※以下の記事は、Kindle電子書籍として出版する原稿を、ブログの記事形式で執筆するものです。数日に分けて執筆していきます。
2025年2月19日現在 執筆中
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これまで21冊のKindle本を自分の手で書いてきた私が、2024年の1月以降、AI生成の本作りに大きくエネルギーを割くようになりました。
そこにはいろいろな要因がありますが、AI生成による本への見方が自分の中で大きくアップデートされた事が大きいです。
AIを使うと、自分だけの発想やライティング能力ではとてもたどり着けなかったような内容の本を書くことができるのです。
一般的に、Kindleダイレクト出版で出す本には編集者がいません。
せいぜい知人に読んでもらって、わからないところや誤字脱字を指摘してもらうことぐらいしかできません。
より需要のある切り口を考えたり、より読まれるような構成を考えたりといったことは、一人では限界があるわけです。
ところがAIを入れることによって、企画会議や編集会議ができるようになるのです、
1つの知識があったとして、それを本に表す場合、
どんなテーマで本を書いて人に伝えたいのか、
どんな人にその本を伝えたいのか
それらの人にどのようになってもらいたいのか、
そういうことを自分の頭でこねくり回すのではなく、AIと相談しながら、AIが出してくれた様々な選択例を1つ1つ選び、選択をしていくことによって自分でたどり着けなかった対象者やテーマなどを作り上げることができるわけです。
またそれらを適切に伝えるための本の構成やタイトル。そういったものもAIとの編集会議の中でできるようになりました。
Lyustyleと言う1人の人間には限界があります。
自分の経験や知識でしか語ることができないと言う限界です。
しかし、AIと組むことによってAIが持っている広範な知識をもとに、自分の考えやアイディアをアップデートしたり、経験や知識をその世界の広大な試験の中に位置づけたりすることができるようになるのです。
そのような経験を2024年の11月から3冊ほどAIとの協働で書いてきた本ですることができました。
そしてその力を確認することができました。
そこで、2025年の1月から本格参入を始めることにしました。
そして、Lyustyle名を入れた初めてのAI生成本がこれこちらです。
書写の「ミライ企画PlanNova 遠山守」とは、それまで4冊のAI生成本を出版するときに使っていた名前です。
そこに共著という形で初めて私の名前を入れたのでした。
この本ではAI生成本と言うものに懐疑的な思いを持っている人に向けて、
AI生成本と言うのは、決してお手軽な丸投げから粗製乱造された質の低い本ではない
と言うことを語りたいと思います。
また人間が自分の力でキーボードを打って本を作り出していくことに価値があると思っている人へ向けて、
AIを使うことによって、自分がとても作り得なかった価値を作り出すことができる
ということを述べたいと思います。
またAIを使って本を書いてみたいけど、なんだか自分が書いた本じゃないみたいだと思う人へ向けて
自信を持って自分が書いた本だと思うことができるような書き方
について解説をしたいと思います。
また巷に溢れているプロンプト壱発で、Kindleの原稿作成と言うようなプロンプトを使えば、確かに原稿はできるけど、それの内容が薄っぺらいなと感じている人へ向けて、
より内容が豊かな文章を書いていくことができる考え方や方法
について解説をしたいと思います。
ニュースの記事やブログはAIが書くと言うような時代に入ってすでに2年ほど経っています。
またYouTubeの動画やXに流れてくる漫画にしても、AIが作り出している時代になっています。
2年前はこのような状況についてクリエイターの人たちからかなりの反感も持たれていました。
しかし時代は不可逆です。
手書きがタイプライターに変わり、タイプライターがワープロに変わったように、それまでの時代の人から反感を持たれていたものが次の時代の主流になっていくと言う事は、これまでの歴史の中でも何度も起きています。
私たちは今、また同じ歴史を経験しようとしているわけです。
今後AI生成によるKindle本の作成はだんだん主流になっていくはずです。
なぜなら、AIを使う方がより豊かなものができるということに人々が気づき始めているからです。
