私は、Midjourneyに「外注=1ヶ月2600円の課金」して描いてもらったイラストを、イラストACというストックイラストのプラットフォームに投稿して収益を得てきます。
3月頃からスタートして、すでに5ヶ月経ちました。8月現在260個ほどになり、それまで手書きで描いていた300個と併せて560個のイラストをストックしています。
1ヶ月の収益は今のところ1600円~1800円くらいです。※8月26日にイラストACが大きな仕様変更を行い、AIイラストが検索に表示される回数が激減し、収益が壊滅的に落ちました。詳しくは末尾で解説しています。一時的な状況だと考えており、現在もAI投稿を続けています。
(以上の状況を踏まえて、以下のようなnoteをリリースしています。中にあるポストを踏んでいただければ割引価格で購入いただけます。)
AIイラストをストックイラストに投稿するという収益化の方法について、解説してきたいと思います。
目次
AIイラストを、イラストACに投稿できるようになるまで
3週間ほど前(2023年2月中旬ごろ)に,Midjourneyで生成した画像を加工したものをイラストACに投稿してみました。
そのときのAIイラストはこちら。Midjourneyの有料版スタンダードプランで描いてもらいました。
ちょっと20年ほど前の「Illustrator」で作ったイラストっぽい絵がほしいなと思って、midjourney の「にじじゃーにー」で「森と池 シンプル 少ない色数 アイコン」という呪文で描いてもらいました。
でも、このまま投稿してはいけないと思いました。これを加工しないとイラストACにはだしてはいけないと思っていたのです。
そこで,一度,ためしに丸抜きをしてみました。
これで投稿してみました。
一般的には,イラスト投稿して半日もしないうちに通過か不合格かがわかるんですが,この絵は「審査中」のあと「確認中」という初めてみるステータスが表示され,そのまま3週間経っていました。
「確認中」のまま3週間を経て
やはりだめかなと思っていると,3週間目の今日,ステータスが変わっていました。
「このイラストは,タグの付け方がよくないので,表示してません。タグを付け直して再申請してね」というようなステータスです。
これは,
「あとはタグさえ直せば表示できるよ」ということを表しています。
ということは,このAI生成の画像は,イラストACで通過できそうということです。さっそく,タグを付けなおして投稿し直しました。
今度はすんなり通るのでしょうか。
それとも,また「確認中」というステータスが,何週間も続くのでしょうか。
確認の上,報告をしたいと思います。
2023年3月5日
なんと合格!
それから二日経った3月7日。
なんと,「審査中」が消えてました!
そして公開ページにちゃんと表示された上に,すでに「♡」マークが8つも!
投稿から1ヶ月かかりましたが,なんとか通過できました。
ということで、量産体制に入ることができました。
いよいよ、ダウンロードしてもらえるイラストをいかにMidjourneyに描かせるか,というフェーズに入りました。
ダウンロードされた!
3月9日の今朝,このmidjourney生成のイラスト,ダウンロードされました。
とりあえずイラストAC運営の審査を通過したことで満足し,本当にダウンロードされるのかどうか心配でしたが,されることがわかりました。
一定の需要はあるということです。
今日から,どんどん投稿していきたいと思います。
今後のAIイラストの展望
Adobe Stockでは、すでにAI生成のイラストは投稿OKになっています。イラストACも、そろそろ加工なしでオーケーになっていく可能性があります。(2023年8月時点ではすでに加工なしでもOKとなっています)
なぜかというと,すでに「イラストはAIが描く」時代になっているからです。
人間は,「いかに描かせるか」が,仕事になっていくわけです。
描かせ方に差を出す時代になるわけですから,AI画像はダメというのはすでに時代遅れなんですね。
AIイラストに対するイラストACの考え方とは 2023年8月14日時点
よくお問い合わせを頂きます。それは「AIで生成したイラストをイラストACAIに投稿しても大丈夫ですか?」というお問い合わせです。
結論はOKです。
イラストACにAI生成のイラストを投稿するときには、以下の3つのことを明記しなければならないようになっています。
- AI生成イラストであるというチェックボックスにチェックする
- 生成したときの個別URLを入力する
- 言葉で、「AI生成のイラストである」ということを明記する
この3つのことを入力するようになっていますので、イラストACの運営としては、AIイラストであることを明記すれば投稿OKと言っているということになります。
