このブログを見てくださっている方は、おそらく「コンテンツクリエイター」に少なからず興味をお持ちの方ではないかと思います。
ここで言う「コンテンツ」とは、主にデジタルコンテンツを指します。
具体的には、ブログの記事、電子書籍、YouTubeの動画、Udemyのようなオンライン講座などが含まれます。
このようなコンテンツを「作ること」、そして「販売して収益化すること」に関心がある方が多いのではないでしょうか。
売るためのコンテンツだけではダメ?
ただし、「収益化を目的としたコンテンツ」だけを作っていても、それだけでは不十分です。
なぜなら、デジタルコンテンツというのは無形のものです。
目に見える商品ではないため、「これ作ったので買ってください」と言っても、簡単には買ってもらえません。
だからこそ必要になるのが、「日頃からの集客」につながるコンテンツの発信です。
要するに、直接販売につながらないような情報発信用のコンテンツを、普段からコツコツと作っておく必要があるのです。
このような情報発信用のコンテンツによって、読んでくれる人、見てくれる人、聞いてくれる人に対して、「自分がどういう人か」「どんなコンテンツを作るのか」といった人柄や方向性が伝わっていきます。
すると、「この人の話は面白いな」とか、「この人が言うなら信用できそうだな」といった、日々の積み重ねによる信頼が形成されていくわけですね。
信頼の積み重ねが購入につながる
そうして信頼が蓄積されていれば、「本を出しました」「新しい講座を作りました」といった告知をしたときに、「読んでみようかな」「買ってみようかな」という流れにつながるのです。
私の場合、発信する媒体が一番多いのはブログと音声配信、そしてメルマガですね。
メルマガは2日に1回くらいの頻度で配信しています。
読者の方は、そのたびに私の発信に触れてくださっているので、ザイオンス効果(接触効果)により信頼は徐々に重なっていくのです。開封率は半分くらいですが・・・
このように、日頃から私の情報や考え方に触れてくださっている読者の方に対して、「Udemyで新しいコースを出しました」と伝えると、「じゃあ買います」といった形で購入してくださることが多いのです。
日々の情報発信は、それほど重要なものなんです。
情報発信用コンテンツはどう作る?
では、そうした情報発信用のコンテンツは、どうやって作れば良いのでしょうか?
少し前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
この「信頼を構築するコンテンツ」、つまり将来の読者やユーザーに向けた情報発信コンテンツは、実はそれほど難しく考える必要はありません。
なぜなら、それを直接売るわけではないからです。
ですので、完成度の高さや「器用さ」はそれほど求められません。
では、どうやって作るかというと――一番簡単なのは、「自分が学んだこと」をそのまま発信することです。
学びの共有こそが、最高の情報発信
たとえば、自分が追いかけている分野で「新しい機能が追加された」とか、「新しいツールが登場した」というとき、実際にそれを試してみますよね?
「へえ、こんなことができるんだ」「この機能便利だな」「この操作でこういう結果が得られるんだ」――そんな気づきを、そのままコンテンツにするのです。
私もよく使っているAIツール(Midjourney、ChatGPT、Claudeなど)にアップデートがあった際は、実際にそれを使ってみて、その様子を動画に収録し、ブログやメルマガ、YouTubeに投稿したりします。
このとき、大がかりな編集や立派なまとめは不要です。
むしろ、視聴者は「自分と同じくらいのレベルで試してくれている人」に親近感を持ってくれるのです。
「自分もよく分かってないけど、ここをこうするとこうなったよ」「これ、結構いいかも」――そんな感じで喋りながら、検証動画を作ると良いのです。
実際、こうした動画はよく見られますし、私のチャンネルでも登録者は毎日たった数人ずつですけど徐々に増えています。
コンテンツは循環させて再利用
私はYouTubeに動画を投稿した後、今度はその内容を音声メディア(スタンドFMなど)で話します。
話した内容は文字起こしされ、それをまたメルマガやブログに活用しています。
たとえば今朝は、昨日検証した「NotebookLMの新機能」についてブログ記事を書きました。
昨日は動画、今日はブログ、というようにコンテンツを循環させて使っているわけです。
「YouTubeだから凝った演出が必要」「ブログだから完璧な文章を作らなければならない」といったプレッシャーは不要です。
自分の操作画面をキャプチャして、素直に投稿すればそれで十分なのです。
このように気楽に取り組んでいけば、情報発信コンテンツに困ることもなくなります。
日々の積み重ねが、未来の読者をつくる
このような情報発信用コンテンツを日頃から積み重ねておけば、それがやがて「未来の読者」や「ユーザー」の集客につながります。
そして、その蓄積をもとに、本気で作りたいコンテンツ――たとえば本当に力を入れたYouTube動画や、まとめとしての電子書籍など――をリリースすれば良いのです。
以上、今回は、「情報発信用コンテンツは、自分の学びの様子をそのまま発信すれば良いですよ」というお話でした。