斎藤孝氏は「読書する人だけが辿り着ける場所」という本の中で、読者のよさを次のように述べています。
「突如深くなる感覚を持てること」
普段は浅い思考の中で生活していても、読書をしている時間だけは、突如自分の考えや感覚が深くなります。
偉大なものに触れて大きく感動したり、心を揺さぶられたり。
こんな時間を一日に1時間でも作ろうというわけです。
突如深くなる感覚という表現はとてもいいなと思いました。
ぼくはよくオートパイロットという表現をするのですが、それは、頭を使わなくても体が勝手に動いている状態を指します。
オートパイロットの良さは、考えなくても物事が淡々た進むことなので、習慣化などに良いのです。
しかし,読書とそれに伴う思索はオートパイロットではダメです。
立ち止まらないといけません。
そして全神経を読んだ内容の反芻と思索に使うわけです。
逆に言えば、この後全神経を使って読み、考える時間を作るためにオートパイロットで淡々た物事を進める、ということが言えますね。
そうしておいて、寝る前の1時間を読書に当てる。
素敵だなーと思います。
ぼくは10年前から1日のスケジュールの最後に、「読書」という時間を作ってました。
しかしできないんですよね。
アウトプット、アウトプットで終わっちゃう。
ブログであり、YouTubeであり、電子書籍であり。
特に,この夏休みの間は,今こそこれまで素材集めなどの準備だけして,形にできないままでここまで来てしまった様々なアウトプットをしあげるのだ!とばかりに鬼アウトプットしていましたので,本を読むという時間がほとんどありませんでした。
情報収集のための読書はするんですよ。良質のインプットとして。
でも,自分を深める読書は全然できてなかったんです。
ちょっと落ち着いたので,また深める読書を始めようと思います。
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