※2020-10-31 セルフトーキングの見出しと内容を追記しました
茂木健一郎氏の「『書く』習慣で脳は本気になる~なぜ言葉にすると夢は実現するのか」を読みました。
その中で,
「自分が何を考えているかは,書いてみて初めて分かる」
という言葉が心に残りました。
そうして,下記のようにツイートしました。
言いたいことは,下の段のツイートです。
潜在的にモヤモヤしている「感じ」が、言語化することによって明確になります。
— Lyustyle@定年間際ジタバタ10年ブロガー (@Lyustyle) January 4, 2020
だから書く(言葉にする)ということが最初に必要なんですよね。#コーチング は、そのことを使う。
質問によってまず言葉に出させて、自分が何を考えているのかを引き出します。
この本では「書く」になってますが。
私たちは、言葉にしてみて初めて、考えていることに気づくのです。
目次
言葉にしなきゃどうなる
たとえば、何かモヤモヤしているとき、その原因が分からなくて、もやもやにずっと苦しめられる、と言うようなことはありませんか?
- なんだかわからないけど気が重い
- なにがなんだかわからないけど不安。
このようなモヤモヤにとらわれてけっこう長い時間苦しむことになります。
ところが,その正体がわかると実にあっけないものであることが多いのです。
敵の正体がわかったからですね。
言葉にしたときに心のもやもやの正体がわかる
では,どんな時にその正体がわかるのでしょうか。
そう,「言葉にした時」です。
「私を不安にさせているものは何か」と自分に質問しています。
その質問に答える時に初めてモヤモヤは言葉になります。
モヤモヤの正体を表す言葉を探し,あてはめる。
そうして初めて,
「私を不安にさせているものは,明日の夜の飲み会だ」ということがわかるわけですね。
そんな・・・
飲み会があるから不安だなんて・・・
でもなぜ?
なぜ飲み会で不安になるの?
改めて自分に問うてみます。
すると,
「3時間も拘束されることが不安」という言葉が出てきました。
そうしたら,あとは早いです。
「それなら,途中で理由をつけて帰ったらいいじゃないか。」
「いや,これまでの経験から,今は心配でもその時になったら楽しくなって最後まで過ごせるはずだ」
そんな不安を打ち消す言葉がどんどん出てきます。
思いや言葉によって形が与えられる
言葉なのです。
我々の「思い」は言葉によって形が与えられるんです。
言葉がない動物たちは,モヤモヤなどの思いだけの中で行きています。
ですから,空腹になれば鳴き,恐ければ鳴くのです。
言葉にしないということは,そういうことなのです。
コーチは,言葉を引き出す
上で述べたのは,セルフコーチングでもできるかんたんな質問でした。
実際の場面では,セルフコーチングでなんとか隠れていた答えを引き出す質問をするのは難しいことです。
だから,コーチを雇って,質問してもらうわけです。
コーチの思いがけない質問になんとか答えようとしているうちに、まだ考えになっていなかった自分の思いに形が与えられていきます。
記事のタイトルに準えると、
自分が何を考えているかは,言葉にしてみないとわからない
と言ったところでしょうか。
どうしたらいい?
すべきことは、どんどん言葉にすることです。
書いてもいいし、話してもいい。
できるだけ、「何を書いてもいい」「何を話してもいい」というような、制約の少ない状況でやります。
それが、
🍏コーチング
🍏マインドマップ
🍏フリーライティング
🍏一人ブレスト
🍏セルフトーク
などになります。
セルフトーキングは,心のもやもやといつの間にか言語化してくれる
僕は,よくボイスレコーダーでセルフトーキングをしています。
セルフトーキングとは,一人の時や場所で,自分自身と対話することで,自分のもやもやや形にならない発想を言語化して引き出す方法です。
下記の記事は,レコーダーの使い方の紹介記事ですが,その中に,セルフトーキングのことを書いていますのでご参照ください
DR-07x TASCAMのPCMレコーダーのレビューと使い方あれこれ /
そこには以下のようなことを書いています。
これら,セルフトーキングは,思考を整理したり発想を促したりするのに大変重宝しています。
考えることに集中すると,堂々巡りしてしまったり,思考が詰まったりしてしまうことが多いのですが,車載のマイクでのセルフトーキングだと,運転に集中することに脳の半分を持っていくので,思考に集中しすぎずに,すらすらとでてくることがよくあります。
後で聞いてみると,驚くようなことを喋っているのに,自分が喋ったことを忘れている内容がよくあります。
運転に集中していたときに,脳が勝手に思考し喋っているのです。
ここには心のもやもやのことは書いていませんが,僕はよく,「今から,何がこんなにもやもやするのか探ってみたいと思います」といって,順々に自分に質問を繰り返しながら,その大本の原因にたどりつく,ということをやっています。
上の記事にも,そのことを付け加えようと思います。
思いもつかない場所にたどり着く経験をしてみましょう。
リラックスノートも
私がこのブログでよく言及するリラックスノートも効果的です。
広い紙に、ペンを心の望むままに走らせていきます。
モヤモヤをそのまま出していく感じです。
そのうち、言葉が出てきたら、それをどんどん書いていく。
ペンによるグルグル描きは、思いと言葉とをつなぐ、触媒のような役割を果たします。
まとめ
形にならない思いで悩んでいたり、もどかしく思っていたりする時には、まず言葉にする。
そのことによって、思いに形が与えられ、明確な考えになります。
そのためには、上に挙げたようなツールを使ってみましょう。
コーチをつけるのはおすすめです。
更新履歴
2020-1-5 公開
2020-6-23 追記、タイトル修正
2020-10-31 セルフトーキングの見出しと内容追記
コメント
[…] 知的生活ネットワークから引用 […]