先日チコちゃんに叱られるを見ていたら,2つ目の質問が「時代劇の「時代」とは何?」というものでした。
「江戸時代のこと」と答えた出演者 若村麻由美さんに,「ぼーっと生きてるんじゃないよ!」が炸裂していました。
なんと,「新時代を切り開く」という意味での「時代」だったんだそうです。
Wikipediaには,以下のようにあります。
時代劇というジャンルは、その作品の数から、主に平安時代から明治維新までを扱った作品が「時代劇」とも解釈されている。
しかしあくまで解釈であって、厳密に定義があるわけではない。奈良時代以前の古代も含まれるという解釈も当然存在する。
時代劇映画をさして「明治維新の頃より以前の時代を扱った劇映画の呼称で、現代劇に対するジャンルとして多様な広がりを持っている」とするもの、また「髷(マゲ)を結んだ人物が主な登場人物であれば全て時代劇映画と定義する」とするもの、など解釈は多様である。
そして時代劇で数多く製作されているのは、江戸時代を舞台にした作品である。
Wikipedia
なんと,まったく解釈が違きますね。、
私自身,Wikipediaの方の解釈で生きてきたので,今回のチコちゃんでとても意外だったし,勉強になりました。、
おそらく,僕以外の皆さん,同じ解釈だったんじゃないでしょうか?
まさか,「新時代を切り開く」という意味での時代だったなんて思いもしなかったでしょう。
1920年代当時の日本の映画には新劇と旧劇の2種類があったそうです。
新劇の方は,海外からのさまざまな手法がもちいられて作られていましたが,旧劇(講談や歌舞伎など)は,全体を引きで映すだけのワンカット。弁士がうまく語ることができるようにだったといいます。
しかし,あまりに古臭いということから,当時の新劇の監督が脚本家とともに(どちらも名前を失念)始めたのが,旧劇に新劇のカット割の手法を使う方法。
旧劇とは,引きのワンカットだというのが常識だった時代に,大きな発想の転換だったと言えますね。
このときのチラシに,「新時代を切り開く」という宣伝文句があったのです。
新時代劇,転じて時代劇となったというわけだと説明されていました。
当時のチラシにそう書かれていたのだから間違いはないのでしょう。
Wikipediaの内容は書き換えられるのでしょうか?
それにしても,新しい時代を切り開くというのはいつの時代でもわくわくすることですね。
そしてそれは,若い人が担うのがいいのだと思います。
しかし,古い時代を熟知している老人たちにできないことはありません。
それどころか,ぜひ若い人と一緒にやるべきでだとおもいます。
これまでの人生設計の一般的な在り方は、定年まで働いたら、あとは悠々自適な年金生活というようなものでして。、
しかし、もはやそんな時代ではありません。
私たちは、年金をもらえるようになる65歳までは自力で働かなければなりません。
しかし、それ以上に、これからまた、新しい人生が始まるという気持ちの方が強いです。
人生100年時代においては、60歳なんでまだ人生折り返したばかりなんですから。
でも、まだ時代は過渡期であるような気がしています。
定年になったら一旦終わり、という社会的な雰囲気と、いやいや新しい人生の始まりだよという個人の意識とに、なかなか折り合いが取れていない気がします。
また、社会の仕組みの上からも、定年後の再任用、転職、起業と言った選択肢がまだ確立されておらず、本人の意識もあまりない、という時代に生きているような気がします。
それなら、自分で道を切り拓くことが重要になってきます。
まさに、新時代を切り開かねばならないのです。
このブログの読者は30〜40代が多いと予想されます。
いかがでしょう?
60歳の定年(自営業の方以外ですが)なんか、まだまだ遠い未来のような気がしていませんか?
断言しますが、40すぎたらあっという間ですよ。自分の意識は40の頃そのままなのに、外見も状況もあっという間に変わってしまいました。
私はこの20年間、何をしてきたのでしょうか。
そのようなアマイで振り返らねばならないとしたらゾッとするでしょう?
その間20年の間に、60以降の自分の身の振り方について、準備をしておかないと、60になってから慌てなければならなくなりますよ。
まだ40代なら十分間に合います。
今から副業を始めたり、転職エージェントに相談したりしながら、自分の市場価値ということについて考え始めてみましょう。
どっち道、今の会社に定年までいられる保証はありません。
自分で定年後の未来を切り開かざるを得ないのです。
定年後の新たな人生設計を考えている最中ですが、とても元気の出る番組の内容でした。
更新履歴
2019-11-16 公開
2020-6-4 付加修正
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