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「老害」を防ぐなら、脳のオートパイロット率をへらそう

知的迷走日記保管庫

老害って嫌ですね。(と老害の私が言ってますよ〕

昔の考え方でゴリゴリ押してくるし、状況の変化に合わせて自分を変えようとしないので、人の言うこと聞かないし。

そんな老害は、ほぼ間違い無くあなたの20年、30年後の姿なんですけど。

もしそれが嫌なら、脳のオートパイロット率を減らしましょう。

ちょっとお読みくださいな。

人は普通に脳のオートパイロットで動いている

脳のオートパイロットという言い方は珍しいですか?

でも、実際はみなさんが普通に行っていることですよ。

人間は1日の80%以上の活動を無意識で行っている、というようなことを、読んだことがあります。

その本には特に根拠は書かれてなかったので、数値であっても信憑性は薄いですが、それでも、そんな感じはするでしょ?

歩く時、「今から前傾姿勢をとって、然るのち大腿筋を緊張させて太腿を上げ、脹脛の筋肉を伸ばしてかかとを前に振り出して着地させ、体を受け止めるぞ」なんて思わないですよね。

車を運転する時にも、左にハンドルを回しながら同時にウィンカーを出すというマルチタスクを何も考えずにやってますし、

テレビを見て

「ははあ」と内容を理解しながらも、左手の茶碗を的確な高さに持ち上げ、

右手の箸で見事に適量のご飯をつまんで口元に運び、

せいぜい直径5センチほどの口という穴にそれを放り込む。

全部オートパイロットです。

(一般的には「無意識の行動」と言われますね。僕は、脳のオートパイロットといいます。そっちの方が目を引くし。)

1日の生活の中で、何かを意識して行う行動の方が少ないのではないでしょうか?

それを考えると80%どころか90%以上オートパイロットだと考えてもいいかもしれません。

老人のオートパイロット率は若者よりも高い(と思うよ)

ところか、老人を見ていると、「これはほとんどがオートパイロットなのでは?」

と思うようなことありませんか?

何か考えてるでもなく、体が動き、何かを話し、じっとテレビを見ている。

そこに何か意識があるのか?ひょっとしたら何も考えてないんじゃないか?

そんなふうに見えることありますよね。

脳のオートパイロットはクールである

はい。

老人になると、オートパイロット率は高くなると思います。

それは、長い生活からの経験で、「この時にはこう」ということが考えずに行うことができるようになっているからです。

若い人ならあれこれとくよくよ考えてしまうようなことでも、老人ならそうした場合の結果を知っているので、無駄な悩みはしません。

サッと脳がオートパイロットモードに入るのですよ。

実にクールじゃないですか。悩まないで済むんですから。

長く生きてきたことの良さですね。

人間ってすごい!

オートパイロットばかりだと「老害」と言われる

でも、これが大きな落とし穴。

いわゆる「老害」を生むのは、

「こんな時はこう!」

と行動や考え方を決めていることにより、脳がアップデートされないからなんですよね。

周りの状況は大きく変わっているのに、自身の生活経験から得た行動の仕方、考え方がそのままで止まっちゃう。

過去の自分のまま現在の若者に接してしまうので「老害」と忌み嫌われるのです。

脳はアップデートされなければならない

こうしてみると、脳のオートパイロットはどこかで見直され、アップデートされる必要があるというわけですね。

そのために必要なのが、自分のモニタリングですね。

自分の行動ログ、考え方のログ、それらをとっていくことで、オートパイロットの部分を極力減らし、脳に汗をかかせる。

このことにより、脳は常にアップデートを余儀なくされるわけです。

だと思いますよ。

たすくま、タスクシュートもそうでしょうし、バレットジャーナルだってそうです。

「人からどう思われようと我が道を行く」と老害になる?

オートパイロットは楽で、幸せなことではあります。

人から老害だと思われようと、人は自分の幸せのために、自分の好きなことをやればいいからです。

でも、「好きなことで生きていく」「他人の目なんか気にしてちゃだめだ!」というような人も、どこかで「老害から意見された」なんていってることありませんか?

自分がやろうとしていることを、歳取った人がやってるだけなんですけどね。

そして、それは自分の将来の姿かもしれないんですけどね。

ということは、もし自分が「老害」と言われたくないなら、まさに自分がどのように見えるのかということを意識して、常に脳をアップデートし続けなくてはなりません。

「人からどう思われようと平気」なんて言ってられなくなりますよね。

あくまで「老害」と言われたくない人の話ですからね。

無骨で頑固なラーメン屋の店主

いやあ、ひと昔はやりましたよね。

人気ラーメン店の店主が、なぜか黒いTシャツを着て腕組みして、ガンガンアピールしてくるポスター。

テレビに出る人気ラーメン店の店長ってそんなイメージがありました。

若いからいいけど、六十くらいになったらきっと「老害」って嫌がられるのかもしれません。

「このやり方が全て!」みたいに、行動も考え方もオートパイロット。

若い人の言うことなんか聞きもしないので、アップデートされないまま歳取っちゃう。

そもそも、10年前の風俗は今も持続しているのでしょうか?(わかりませんけど)

もちろん、イメージの話ですからね。そうじゃない店主さんもいっぱいいますからね!(一応言っておかないとね)

こう言うことって、どの業界にもありますよね。

私の仕事もそうです、

私なんか、老害中の老害ですよ。

(そうなりたくないので、常にアップデートしているつもりではあるけど)

あと、お金儲け界隈のDM送ってくる皆さんとか。

瞬間風速でしかないのに、「始めてたった1ヶ月で◯◯した方法教えます」みたいなね。

それが瞬間風速でなくて、持続可能な方法であるためにも、自分自身をアップデートしなくちゃね。

そう思うことしきりですけど。

オートパイロットで書いてたら、何書いてたのか分からなくなりました。

まとめ(まとめがあるのかい!〕

🍏老人は、若者よりもオートパイロット率が高い(と思われる)

🍏オートパイロットは、行動を迷うという無駄な認知リソースを使わない、クールな脳の状態である。

🍏しかし、それがアップデートされないと、高確率で老害と呼ばれるようになる

🍏老害と呼ばれたくないなら、オートパイロット率を減らし、脳のアップデートし続けよう。

🍏すなわち、自己のモニタリング、「ログ取り」である。

🍏あらゆる職場の若い皆さん、特に若くして成功した成功者の皆さんもね。成果し続けるために。

(こんなまとめでいいのか?)

更新履歴 

2020-2-27 公開

2021-2-16 追記

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