2023年3月頃買ってきました本を、scrapboxにメモを取りながら再読しています。
この記事はツェッテルカステンで言えば,文献メモに相当するものです。
本を読んで自分の言葉でメモを書いていくわけですが,そのままブログの記事にできそうなので、scrapboxに書く時にそのままこちらにも追記しようと思いました。
目次
購入の動機
YouTubeで、Notionについての動画を見ていた時、ツェッテルカステンについての動画をいくつか見ました。
そこで関心を持ったので、基本から学んでみたいと思い、購入したものです。
本の目次
- メモのとり方を知れば、大作が自然に書ける
- メモはとればとるほど財産になる
- 必要なのはシンプルに「紙」と「ペン」
- 「メモ」はあなたのオリジナルの「思考」を生む魔法のツール
- メモを取れば、書くことではなく「思考」に集中できる
- メモを撮るときは、ツンがりを意識する
- メモを取れば、オリジナルのテーマと資料が自然に揃う
- メモがあれば、大作も書ける
- メモを撮ることは、「考え」「覚える」共用にもなる
- 読書メモは自分の言葉で書こう
- メモをとることは最高に学ぶことでもある
- メモ同士を繋げれば、次から次へアイデアが発展していく
- メモを取ればアウトプットができる
- 何かをひらめく度にペンを取ろう
以上の目次にそって、学びを自分の言葉でScrapBoxに取っています。まだ途中なのでメモを取るたびに、こちらにも追記していきます。
メモのとり方を知れば、大作が自然に書ける
ルーマンは,メモを作るたびに,既存のメモと繋がりを作っていた。
つまりリンクを貼っていた。
これをしなければ,そのメモは孤立する。
メモを作るとは,リンクを貼って繋がりを作るまでを言うのだ。
自分の言葉で書く意味
ツェッテルカステンではなん度も「自分の言葉で書く」という言葉が出てくる。それは、内容を本当の意味で理解することだ。
自分の言葉で書き直す時に使うのは,情報のエッセンスの理解だ。エッセンスを汲み取ることが,理解したと言うことだ。
メインのツェッテルカステン、つまり永久保存メモを書く時
読書をした時に学んだことをメモにする時,それがすでに自分の中にある知識,関心,進めている研究などとどのような関係があるのかを考えて書く。
つまりは、それが他のカードとの関係性を作ること,つまりネットワークを作ることだ。(最初のメモにすでに書かれていた。)
そしてこの時点で,すでに蓄積からネットワークづくりに入っている。
メモはとればとるほど財産になる
すでに持っている知識に蓄積するのがポイント
読書なり,それから学んだメモを取るなりする時には,すでに自分の中にある知識への追加ということを意識すると,その知識はうまくネットワークに組み込まれることになります。
2017年頃「日記の研究」をしていた時にはそれをやっていました。
集まれば集まるほど疑問が湧き,足りないことがわかる。そこでさらにそれ埋めていくという読み方をしていました。
まさに、ルーマン氏の読書メモのとり方をしていました。
メモから生産につなげる時
生産をする時には、メモをアウトライナーに並べる
とあります。つまり、生産につなげるときにはそれようにツールを使うということです。
本の著者にとって、いざ生産のフェーズで活躍するのはアウトライナーということです。
私のやり方もそうでした。
しかし、今回、私はWorkFlowyに書いた一時メモを、ScrapBoxに入れるということをしておらず、長年WorkFlowy自体を保管場所にしてしまっていたことに気づきました。
WorkFlowyを「保管場所」にしてしまった間違いとは
長いことメモの保存自体をWorkFlowyにまかせてしまっていたのは間違いだったと気づきました。
それは、WorkFlowyに保管しておくと、あらたな知のネットワークは生まれにくいからです。
例えば、僕は「日報」というトピックの中に、年、月、日という3つのトピックがあり、その中に日々のメモが蓄積される形を取っています。
この事により2014年からのメモは全てここに蓄積されてはいますが、日報という枠を超えたメモ同士のネットワークがつくられていないわけです。
つまり、WorkFlowyは構造上すでに「レベル」という違いが作られるため、別のレベルやトピックに入っているメモ同士に繋がりを作ることが難しいのです。
それは気づいていましたが、しかし小さなメモを大きな本にまで書き上げる「知的生産をする場所」に最初からおいておくことを重視していたため、ネットワークを作るということをおざなりにしてきた感があります。
WorkFlowyは「一時的なメモの保管場所」であり、「知的生産をする場所」であるという2つの面で考えておいたほうがよかった。
使い方としては、まず最初の走り書きメモにWorkFlowyを使うのはいいとして、そこからScrapBoxというツェッテルカステンに移しておく必要があります。
ScrapBox上で新たな知のネットワークができたら、改めてWorkFlowyに移して生産するという形です。
Roamresearchという選択はおおいにある
この点、RoamResearchを使えば、保管もネットワークづくりもどちらも可能です。
RoamResearchは、WorkFlowyとScrapBoxのよいところをどちらもそなえているからです。
アウトライナーとしての機能も、メモ同士のリンクと言う機能も持ち合わせているからです。
なので、保管場所としてだけでなく、そこで知のネットワークが生まれるし、生まれたアイデアをアウトライナー機能で知的生産につなげることもできるのです。
私は仕事でこの用途で2年間RoamResearchを使い、たくさんの仕事を作ることができました。
ツェッテルカステンづくりでなぜそれをやらないかというと、仕事が一区切りついたので、また使い慣れたWorkFlowyに戻ったからです。しかし戻る時に「知のネットワークづくり」という感覚はおいてきてしまいました。
RoamResearchでは、メモを保管するだけでネットワークづくりまでできたので、その感覚でWorkFlowyにもただただ保管していたのでした。WorkFlowyでは言葉ごとのリンクははることができません。
なので、この事に気づいた今、RoamResearchを継続するか、一時メモをWorkFlowyで取り、保管をScrapBoxに任せるかという選択肢が生まれました。
私は、WorkFlowyへの一時保管があまりにも楽だということで、とっさのメモの保管にはWorkFlowyを使うことを選びます。
これからツェッテルカステンをデジタルで構築するなら、RoamResearchを使うという選択は大いにありです。
Take Notes!では蓄積だけでなく生産の仕方ももちゃんと解説されていた。
Take Notesで言われているメモという言葉は,決してソースの文章をそのままでも書き写すことではないので、注意しておくこと。
※追記します 2023年12月17日