションメディアの「バズフィード」が生成AIを使って記事を書くことを明言しました。
ヤフーコメントでは、AIを使ったコメントの要約が行われています。
個人が書くブログでも普通にAIを使って記事を生成することが当たり前になってきましtあ。
出版の世界でもAIが使われてきています。
2023年の2月、ホリエモンさんが、表紙、画像、テキストの全てをAIで作った本をAmazonのKindleから販売しました。
おそらくKindle出版でAIを駆使した初めての例だと思います。
その後、雨後の筍のようにAmazonのKindle本にはAI生成のタイトルが並び、一時は写真集などの分野で上位を独占していたことがありました。
また、小説の分野でもAIが使われ始めています。
2024年にはAIを駆使した芥川賞作家が生まれました。
先月、芥川賞に選ばれた九段理江さんの「東京都同情塔」。
NHKWEB
急速に広がる「生成AI」がテーマの一つで、記者会見では九段さん自らが「生成AIを駆使して作った」と語り、話題になった。
音楽の世界でも広くAIがつかわれるようになりました。
詩を入力してジャンルやビートを指定しただけで、本物と遜色ないフルコーラスの曲を作ってくれるAIが登場。
カバー絵までつくってくれるため、これで作った曲を集めてCDを作るといった取り組みも行われています。
AI生成曲で創作した「ランキング」動画なども作られており、表現の世界がまずます広がっています。
2023年11月には、ビートルズとしての最後のシングル「Now and then」が発表されました。
これは、昔ジョン・レノンがピアノで弾き語りをしていたものをもとに、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターが、生前に録音だけされたいたジョージ・ハリソンのギターを加えて完成させたものです。
1995年に、ジョンが残した曲に他の3人のメンバーが加わって2曲のシングルをはーっピョウしましたが、この「Now and then」もいっしょに録音されていました。しかし、当時の技術では、ジョンのボーカルとピアノとが混ざりあった音源からジョンの声だけを抽出することができず、この曲だけお蔵入りになっていたのです。
ところが、AIの技術により分離が成功。この度晴れた陽の目を見ることになったのです。
かけばきりがありません。
そして、これからもどんどんAIの進歩とともに、そこから生成される分野が増え、質が向上していくでしょう。
このような状況において、「AIが生成したものを使っていいのか」「AIに仕事を奪われてしまうのではないか」という議論が2023年のはじめ頃はよく行われているのを目にしましたが、2024年になってもはやだれもそんなことはいわなくなりました。
AIを使ってさまざまなものを生成するのが当たり前の時代になったからです。
機関車が登場した時、あんな早い乗り物社内では真空状態になって人は生きていられないという人が鉄道を避難したり、
タイプライターを打っていたときにワープロの登場を快く思わなかった人がいたりしたように
AIの是非を考える時代ではなくなりました。
世の中の「生産」というものの枠組みは大きく変わったのです。
こんな何百年に一度あるかないかという大きな大革命の時代において、私たちは、小さな小さな自分のブログのことを考えてきました。
ブログでゼロ→1を行うのはもはや当たり前の時代です。
この時代にいち早く飛び込み、AIを駆使しながら10年ブログを書くことはもはや必須といえるかもしれません。
そして、AIが人間の世界にとけこみ、もはやAIなどと特別な呼称でよばれなくなっていく変化を感じて下さい。
※この記事は、2024年4月にKindleで出版されます。
コメント