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「江戸はスゴイ 堀口茉純」読書ノート

読書部

「江戸はスゴイ」は堀口茉純さんの本です。

堀口さんは、著者紹介で「タレント、作家、歴史YouTuber」と紹介されています。

元女優をされていましたが、2008年に最年少で江戸文化歴史検定級を取得したことで、「江戸に詳しすぎるタレント=お江戸ル」として注目を集めたそうです。

YouTubeちゃんねるは、「ほーりーとお江戸 いいね!」で、2024年4月時点で登録者は9万人。

チャンネルはこちら

僕もさっそく登録しました。

本の内容は、木版で印刷された「版本」や浮世絵などが満載。

身分差別が厳しい、武士中心の世の中で、庶民は虐げられ差別されて苦しい生活を送っていたのではないかというネガティブな歴史観とは真逆の、いかに庶民が中心の時代であったのか、世界史的に見て「スゴイ」時代であったのかという内容が満載。

図版を見ているだけでも楽しくなります。

目次は、

  • 実はこんなにすごかった!世界が驚く江戸城下町のヒミツ
  • 城下町探検隊 ようこそ!大江戸観光ツアーへ
  • アレ、けっこう楽しそう(笑)!江戸町人の暮らし
  • 役者・アイドル・スポーツ選手・・・憧れのスターたち
  • 以上発達☆食文化
  • 毎日がスペシャル?! とにかくイベント好き

・・となっていて、各章に「大江戸よみうり、江戸人図鑑などのコラムが設けられています。

どこから読んでも楽しい。

僕は、音声配信プラットフォーム「stand.fm」で時折お昼に「お昼のだらだら読書ライブ」をやっていますが、その第一回目でこの本を取り上げ、「以上発達☆食文化」の章を朗読しました。

おひるのだらだら読書ライブ 今日の本は「江戸はスゴイ」

江戸の外食文化がいかに始まったか、

世界史的に類を見ない特異性

屋台飯誕生の話など

読んでいてとても楽しい内容でした。

特に天麩羅(てんぷら)誕生の逸話を丁寧に紹介したくだりは興味がありました。

以下、アマゾンの販売ページに書かれた本の概要からの引用です。

2023年大河でも話題の家康公が、その礎を築いたお江戸の町。「武士が主役」だった時代だと思われる方も多いはずですが、実際にはそうでない面が多々あったことをご存じでしょうか。

その様子は、版本(木版で印刷された本)や浮世絵などの当時の絵画史料によく描かれており、江戸で生きる「庶民が主役」としてイキイキと暮らしていた姿をイメージすることができるのです。

本書にはそうした史料が厳選収録され、ヴィジュアル満載で「えっ!?」と驚く逸話もたくさん紹介されています。

庶民が、裕福でなくても、生きがいや幸せを感じて、毎日を過ごしていた時代だからこそ、歌舞伎や浮世絵、寿司や蕎麦などの食文化も大いに発達したのです。しかもそれらの風俗・文化は、現代の私たち日本人にとって、世界に誇ることのできる貴重な財産になっているのです。

著者・堀口茉純は、自らが運営するユーチューブ「ほーりーとお江戸、いいね!」で、今もその江戸の素晴らしさを伝え続けています。歴史好きの方々に好評のこのユーチューブでは、「江戸への愛だけは誰にも負けないわよ!」という情熱が静かに伝わってきます。

ページを開けば、楽しく明るいお江戸の世界。本書をぜひ手にとって、その不思議な魅力を味わってください。

アマゾン 販売ページ

 

以下、少しずつ内容を追記していこうと思います。

2024-04-11

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