19世紀に,二人の南極探検家がほぼ同時に南極を目指していました。
一人は,イギリスの探検家スコット。一人は,アムンゼンです。
人類初の南極点到達という偉業をかけた探検でしたが,結果,その名声を得たのはアムンゼンでした。
スコット隊は,アムンゼンの一ヶ月も後に到達した後,帰途,全滅してしまったのです。
どうしてこのような違いができたのでしょうか。
この二人の進み方の違いは,僕たちに目標達成に向けての大事な学びの機会を残してくれています。
毎日進めるだけ進んだスコット隊
まず,スコット隊のお話から。
スコットは,晴天の日や,風が凪いだ日などには,進めるだけ進んだそうです。
一日に何十マイルも進めるだけ。
どんなに隊員が疲れていても,行程をできるだけ稼ごうとしました。
逆に,風が強くて進めない日は,テントに閉じこもって,日記にぶつぶつと不平を書いていたとのことです。
そして,さんざん疲弊し,ボロボロになったスコット鯛がようやく南極点にたどりついたのは,すでにアムンゼンたちが到達した一ヶ月もあと。
スコットたちはどれほど落胆したでしょうか。
結局,体力を使い果たしてしまった隊員たちは全滅することになってしまったのです。
1日に決して15マイル以上進まなかったアムンゼン隊
逆に,アムンゼンは,どんなに風が凪いでいようと,晴れていようと,必ず15マイルしか進まなかったそうです。
早く目標を達成した日には,十分に隊員や犬を休ませていたとのこと。
南極点まであと35マイルという地点まで来た時,
行こうと思えばその日のうちに到達できたでしょう。
でも,アムンゼンは,それをしなかったんです。南極店に到達したのはその3日後だったと言います。
十分に余力のある隊員たちは,その後無事に本国に帰り,人類初の南極点到達の栄誉を讃えられました。
毎日たんたんと一定数の仕事を積み重ねること
この二人の進み方から,僕たちが学べることはなんでしょうか。
それは,「毎日たんたんと一定数の仕事を積み重ねる」ということの大事さです。
僕は,ブログを1日30分でやめます。
いろいろ他にもやることがあるからですが,他にも理由があります。
すごく気分が載っている時には30分以上書くということをやると,
気分が乗っていない時にはやらなくてもいい,ということを許すことになるからです。
気分とは関係なく,30分
30分やったらやめる。
結果的に,毎日の積み重なりは,高くなります。
やれるときはやれるだけやる!というやり方は,毎日決めた量だけやるというやり方に比べて少なくしかできない。
あまり効果がないんですね。
勉強も仕事も,積み重ねが必要なことは,僕は淡々と決めた量だけやるように,そしてそれを長く続けるようにしています。
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