1日の出来事や考え、備忘メモを一枚のA4の紙に残す、ということを前の職場で1年半続けました。
フォーマットが決まっていて、この部分には1日のタイムライン、この部分には子供について、ここは運営面での気づき、ここは連絡などと決めて書いてきたので、あのメモはどこに書いたかということがすぐに思い出せたのでした。抜群の検索性能を持つA4一枚のノートでした。
今回の職場でもやろうとしたけど、あまりにあちこちに動き回っての仕事ばかりでなかなか机についていられないのですぐに頓挫。
持って回れるシステム手帳が普段使いのメモに返り咲いたのでした。
それはそれでとてもよかった。システム手帳に全てが書いてあるから、メモをめくっていけば必ず欲しいメモに行き当たるのです。
ただ、手帳がどんどん分厚くなるし、枚数も多いので検索には時間がかかります。
やっぱり、A4一枚システムのほうがいいなお、でも持って回れないしなあ。
その迷走を断ち切ってくれそうなのが、今回注文した「薄いメモ帳」
持ち回れて、最後は広げてA4一枚の紙として綴じられます。
いいじゃないか。
これは、A4 1枚にまとめたいけど動き回らなければならないためA4に書けない、というジレンマを断ち切ってくれそうです。
いわば、「持って回れるA4一枚 」となりうるものなわけです。
また「A4一枚に残すプロジェクト」をスタートしようと思いました。
早くこないかな。きたら早速始めるのにな。
いや、まてよ。薄いメモ帳らしきものを自作してみよう。
よく考えたら、製品が届かなくても始められるじゃないか。
自作とは言っても、製品の「薄いメモ帳」の手帳部分だって自分で作って用意するわけなので、今から作るものが自作と言えるのかどうか良く分からない。
だって、A4の紙を折って、なんらかのカバーに挟めばよさそうだから。
おそらくこの商品の基本部分はここであって、商品と私の自作品との違いは、
見た目がいい、とか、
はみ出さない、とか、
ペンが挟める、くらいのことではないだろうか。
わたしはそこのへんに6000円近く払ったことになります。
さて、何が自作なのかよくわからないという話にもどして。
そう、私はA4の紙を3回折って、メモ帳のカバーにクリップで留めるだけです。
その辺にある紙を使うのは製品版でも同じだし、それを挟むのも同じ。
クリップで挟むのがちょっとかっこ悪いくらい。
でも、ちゃんと「薄いメモ帳」としての機能は備えているわけです。
1番から8番まで左肩に番号を書いて、どこに書けばいいのか迷子にならないようにして使用開始。
何かあったら、胸やのポケットこらさっと手帳を出して何やら書き付ける。
この動作は何十年と続けてきた動作ですが、やはり心地よい。
さっ
ぱたん (メモを開く音)
さらさら
ぱたん(メモを閉じる音)
さつ(ポケットにしまう音)
これですよ。
心と体に何十年もかけて馴染んできたこの動作。
スマホを使うようになっても、なんとかこの動作だけは続けようといろいろやってきました。
TouchWriterや、Note anytimeとSu-Penとの組み合わせはこの動作に近い形でどんどんメモを取ることができ、さらに書き終われば自動的にEvernoteという流れまでを生む優れたスタイルでした。
それはそれとして今後もスマホのスタイルはきっと使い続けながらも、やはり紙に書くサラサラという感触は捨てがたい。
この、紙へのメモという行為は止めることはないだろうな、と思います。スマホのメモシステムの構築ということだけになんらこだわることはありません。
そういうわけで、今回はあえてスマホを使わず、紙のメモで二日間過ごしたわけですが、この紙折りメモシステムは、8ページまで書いてしまったあとが面白いですよ。
ばっと広げてA4にすると、きれいに今日書いたメモが並ぶんです。
かなーり、心地よいですよ。
この折り目をガイドにして、必要な部分だけをScanアプリでえばに送ってしまってもいいし。
同じフォーマットでとおす、というのは検索においてとても威力を発揮します。
あの辺に書いた、というのは頭の中でイメージとして強く残っていて、検索の時に役立ちます。
これは前の職場で1年半続けてきて実証済み。
「 あの頃」とか、 「 あの辺」というのはかなりよく覚えていて、検索に威力を発揮するんです。
だから、同じフォーマットというのは大事なんですね。
今回はまだ2枚しかメモ後できてないけど、よくかんがえてら、製品版て書こうと、今の薄い手帳もどきで書こうと、出力されるA4一枚のメモは同じものなんですね。
そういうわけで、今回のA一枚に残すプロジェクトは、もう始まっているということになります。
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