そして、読者のほうも、AI生成の本であると言うことへのアレルギーが少しずつなくなってきているように感じます。
AI生成の文章を読み慣れてきたということもありますが、AI生成であるからこそ、様々な試験やアイディアが盛り込まれた本になっているということがだんだんわかってきているのです。
素人が書いたブログの延長のような本ではなく、世の中の叡智の力を借りることによって質の高い本を作ることができているのだと理解することができるようになっていくからです。
しかし世の中はまだAI生成と言うものへの反感は根強いものがあります。
何故かと言うと、美麗な表紙につられて買ったはいいが、呼んでみると実例も筆者としてのユニークな考え方もなく、世の中、ネットに溢れている知識や考え方をまとめただけと言うような本がまだまだ多いからです。
しかし、これらの本はそのうち淘汰されていきます。
少なくとも、そんな薄っぺらい内容の著者の本は読まなくなっていくからです。
そしてAI生成であってもユニークなアイデアや知見によって書かれた本が選ばれるようになっていくからです。
このようなAI生成本ですが、現在のKDP(Kindle・ダイレクト・パブリッシング)の考え方では、完全にAIに丸投げした原稿も、大幅に自分の手を加えて99%が自分の文章であると言うような原稿も、どちらも「AI生成」本であるとされます。
出版するときの基本事項の入力に、AI生成であるかどうかにチェックをいれるようになっています。
そこでは、いかにほとんどが自分の追記であっても「AI生成」にチェクを入れなければなりません。
私は、AI生成本にネガティブな感情を持っていた頃は、ここにチェックをいれるのが嫌でした。
こちらの本は、私がUdemyを作る時、なかなか出版に踏み切れない人のためにAIによる生成原稿を使う方法を示した際、自分で試した見た本です。
私はその時、「AIアシスト」という方法を紹介しました。
AIアシストとは、AIが生成した原稿をあくまでもヒントとして使い、自分でゼロから全部書いたもののことをいいます。
KDPのコンテンツポリシーには、AIアシストで書いた原稿は、「AI生成」にチェックを入れる必要はないと明記してあります。
なので、もし「AI生成」にチェックをいれることに抵抗がある人は、AI生成の原稿をいったん消して、ゼロから全部自分の手打ちで書き直す方法で原稿を作ることを示したわけです。
つまり、それほど、私自身に「AI生成」にチェックをいれることに抵抗があったわけです。
それはAI生成本とわかる本の、あまりにも薄い内容に辟易していて、AI生成本にかなりネガティブな感情を持っていたからです。
しかし、今や考えは変わりました。第1章で詳しく述べますが、素晴らしいAI生成本に出会ったからです。
現在では、むしろ堂々と「AI生成」というところにチェックをいれるほど私のイメージはアップデートされました。
AI生成であっても、そのような内容が豊かな本はどのようにして書いていけばよいのでしょうか
あなたがこの本を読んで、AI生生本と言うものへの考え方が変わり、自分もAI生成によって、より質の高い。そして自分ではとても書けなかったような本を書いてみたいなと思ってもらえることを願っています。
ところで、この本はAI生成本の書き方の話をする本でありながら、実はAIを使っていません。
すべて私が描き下ろした本です。
自分で書いたことに価値があると言っているのではありません。
この本には、AIを使う必要がなかっただけの話です。
私の経験、私の考え、そして今の状況、それらを鑑みて考えをまとめてるうちにこの本ができました。
ただそれだけのことです。
私はこれからもこの本のようにAIを使わず自分の手で本を書いていくかもしれませんが、それでも無理してそうするのではなく、適材適所にAIを使いながらより良い本を書いていこうと思っています。
第1章 第1章 AI生成キンドル本の誕生と変遷
2022年の秋にChatGPTが現れ、翌年2023年の2月23日に堀江貴文氏が全てAIで書いたAI生成本をおそらく日本で初めて出版しました。
「夢を叶える力」
表紙の絵から扉の文章まで、ほとんど全てがAIで作られていました。
あとがきのみ、執筆されたそうです。
私はリリース当日、コメダで週次レビューをしているときにこの本を見つけ、初のAI生成本だと知り、すぐ読み始めました。
随所に違和感がありました。ホリエモンならここでさらに突っ込んだことを言うんじゃないのかとか、少し実例が足りないなとか、そういうような違和感です。
