老いた人にモデルをみることの重要性
自分はかならず老いる。その時にどんな老人になりたいのか。そう思って壮年期を過ごすことは,老いへの準備において大事なことだと思います。
ひとりでもいい。自分が老いた時,このような人になりたいと思うようなモデルをもち,老いた自分をイメージ化する。
このことが,よく老いることへの準備になるのだと思います。
直近の先輩だけでなく,数十年先の先輩を見て成長するという考え方ですね。
老害とばかりいっていてはもったいない
年寄りを見て,「老害」「老害」といっているのはとてももったいないです。
昔は,年寄りは敬われました。
しかし,今では年寄りは退けられるものになっている気がします。
自分が必ずたどる道の先にいて,その姿を示してくれている人たち。
その人達を見ることをさけているのではないでしょうか。
むしろ,そのよさを「見つけ出す」気持ちですごせたら,それは成長につながると思うのです。
自分にとっての「かっこいい」老人を見つけようとする気持ちは,自分の老いをおおいに価値付けると思うんです。
僕の好きなジョンレノンの言葉に「Glow Old」という言葉があります。
オノ・ヨーコに送った言葉です。
「いっしょに,良く老いていこうね。負いを重ねていこうね」という言葉です。
老いることを成長ととらえているんですね。
あなたの老いのモデルはだれですか
