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意志を用いて行う読書をもうすこし生活に取り入れる

知的迷走日記保管庫

1テーマ30冊マラソン進捗状況

「知的生活」30冊 1冊目読了

最初の1冊「知的生活の方法」を読み終えました。昭和62年3月に買って以来、何度読み返したかわかりません。

今回の読みでは、次のことを再確認しました。

  • 読んで面白かった本は身近に置いておき、繰り返し読むこと。繰り返し読むことでしか得られぬものがある。単に多読するだけではだめだ。
  • 意志を用いて勉強する読書と、意志を使わずに読む読書とがある。意志を用いた読書は、静かに継続すること。そして、「短歌ひとつを読むのに5分以上かけない」などうまく見切りながら読み進め、着実にものにしていくこと。

また、書棚の取り出しやすいところに戻しました。何度も何度もこれからも読み返します。

2冊目は「続 知的生活の方法」です。

「日本の古典」30冊

古今和歌集

夕食後に親しんでいるわけですが、「知的生活の方法」にあったように、よいと思ったものに丸印。2度目は丸印だけよみ、よいものに2重丸。3度目は、よいと思ったものをノートに書きぬく。そして覚える。

そういうようにやってみようと思いました。「繰り返して読む」ことを前提にしています。

「源氏物語」を知っていますか

布団の中でよむことにしていて、少しずつ進めています。

「女御」と「更衣」の違いを始めて知りました。このような背景を知らないから、素で源氏物語を読んでもわからないはずです。

きつい時にも静かに継続

「知的生活の方法」をまた読み返して、今回あらためて思ったことは、「不断に適度に」ということです。

この言葉は「知的生活の方法」にある言葉だと思っていたらそうではありませんでした。「続」の方にあったのかもしれません。

「知的生活の方法」では「静かに継続」ということばが使われていました。基本的に、毎晩毎晩、あわてずさわがず、まわりで何事も起こっていないかのように勉強を続けて、大きな知的生産につなげていくのです。

若いころからこの考え方に深く憧れてきました。

気分に左右されず、時間になったら勉強場所に行き、ひたすら静かに勉強をすることを毎晩毎晩続けているうちに、すごい生産をすることができる。

なかなかできることではありません。私も、30年間、それにとりくんできましたが、とりくんでは忘れ、思い出したかのように再開しては三日もたたずに「やりたいことをやる」ことにもどっていたり。

この読書なり勉強なりが「意志を用いて行うこと」であるという認識がなければ、すぐにその場の気分に流されて、今やりたいこと、読みたい本に流れて行ってしまう。

また、再開するときがきたようです。

新たに時間をつくるのは難しいので、ここはすでに行っている夕食後の「古今和歌集」を単なる親しむ読書ではなく、意志を用いた「ものにする読書」ととらえて精読するようにしようと思います。

夕食後に古今和歌集というのは、すでに自分の行動のしかたとして習慣化されているので、うまくスイッチできそうです。

こうして、きついなと思う時にも静かにこのことを継続し、何年かのちには古今和歌集の中から何句も暗記し、心の状況に応じて自然に口をついて出てくるようになりたいものだと思います。


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