しかし私はその時に「AIはやはり限界があるのかな」と思いつつも、かなりの希望を持ちました。これくらいならちゃんと読めるなと思ったからです。
そして、いよいよ来るべき時が来たなと思ったことをよく覚えています。
AIがKindle本を書くとこうなるのかというイメージを持つことができました。
私は、2023年の2月ごろには既にブログの記事をAIで書き始めていましたが、その頃はまだ「私はブログの記事をAIで書いています」とは言えないような状況でした。
まだまだ「AIに記事を書かせるなんて滅相もない」と言われそうな感じだったので、収益用の「見えないブログ」の方でこっそりとやっていたのです。
しかし、当然ですが、AIをブログに活かそうと考えたいたのは私だけではありませんでした。
23年の8月位にはたくさんの人がブログ作成用のプロンプトを発表し始め、2023年の10月以降にchatGPTのアップデートでGPTsが出てきたことで、一気にブログの記事をAIに書かせるということが市民権を得てきたという感じがしました。
「なーんだ。みんなやってたのか」という思いです。でみんなAIでブログを書いてたんだなぁと思ったものでした。
話を戻します。ブログでさえこのような状況でしたので、堀江貴文氏がその本を出した2月ごろは、まだ電子書籍をAIで書くなどとは言えないような状況でした。
しかし、そのうち電子書籍もAIで書く人がでてくるんだろうなと思っていましたので、堀江貴文氏がAI生成本を出したときには、思いのほか早くそれが実現されたんだなと思ったのでした。
2023年初め頃のChatGPTは、今に比べて性能が低く、一度に出力できる文字数もせいぜい1000文字程度位でした。
なので、とても1万文字を超えるようなKindle本をchatGPTでつくるなどまだ早いと思っていました。
しかし2023年の8月ごろには、すこしずつ入出力できる文字数も増えてき始め、ようやく私もKindleをAIで作ってみようと思い始めました。
そして、1万5千字ほどのKindle本の原稿を書かせてみました。
図書館の中を散歩しながら、chatPTが「第1章を書きました。これでいいですか?」と聞いてくるのに「はい」「はい」と答えていき、10分かからずに原稿を作ると言う経験をしました。
「AI時代の図書館の活用」というような原稿だったと思います。
しかし当時のChatGPTは検索能力がなかったので、既に学習している知識からしか原稿を書くことができませんでした。
なので、原稿を読んでも一般論ばかりで全く面白くなかったことを覚えています。
なので、僕はChatGPTを使ってKindleを書こうと言う取り組みは棚上げにしたのです。
しかし、Kindle本の市場には一気にAI生成本が溢れてきました。
なぜわかったかと言うと、ちょっと目を引く本を読んでみたら、それが片っ端からAIで書かれた本だとわかるような本が次々に上位に並び始めたからです。
これもAI,あれもAI・・・。
やはり、AI生成の薄っぺらな本が大量に出てきたなと思ったものでした。
そして、そんなAI本の量産は、私の電子書籍出版のポリシーに合わないと思っていました。
私の電子書籍作成の考え方は、価値提供ファーストです。
何らかの価値を読者に提供できて、その代償として報酬をいただくと言う考えだったからです。
しかし、量産されたAI生成本は、読者への価値提供などよりも、表紙やタイトルで目を引いてダウンロードさせ、ページをめくらせて稼ごうとする本ばかり。
私はそのような稼ぎ方をするつもりはなかったので、電子書籍をAI生成で作る気持ちはまったくなくなりました。
AI生成であるということと、あこぎな稼ぎ方をするということは本来全然別のものなのですが、2023年の夏頃の状況では、「AI生成本=質の低い本をAIで量産して稼ぐ」というように見えてしまっても仕方ない状況だったと思います。
当時のAIの能力では、読者が納得するような質の本をつくるのは難しいと感じていたので、私はAI生成には手を出すべきではないと思うようになったのです。
それから(2023年夏頃)から2024年の秋頃にかけて、私は1年以上も、AI生生の本と言うものに懐疑的な気持ちをずっと持ち続けることになりました。
ところが2024年の秋に私の考えが一変することがおこりました。私はAIで書かれた優れた本に出会ったのです。
実際には、出会っていたのは、質の低いAI生成本が量産されていた2023年の夏でした。それはChatGPTについての解説本でした。
