今回作るのは、コーヒーミルです。
一見複雑そうですが、下の図を見ると、実は、簡単な形の組み合わせであることがわかります。
特に難しい機能を使ったことはなく、これまでに使ってきた機能のみしかつかっていません。
どこにどんな機能を使ったかおわかりでしょうか
コーヒー豆を入れる部分は特別な形をしていますが、これもたいしたことはありません。
全体的に円柱と直方体の変形でできていることがわかりますね。
使ったオブジェクト
円、円柱、直方体
使った機能
ここまでの素体をつくるには、以下の機能を使っています。
- ループカット
- 面の差し込み
- 面の押し出し
- 面の分割
- 辺のベベル
- ソリッド化
- 透過や反射のマテリアル
- 高品位レンダリングCycles
ループカット
土台の辺をCTRL+Rでループカットし、押し出すための麺を作ります。
面の押し出し
E+ZでZ軸(縦)に押し出します。
面の差し込み
以下の部分を押し出すために、まず押し出す部分の面をつくります。
I「面の差し込み」により面をつくり、
Sキーで縮小
E(押し出し)で押し出します。
面の分離
コーヒー豆入れのふたをつくるときには、面の分離を使います。
編集モードで、コーヒー豆入れの上部の面をクリックします。
「P」は、選択した面を分離するコマンドです。
「P」を押すとメニューがでますので、「選択」をクリックします。
すると、分離された面の縁が赤くなり、分離されたことを示します。
オブジェクトモードに戻して上面をクリックするとオレンジになりました。上の面だけが別オブジェクトになったことがわかります。
上の部分を移動させました。
あとは、押し出しやベベルで形状を整え蓋の形にします。
ベベル
辺選択モードでベベルを描ける辺を「Alt+クリック」でループ選択をします。
この辺にベベルをかけます。CTRL+Bをおし、マウスを動かします。すると角が取れてベベルがかかります。
クリックすると左にメニューが現れますので、「セグメント」の数字を上げると、ベベルの分割数が増え、丸みが出ます。
蓋にもベベルを使います。この辺にベベルをかけます。
辺をループ選択してCtrl+Bでベベルをかけます。
形を整えて蓋の形にします。
ソリッド化
コーヒー豆を入れる容器に厚みを加えます。
現在は、厚みがありません。
オブジェクトモードにして、「モディファイヤー」をクリック
「生成」→「ソリッド化」をクリック
すると厚みが出ます。プロパティの「幅」を調整してほどよい厚みを付けましょう
以上の機能を使うことで基本の形状ができます。
あとは、ガラスの部分の透過のマテリアルや、コーヒーサーバーに金属の光沢のマテリアルを貼り、高品位レンダリング「Cycles」を使ってレンダリングします。
透過や反射のマテリアルと高品位レンダリングについては、
ホッチキスやペットボトルのの作例を参照してください。
マテリアルの色を変えてカラバリを作りました。