さらにその上で審査され、合格されたものについては、運営もAIイラストであることを前提として合格させてくれたのですから、AI生成イラストを投稿することに問題ありません。
ユーザーがAIイラストを弾くことができる。
6月頃から、イラストACでイラストを検索するとき、AIイラストを表示させないというチェックボックスが付きました。
これにより、ユーザーがAIイラストをダウンロードしたくないときには、表示させないという選択ができるようになりました。
これもAIイラストが投稿されていることが前提となっています。
投稿者としてはダウンロードが減りそうで心配ですが、逆に言うと、その上でダウンロードしてくれたということは、ユーザーはAI生成のイラストがあることを承知の上で検索しているということになるので、安心できます。
ユーザーはAI生成イラストであることを承知の上でダウンロードできる
8月ごろから、イラストの公開画面に「AI生成」というタグが目立つように表示されるようになりました。
この上でダウンロードされたということは、ユーザーがもAI生成イラストと承知してダウンロードしてくれたということです。
確かにダウンロード数は微減していますが、これはお互いにとってよいことだと思います。
8月26日に仕様変更 ダウンロード激減
実に順調に収益を伸ばしていたのですが、8月26日にイラストACが大きな仕様変更を行いました。
それは、ユーザーが検索する時に、「AIイラストを表示しない」というチェックボックスに最初からチェックが入っている状態をデフォルトとしたのです。
イラストACでは、以下の頭の検索窓に欲しいイラストの名前を書いて検索します。
ところが、この状態で検索してもAIイラストは表示されないのです。
右側の「絞り込み」を押すと次のようになります。「AI生成ツール使用素材を除く」という条件にチェックが入っていますね。つまり、ユーザーが「絞り込み」を押した上で、このチェックを外さなければ、私たちが投稿したAIイラストはヒョじされないということになってしまいました。
いちいちこの「絞り込み」を開いて詳しい条件を入れて検索をする人ってあまりいないでしょう。その時点でかなり絞り込まれる上、さらにチェックを外すという2段階のフィルターをかけられてしまいました。
以上の仕様変更で、これまでのように投稿すればするほどダウンロードが増え、収益が増えるというわけにはいかなくなってしまいました。
ダウンロード減は一時的なことでは?
実は、この記事をさらに詳しくし、ダウンロードされやすいテーマや、そのようなイラストの作り方、エラーメッセージが出たときの対処の仕方などについて詳述した有料ノートを書きました。
そのノートをリリースしようとした時、この仕様変更があり、リリースを見合わせました。
ところが、その後3ヶ月の間様子を見ていると、ダウンロードは激減したとはいえ、ずっとされ続けていました。
AIイラストのダウンロード頻度も、数を調べたわけではありませんが、体感的に少しずつ戻ってきている感覚があります。
2024年1月現在では、ダウンロード数の激減は一時的なもので、今後時間はかかるかもしれないが少しずつ戻っていくのではないかと思います。
そこで、「以前のように右肩上がりとはいかなくなっているが、よかったら・・・」ということを最初にことわりがきをいれた上で、12月にリリースしました。
以下のツイートをクリックしてリンク先に飛んでいただければ、半額以下の割引価格で購入できるようにしています。
※この投稿をリポストで、とありますが、リンクを踏んだ先でリポストするようになっていますので、そちらでお願いします。ここでは、そのままリンクを踏んで下さい。
ノートを公開しました。
— りゅ〜@ブログ✕Kindle成長戦略 (@glyustyle) December 7, 2023
この投稿のリポストで、割引価格でお読みいただけます。
なお一定数のご購入で値上げします。
ノン・イラストレーターのイラスト副業~Midjourney に外注してストックイラストで収益化する | Lyustyleのクリエイターズファイル @glyustyle #note https://t.co/LsfhkF535U
このノートには、AIイラストをダウンロードしてもらうために行っているさまざまな工夫につても追記しました。
全4万字ほどの文字数ですが、半分ほどは無料で読めるようになっていますので、よろしかったら御覧ください。
2023年3月4日公開
2023年8月14日 追記
令和6年1月24日追記
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