とてもわかりやすい文章で、図解も豊富。優れた本だったので、何度も読み返しました。
ベストセラーにもなっており、そして、「やはり、人間がちゃんと書いた本は違うな」とまで思っていたのです。
ところが、2024年秋にある電子書籍のセミナーを受けた時、ある講師が登壇。AI生成で作成してベストセラーを取った本として紹介されたのが、なんとその本だったのです。
私はその本を読んで、「わかりやすい!さすがに人間が書いた文章は違う!人間が編集した本は違う!」とまで思ったのです。
その本がAI生成本だった・・・。
ショックでした。AI生成電子書籍に懐疑的になって避けていた私と、それを利用して優れたAI生成本を出していたその著者との違いが突きつけられました。
AI生成に懐疑的な気持ちを持ち続けた1年間は一体何だったのでしょう。
私はそのことをとてももったいなく感じました。
AI生成による電子書籍は薄っぺらい内容の本だけではなく、このような質の高い本を作ることができるのだと言うことも知らずに、私は1年間過ごしてきたのです。
2023年の夏にその本に出会った時、それがAI生成の本であると見抜くことができていたら、私はきっと違う考えを持っていたんじゃないかと思います。
そして自分もこのような本を書きたいと思ったに違いありません。
AI生成本と言うことに懐疑的なあまりAIを使わないことにこだわり、1年間毎月1冊出版を頑張ってきたのでした。
それはそれで自分の実績となり、その時の経験とスキルがUdemy講座を作ることにつながったのでよかったとも言えます。
反面、AI生成と言うものへの考え方のアップデートが遅れたということは、とてももったいないと思いました。
なにはともあれ、1年遅れましたが、私はAI生成ということへの考え方をアップデートすることができました。
そして、2024年11月以降、AI生成電子書籍作成に取り組むことになりました。
まだLyustyleと言うブランドでAI生生音を出す勇気はありませんでした。自分でタイピングして21冊の本を送り出してきたLyustyleです。
それはブランドでもあります。
LyustyleがAI生成本をだしたら、そのブランドが崩れるかもしれない。そう思ったからです。
そこで、AI生成による本では、「東山守」というペンネームを使うことにしました。
AI生成とAIアシスト
少し話がそれますが、私自身がAI生成の本を書きたくないという気持ちとは裏腹に、Kindleの一冊目がなかなか出せない人にはAIを使う方法もあることを伝えたいという気持ちもありました。
AIを使うと効率的に文章が書けると言う事はブログ記事をAIで書いていた経験からよく知っていました。
なので、初心者がAIを使うと、出版しやすくなるだろうと思っていたのです。
しかし私自身は、AI生成に懐疑的だったということと、もう一つ、AI生成による本は淘汰されていくのではないかという思い込みもあったため、「AI生成」の方法を紹介することは気が引けていました。
そこで、なんとかいい方法はないかと考えて見つけたのが「AIアシスト」という方法でした。
KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)のコンテンツポリシーには「AI生成」と「AIアシスト」という言葉が出てきます。
AI生成とは、文字通りAIの作った原稿による本です。
ところどころ私の言葉で書き直したり、私の経験を追記したりすればいいのかと思いきや、それでも「AI生成」なのです。
コンテンツポリシーには「大幅な編集を加えてもAI生成」と書かれています。
極端に言うと、AIが作った原稿の8割方自分の言葉で書き換えて、AIは残り2割ほどだけだとしても、AIの原稿に編集を加えたものに違いないので、これはAI生成となります。
「AI生成」にあたる原稿は、出版するときの調査で「AI生成」にチェックを入れなければなりません。
もう一つ「AIアシスト」とは自分の原稿をAIを使って校正するなどすることです。
あくまで自分がつくった原稿をAIでブラッシュアップするのは「AI生成」とはみなさないというわけですね。
実はもうひとつ書かれています。それは「AIが生成したものをヒントに自分で全て書いたものはAIアシストとして捉える」ということです。
この場合、もとは自分で書いたものであるから、AI生成にチェックを入れなくても良いということが書いてあるのです。
