ブログがあまりに混とんとしてきたので,カテゴリを整理しようと思い立ちました。
書きたいように書きたいことを書き連ねてきたので,カテゴリはつぎはぎだらけになって何が大切なのかさっぱりわからなくなっていました。
ちょうど,Scrivener for IOS が出たこともあり,電子書籍の貯まっているのをいろいろ編集していたところ,なんだか「知的生活」ということを一生懸命にやってきた私は,そのことで一つの知的生産をすることができるんじゃない?みたいな大それたことを考えました。
そこでScrivenerに新しくプロジェクトを立てて,2065もある記事の中から,これなんとかいけそう,という記事を拾ってみました。
そうしたら混とんとしていることしていること・・・・
一気にげんなりしてしまいました。
でも,そこから見えてきたのは,「私は知的生活にあこがれてこれまで30年間やってきたんだなあ」という思いでした。そのことの再確認を確かにすることができました。
そこで,もう一度,「知的生活」ということを柱にしたカテゴリに組み替えてみようと思いました。
それにうってつけなのがアウトライナーです。実に楽しそうです。
そしてはじまったアウトライン操作のプロセス
そう思って,私は今日の午後,カテゴリをいろいろといじりました。
まずWorkflowyでカテゴリの再編成をしました。カテゴリになりそうなリストをどんどん書いていきます。
そして,グルーピングしたり,レベルアップしたりしながらだいたいのアウトラインを作っていきました。
それから,Workfowyに残してあるこれまでの記事を当てはめてみました。
すると,さらなるグルーピングや,ブレイクダウンが必要になってきました。階層を上がって新たなカテゴリを生み出す必要も出てきました。
・・・・・お気づきだと思いますが,Takさんの「アウトライナー実践入門」の自由なアウトライン操作のプロセスです。
アウトライナー実践入門 ~「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術~
始めに必要だと思われたカテゴリを書き出したリスティング
それらを細分化(ブレイクダウン)したり,分類(グルーピング)したりする過程を経て,時には階層を上がり(レベルアップ)新たなカテゴリを見つけ,そして並べ替える(ソーティング)。
このようにしてできたのが,右側に表示されているカテゴリです。
実に楽しい経験でした。
実際にそれらのカテゴリの中に入っている記事の分類はまだこれからです。
カテゴリをなくしたため未分類に入ってしまった記事もありますし,カテゴリをふやしたはいいが,一つも記事がなくてはカテゴリリストに表示されないので,とりあえず1個だけ入れたものもあります。
そういうのをなんとかせねばならないのですが,この作業は,まさにアウトラインにコンテンツをあてはめていくトップダウン型のプロセスといえます。
なんと楽しいのでしょうか。
ブログを本に見立てて,カテゴリを章,節にし,アウトライン操作を楽しむ
およそ3時間ほど,この作業に熱中していました。
まさにアウトライナーにぴったりな作業でした。
このことは私におもしろいことを気づかせてくれました。
このブログ,大きな本に見立てられるんじゃないかということです。
つまり,ブログ自体を大きな本に見立てて今後の記事を書いていったら,「知的生活」という柱がしっかり通った充実した一冊の本のようなブログになるんじゃないかと思ったんです。
カテゴリを章や節に見立て,足りないなと思うところを少しずつ膨らませていくという記事の書き方。
これは,トップダウン型のアウトラインプロセスにあたります。
そうしているうちに,書いた記事がいったいどの章や節にあてはまるのか,もしかして新たなカテゴリが必要になるんじゃないかと思うことがあるかもしれません。
これはボトムアップ型のアウトラインプロセスにあたります。
ここからシェイクがはじまり,今日私が行ったような楽しいアウトライン構築のセッションがまたいつか生まれる。
なんと楽しいことでしょうか。
おわりに
本を書くようにブログを書いてみたいなと思いました。
これまでいろいろ渡り歩いて10年間のブログ歴の中では,ずっとボトムアップ型でした。どんどん書いていって,ある程度記事がたまってからカテゴリでグループ分けをしていくといったやり方です。ブログを書いている人はほぼそのように書いていると思います。
でも,静的サイトはどちらかといえば,トップダウン型ですね。
でもこれらを自由に行き来し,シェイクしながらコンテンツ全体を作っていけるというのはブログなりのいいところ。
今後,ちょっと楽しみなブログライフが待っていそうです。
楽しい週末でした。
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