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Kindle本出版の方法~してはならないKindle本の書き方

03-Kindle出版部

「50歳からのブログ運営戦略」は,昨年9月中旬の発売以来,ちょうど1年になります。

この間,毎月のロイヤリティはずっと5桁をキープ。
まったく売上が下がることはありませんでした。

安定した収益を得ることができています。

出版してからこの1年間,何もしていないので,放置型の収益モデルとしてとてもよいと思います。

 

しかし,この本の前に出版した2冊は,最初こそ少し読んでいただきましたが,そのごほとんど読まれることはありませんでした。

この違いは一体何だったのでしょうか。

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わけがわからないタイトル

以前に書いた本は,「25年前からのパソコン通信」でした。

これをみて,何について書かれた本なのかおわかりでしょうか?

25年前?

パソコン通信?

25年前からパソコン通信がやってくるの?

どういうこと?

わけがわからん。

 

というような本なんです。
これではだれからも読まれませんね。

 

検索されることを意識しない

読まれる以前に,そもそも人の目に触れること自体がないでしょう。

この本は,いったいどうやったら検索者の前に現れるのでしょうか。
なんと検索したらこの本が表示されるのでしょうか。

 

「25年前 パソコン通信」だなんて検索する人はいないでしょう。
昔のパソコン通信について調べたい人は,ひょっとしたら調べるかもしれません。

しかし,

「25年前のパソコン通信事情」だったら,「知りたいことにぴったり!」と思ってもらえるでしょうが

「25年前からのパソコン通信」だったら,「? 僕の知りたいことは書かれてなさそうだ」と思われてスルーされるでしょう。

 

タイトルというのはそれほど大事なんです。そのことを当時まったく知りませんでした。

 

読みたいことではなく書きたいことをあれこれ書いた

本を書けば売れると呑気に思っていましたので,人がどんなことを読みたいと思っているのかなど,考えもしませんでした。

結果,だれも読みたいとは思わない本ができてしまいました。

 

また,内容は,「海外引越」「シドニーでの生活」「メモの大切さ」「パソコン通信の事情」「日本人学校の様子」など,なんでもかんでもぶっこんでいます。
伝えたいことは何だったのかということがまったく絞られていません。

これでは,だれも「自分のために書かれた本だ1」とは思ってもらえないでしょう。

 

無名のわりにページ数が膨大 12万字

読まれやすい電子書籍の文字数は10000文字から25000文字だと言われています。
ブログ10記事分くらいです。

ところが,この本は「12万字」
一般の紙の本と変わらない文字数です。

それもそうです。
紙の本を書くつもりで書いたのですから。

 

しかし,無名の著者の本をだれもがまんして最後まで読もうとは思わないでしょう。
こんなに膨大な文字数では誰も読もうとはしません。

 

「50歳からのブログ運営戦略」は上の反省をすべて生かした

昨年,50歳からのブログ運営戦略を書くにあたり,私は,上の反省をすべて生かしました。

タイトルは,副題まで含めて「50歳」「ブログ」「老後」「不安」など,検索されやすい言葉を選んでつけました。

内容は,ブログの運営の仕方です。老後の不安をなくすための10年ブログのつくり方のロードマップをしめすという明快なものにしました。

対象者は50歳というシニアの人たち。

以上のことから,「50歳を目前に,将来に不安のあるシニアの人たちに,10年ブログをつくれば不安の大半は消えるよ」というメッセージを送ることに成功したと思っています。

 

定年後の問題は深刻度がだんだんましてきている中,副業でブログを書くということだだんだん一般的になってきています。「自分もブログでも書こうか」と思っている人はだんだん増えてきていることは,ネットやTwitterを見ているととてもよくわかりました。

その点からも,「10年ブログの作り方」という内容は「読みたい内容」だったと思っています。

それは,カスタマーレビューを見るとよくわかります。

現時点(2022/09/07)ではグローバルレビューが80個ついており,15のレビューをいただいています。(※2023年8月23日確認したらグローバルレビュー144個、レビュー20個いただいています)

https://amzn.to/3RpqFEP

 

文字数については,6万字に抑えました。

これでもまだ多いと思いますが,それでも毎日数千ページ読まれていることを考えると,かなりの方が途中離脱をせず最後まで読んでくれていると思っています。

 

まとめ

今回は、私の経験を元に、Kindle本を出版するときにやらない方がいいことについて解説しました。

やらないほうがいいことをやらなかったことで、長く読み続けられる本を出版することができました。

2022-9-7 公開

2023-08-23 更新

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