「AI生成」の原稿を出版するときには「AI生成」にチェックを入れなくてはならない。
「AIアシスト」にあたる原稿を出版するときには、「AI生成」にチェックを入れなくてもいい。
そこで私が試行してみた方法が、「AIに書かせた文章をヒントにし、一行一行消しながら、自分の文章で全文置き換える」という方法です。
AIに書かせた文章を見ながら書いたら、それは単なるコピーです。
しかし、AIの文章を一旦読み、それを消して見えなくする。
そして、その趣旨に沿って、自分の言葉で書き直していくのです。
この時点で、すでにAIが作った文章ではなくなりますし、大体の場合、元の文章からはおおきくそれて、自分のオリジナルの文章に生まれ変わっていくのです。
私がためしたところ、AI生成による1万5千文字の原稿の作成は10分。
全書き直しに2時間56分かかりました。
いつのまにか3万字を超える原稿になりました。
私の考えや経験が付け加わったオリジナルの文章になったのだから当然です。
これで、AIによるヒントを元に、アシストしてもらって書いた自分の原稿ができました。
これを出版するときに「AI生成」にチェックを入れなくてもいいのです。
初めての人にはとてもやりやすいAIの使い方だと思っています。
そして作ったのがこの本です。
ここでペンネームの話に戻ります。
私が初めてAIを使って作ったこの本。この本の著者名で、私は「東山守」を使ったのです。
自分でオリジナルの知見や経験を加えてオリジナルの文章にしたとは言え、AIの原稿をヒントにして書いたものですから、とてもLyustyleという名前で出す勇気はありません。
したがって、その本はLyustyleとしてのプロモーションができないので、そのままほったらかしていたわけですが、ちょこちょこと読まれていることがわかりました。
2024年の7月に出版して以来、2025年の2月までの7ヶ月で、3300ページほど読まれ、1600円くらいは稼いでくれました。
また、月に1冊くらいはお金を出して買っていただいてもいます。
そして、グローバル評価では7名の方から平均4.2の評価をいただいています。
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「読んでスッキリしました」というレビューまでつけていただきました。
私のAIアシスト本にはそれなりの価値があったのです。
また、2024年の11月以降、AI生成に取り組んでから出版した3冊の本もそれなりにレビューや★などをいただいてきました。
初めての「AI生成」本では、ほぼ丸投げで出版しました。
1行削除しましたが、それ以外はAIが書いたものをそのまま出版という、完全丸投げで出版してみました。
これは読まれてはいますが、グローバル評価はいただけていません。
完全丸投げで出版しただけなので、私もあまり手応えはありませんでした。
12月に2冊の本を出しました。
これは、丸投げではなく、AIのClaudeと対話を重ねながら、適宜編集会議を開いたり、企画にまでもどったりしながら、あたかも編集者と執筆者の協働のようなイメージで丁寧に作りました。
これはグローバル評価5名で4.5の評価をいただき、「実用的でそのまま使える!」というレビューもいただきました。
1月には、これまでのAIとの協働による執筆経験をすべて取り入れて次の本を出版しました。
これには、2つの評価でどちらも5をいただいただけでなく、望外なレビューを頂きました。
かなり長いレビューでしたので、ところどころ省略させていただきながら掲載します。
視点が変わると人生が変わる!まさに目からウロコの一冊
この本に出会い、大きな気づきを得ました。
ロシアの量子物理学者ヴァジム・ゼランドが提唱した「トランサーフィン理論」を現代のビジネスシーンに応用して解説しており、非常に実践的な内容です。
特に物語形式で展開される内容は、単なる理論書ではなく、主人公の成長を追いながら自分自身を重ねることができ、最後まで一気に読み進めることができました。
「どうすれば状況を好転させられるのか?」という問いに対して、具体的で明日からすぐに試せる方法が豊富に紹介されています。(中略)
■この本の魅力
1. 理論をわかりやすく物語で解説
2. 具体的かつ実践的なアドバイスが満載
3. 読み終えた瞬間から行動に移せる
読むだけで終わらない、実際に行動する力をくれる一冊です。仕事や人生に行き詰まりを感じている方に、ぜひ手に取っていただきたいと思います!
