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MidjourneyとNano Bananaで、同一キャラのバリエーションをつくる最適解

Midjourney部

9月30日に出版するNano Bananaの本の表紙をつくりました。

ここに、キャラクターが出てきます。

こちらのキャラクターをもとに、Nano Bananaでバリエーションををつくりました。

Nano Bananaは、キャラクターの固定が実用レベルで可能になった最初の画像生成AIだと感じています。

これによって、漫画作成が容易になり、さらにアニメーションも同じキャラクターでつくることができるようになりました。

「同じキャラクターっぽい」ではなく「同じキャラクター」として様々な形式で表現できるようになったのです。

やり方は簡単。

最初のキャラクターをアップロードして、「笑顔にして」とか「踊らせて」とか言うだけです。

「嬉しい」という表情で踊って」

「楽しくダンスしているようにして」

「キャンバスに向かって絵を書いているようにして」

「嬉しい表情であいさつして」

完全に同一キャラですね。画像生成AIは、長らくこれができなかったのです。

これで、一つキャラを作れば、ちびキャラにしたり、あちこち方向を向かせたり、さまざまな動作、ポーズをさせたりすることが容易になりました。

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では、最初のキャラクターをどうやって作るのか。

Nano Bananaで最初のキャラクターを作ろうとしました。

「Nano Bananaのイメージキャラクターを描いて」

すると、こんなのが出ました。

お、キュートでいいなとおもったのですが、もっと人に近づけたかったので、「もっと擬人化して」と頼んだのです。

するとこれが提案されました。

これでもいいのですが、どうもアイデアが乏しいなと思いました。

そこでMidjourneyにつくらせることにしました。

目次

Midjourneyに最初のアイデアの生成をさせる

Midjourneyに、「かわいい、デフォルメされたバナナの養成」と打ち込んでみました。Google翻訳で英語に変えて打ち込みました。

するとこのような画像が提案されたのです。

やはり、最初のイメージのアイデアの豊富さはMidjourneyのほうがいいと思いました。

今回のキャラは、Midjourneyが提案してくれた一番左のキャラがもとになっています。

素晴らしいと思いました。

最初のイメージさえできれば、あとはNano Bananaでいかようにも展開できます。

これをもとに、まずは背景をしろにしてもらい

さらに、ちびキャラにしてもらいました。

このあとの展開は、Nano Bananaが得意です。

生成をMidjourneyで行い、バリエーションをNano Bananaで行うというフローが、なかなか都合がよろしいようです。

とは言え、Nano Bananaにも限界があります。

 

こちらのキャラの目線をキャンバスに向けたかったのですが・・

「目線をキャンバスに向けて」といってもなかなか向いてくれません。

筆だけはキャンバスに向けてくれました。

Midjourneyでも同じことがおきていましたが、Nano Bananaでも完全ではないということです。

これをあれこれやっても疲弊したりがっかりしたりしがちなので、あっさり諦めました。

そして、Midjourneyで行うことにしました。

動画機能を使うのです。

Midjourneyの動画でさらにバリエーションを作る

Midjourneyでは動画をつくることができるようになり、キャラの固定がかなり容易になりました。

こちらで作った動画を見ることができます▶動画

この動画には、望んでいた「目線がキャンバスを向いている」フレームがあるのです。

動画のしたにバーがあり、それを動かすことで気に入ったフレームを見つけます。

目線がしっかりキャンバスを向いています。この画像を取り出すために右クリックをします。

すると、「Cooy Current Frame」という項目があるので、それをクリック。

必要な箇所に貼り付ければ、OKです。

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キャラクターを固定し、さまざまな表情、角度、ポーズなどを作り出す最適解

以上、2025年9月28日現在における、キャラ固定の最適解についてまとめます。

アイデア生成はMidjourney

Nano Bananaは、元からある画像を編集するのには長けていますが、アイデアの生成はMidjourneyに譲るという状況です。

なので、まずMidjourneyで基本のアイデアイラストを作ります。

同一キャラのバリエーションはNano Banana

いったんキャラクターができれば背景を抜いて城にしたり、ちびキャラにしたり、さまざまな表情、ポーズを取らせるのはNano Bananaが得意です。

かゆいところに手が届かないときなMidjourneyの動画機能を使う

Nano Bananaで詰まってしまい、こうしてほしい!という画像が出ない場合は、Midjourneyに画像を持っていき、動画を作成させることで思っている画像を得ることができます

こちらの画像と・・

こちらの画像

この中間の動きが欲しい時、Midjourneyで、最初のフレームと最後のフレームにそれぞれにイラストを指定して、動画をつくらせるのです。

この間の、自然な動き、表情はNano Bananaで指示して生成するには至難の業でしょう。

Midjourneyの動画機能は、同一キャラ固定で自然な動きのバリエーションを作れます。

こちらも万能ではなく、動画なので解像度が低いです。

Nano Bananaで生成したほうがやはりきれいで解像度が高い画像を得ることができます。

以上のように、それぞれの一長一短をうまく使って必要な画像を得るというフローが最適解のようです。

私の著書

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