福原麟太郎先生の「読書と或る人生」に再会して3週間め。
少しずつ読み進めているがすごく面白い。
若い時にはそう面白いとは思わなかった。
若い時の読書はとにかく慌てていて、その本から知識や考え方を知る、学ぶといった読み方だけををしていたので、その点から言えば昭和の40年代に書かれたこの本からは得るべき新しいものがなかったからじゃないかなと思う。
今はそんなに急ぐ読書ばかりはしていない。
速読術とかなんとか読書法とは関係なく、何日もかけてじっくりと読む本もある。
大元に触れたいという気持ちから求める本も多い。解説本でなく原典。
そういう本は、それが書かれた時代背景や、作者の年齢と考え方などを味わいながら読むとすごく面白い。
私の一日は、とにかく急いで知識を得るための読書と、じっくりと味わう読書の時間がが何度も繰り返し交代でやってくる。
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