自分にもAI生成でこれだけのレビューをいただける本を書くことができたということは自信になりました。
そうした積み重ねの後に2025年の2月、以下の本を出版。
ここで、私は初めてLyustyleの名前を入れることができました。
共著者としてではありますが、表紙にしっかり私の名前を入れています。
出版ページからも、「遠山守」だけでなく「Lyustule」の著者ページにもリンクされていました。
そして、Lyustyleの販売ページでは、このAI生成本が私の著作の1つとして掲載されているのです。
ようやく私もAI生成本の取り組みへの一歩を始められたという気がしています。
私はアップデートされました。
今後、AI生成本は「東山守」名義で書くと言うルールは続けながらも、Lyustyleという名前も共著者としてしっかり入れていこうと思っています。
第2章 AI生成キンドル本とは何か
フリーイラストダウンロードサイトのイラストACでは、AI生成で投稿されたイラストには「AI生成」というラベルがつけられます。
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イラストACでは明確に人が書いたものとAIが書いたものと言うのは区別をつけられていると言うことです。
しかし、同じAI生成でも、AmazonのKindle本のサムネールには、AI生成の電子書籍でも「AI生成」言うラベルはつけられていません。
AI生成だとわかる表示もありません。
Amazonでは、その本がAIが書いたものであろうと、人間が書いたものであろうと、区別はつけないと言うポリシーが表れています。(今のところ)
人が書いた本であろうが、AIが書いた本であろうが、読者が良いと思った本はよい本と言う考え方で表示されているわけですね。
そのように、AI生成とかAI生成でないなどの区別をしていないアマゾンのKindle本の電子書籍で、AI生成本とは何かと言うことを語るのに、どんな価値があるのでしょうか?
それはまだまだAIに書かせたと一目でわかるような内容の薄いが溢れている状況だからです。
そんな状況の中で、あなたがAI本を書いていくと言うチャンスを自ら捨てると言うようなことにならないようにしたいと思っているのです。
それでは、改めてAI生成ということについて確認をしておきましょう。
本をダウンロードして読んでみたとき、「これはAIが書いた本そのまま編集もせずに出してるな」と思うような本に当たった事はありませんか?
そういう読書経験をするとAI生成本と言うものにネガティブな気持ちを持ってしまうものです。私もそうでした。
しかし一方で、私が経験したようにとても質の高い本もあります。
その違いと言うのは一体どこから出てくるのでしょうか?
この違いを知っておくことが、AI生本とは何かと言うことを考えるときの重要なポイントになります。
それは丸投げか丸投げでないかと言うことです。
丸投げか丸投げでないか
AIに原稿を書かせること自体はものすごく簡単です。
何らかのテーマを提示し、
「これを15,000文字の本にするための段落構成を考えて」
と指示をして段落構成を出力させます。
「それぞれの見出しについて、順番に2000文字ずつ執筆してください」
と指示して順番に全体を出力させ、それをWordに貼り付ければOKです。
私は、上の作業を風呂の中で行い、風呂から上がって体を拭き上げる頃には原稿ができてしまいました。
かかった時間は20分ほどでした。
また、メンバーシップのセミナー開始前の10分間で原稿を書いてしまったこともあります。
そうやってできた原稿をそのままAI生成本として出版することができるわけです。
これが丸投げですね。
それに対して、AIが出力した原稿を元にしてAIとのやりとりを続け、質の高い原稿に仕上げていくという作り方があります。
企画段階で明確にした対象者やコンセプトからずれているということを発見して構成を考え直したり、ここには具体例を入れたらどうかというAIからの提案に対して私の経験をリソースとして提供したり、対象者にとって分かりにくい言葉を見つけて書き直したり。
このような編集会議をもとにした協働作業を行って、より原稿と質としての質を高めていくと言うやり方です。
私は、単なる指示者ではなく、編集者としてAIとの編集会議を繰り返しながらつくっていくのです。
このような本は一般的に読み応えがあり、内容も豊かな本に仕上がっていきます。
丸投げとは全く違う編集者としての人の手が加えられた本です。
こうしてみると、後者の作り方でつくった本は「AI生成」ではないようにみえますね。
しかし、前章で解説したように、これもAI生成本です。
コンテンツポリシーによれば、AIの原稿に大幅な手を加えても、それはAI生成であると明確に述べられています。
こうしてみると、AI生成と言うだけでネガティブなイメージを持つのはもったいないと言う気持ちになりませんか?
本を読んでみて役に立つなと思ってもらえばそれで良いし、そのような本をAIに助けてもらって書くことで、より効果的に作ることができるのだとしたら、AI生成による本を書くということへの見方がポジティブになるのではないでしょうか
AI生成とは何かということについて改めてまとめておきます。
AI生成には2種類あること。
1つはAIに丸投げで、書かせたもの。
1つは編集者として人が関わり、企画会議や編集会議を行いつつ、人間と共同協働して作られたもの。
AI丸投げの本は質が低いことが多いが人間とAIが共同して作ったAI再生本には本としての価値が高いものが多い。
しかしどちらも「AI生成」本であること。
AI生成あるからということでネガティブな感情持つのはもったいない。
なぜなら、アマゾンのKDPストアに並べられた本には、AI生成と言うラベルが貼られていないが、AIを使うことで質を高めた本もたくさんあるからだ。
以上、AI生成本とは何かとい事について改めてまとめました。
ネガティブな気持ちが薄らいできましたか?
次の章では私がどのようにしてAI生成本を作っているのかと言う実例をお伝えします。
第3章AIを使った本の書き方
AI丸投げ出版の経験
私のAIの一作目は量子力学をビジネスに生かすというテーマの本でした。
私は量子力学と言うものにとても興味があります。とても好きで、「量子力学」という名前がついた本があるとすぐに手に取ってしまいますし、動画はすぐに再生してしまします。
それほど大好きなものなのですが、内容について語ることは到底できません。
好きなだけで、人に語れる知識などないのです。
ところが、量子力学と言う、既に世の中に明確な知見が定まっているものについては、AIはそれを熟知しています。
AIには量子力学の知識があるし、それを文章化する力を持っています。しかし、どんな切り口で書くか、どのように書くか、誰を対象に書くか、といった指示を与えるのは人間です。
「こんな切り口で、こんな表現で、誰に対して書いてください」という指示を出して初めて、AIはその知識と執筆の力を発揮することができるのです。
そのような考え方をして、一度丸投げで書かせてみる経験をすることにしました。
そこでChatGPTに
「量子力学についての本を書きたいが、ただの解説文では価値がないので、何かと掛け合わせたいと思っている」と言う相談をしました。
様々なアイデアを出してきたのですが、その中に「ビジネスに生かす」と言うテーマがあったので、それを選びました。
後は構成を考えてもらって記事を書かせました。
1章ずつ書いて私に示してもらい、よければ次の章を書かせるという方法です。一気に書かせると一つ一つの性や見出しの内容がうすくなってしまうからです。
出力されたものを集めてWordに貼り付けて読んでみました。
全くおかしいところがなく自然に読むことができました。
いかにもAIが生成したな、という文章にも見えませんでした。
1カ所だけ重複しているところがあったので、その行だけを消しただけで、そのまま出版しました。
これはほぼ丸投げと言っても良い作り方でした。
量子力学という豊かな知見がすでに世の中にあふれているものについて、「ビジネス」というテーマと組み合わせただけです。
なので、丸投げでも一応は本を作ることができたといえます。
しかし、これはLyustyleと言う人間の関わりはほぼないに等しい作り方でした。
なので、とてもLyustyleと言う名前をつけて本を出すことができませんでした。
本自体は、そんなに売れる事はなかったとはいえ、ポチポチとは読まれ続けています。
しかし 丸投げについては一旦経験したということでこれで卒業としました。
選ぶテーマによっては丸投げといっても、そんなに質が低いものにはならないんだなと言う事は実感することができました。
ならば、私の手を加えればさらに良いものができると言う確信が生まれたのでした。
AIと企画会議を行う
それ以降に出した本は、全てAiと「協働」で作っています。
協働とは、指示を出したらあとは任せっぱなしというのではなく、企画の相談から始め、テーマの内容を学びながら知識の共通土台を作りつつ、指示、提案、選択、書き直しなどを繰り返しながら丁寧に作り上げていくことを指します。
12月には、「プロンプトチェーン」と言う。当時流行り始めていた考え方をもとに本を書きました。
これはプログラミングに使われることが多い概念ですが、それをビジネスの遂行に生かす観点で書いたものです。
当時、私はプロンプトチェーンと言うものについてはほとんど何も知りませんでした。
そこで、ネットにある記事を色々と読んでみました。
YouTubeなども見ました。
それらから得た学びをまとめ、「知識の土台」としAI(私の場合はClaude)に読み込ませました。
その上でお互いに質問をし合う中で、私もAIもフロントシェーンと言うことについての理解をどんどん高めていきました。
そしてある程度語ることができるところまで学んだ上で、企画会議を行ったのです。
この本では何をテーマにして本を書くのか。
その対象者は誰なのか。
内容は何なのか。
そのようなことを明らかにしていくのです。
この企画会議で明らかになったテーマは「プロンプトチェーン×ビジネス」でした。
プロンプトチェーンに関して、プログラミングの観点から書かれた本はたくさん本が出ていました。
しかし、すでにベストセラーまで出ているそのテーマで本を書いても後発組としてはなかなか読んでもらえないでしょう。
しかし、プロンプトチェーンの概念をビジネスの中で生かしていくと言うテーマは存在するにも関わらず、そのテーマで書かれた本が1冊はありませんでした。
そこで、この企画を通すことにしたのです。
テーマと対象者と内容が決まったので、それをどのように構成をすれば良いかと言うことを話し合いました。
Claudeから示された見出し構成をもとに私も意見を伝え、少しずつ見出しを明確にしていきました。
そしてこれでOKということになって初めて執筆に入ったのです。
ここからは、ライターとしてのClaudeにまかせていきました。
私はClaudeに1章ずつ書いてくださいと言う指示を出し、書き上げてきたものを丁寧に読みながら、テーマとズレていないか、書かれている内容はナレッジベースとして共有した知識のファイルに基づくファクトであるのか、勝手に想像で補った本当らしい嘘(ハルシネーション)ではないか、などをチェックします。
「これはナレッジベースに基づく内容ですか」と問い返すと「すみません。そこは私の想像でした。実際にはこのように書かれていました」と答えてくることもあるので、全面的に信頼することはできません。(悪気はないんですが・・・)
また、対象者は一般のビジネスマンなのに、プログラマーに対して書いたような例を掲げることもあります。そのようなときには、対象者の確認をした後に差し戻し、書き直してもらいます。
このようにして、私は編集者という役割を演じながら、ライターであるClaudeと協働で1章ずつ仕上げていきました。
2025年2月19日現在 執筆中