06 知的訓練と勉強

10年前の私が暗唱することを大事にしていたわけ

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 私は10年ほど前、言葉で書かれた様々なものを暗唱することにこだわっていました。

 当時すでに50の声を聞く頃でした。正確に言うと48歳です。この状況で、一般的には記憶力なんてもう衰えてしまって、昨日の言葉よりもむしろ昔のことの方をよく覚えていると、言うようなことが話題になるような年齢です。

 しかし、いくら歳をとっていても、何かを学び続けようとする限り、暗唱する力は欠かせません。

 そして、あと3年で60の声を聞く今では、記憶力は年齢に関係ないという自信を持っています。

暗唱することの価値

 暗唱することによって記憶力を鍛えると言うことのほかに、暗唱することには、いつでもすぐに取り出して使える情報をいくつも頭の中に持っておくという価値があることを、私は身を以て知っていました。

 高校生の頃、古典で暗唱させられた祇園精舎の鐘の音や、子どもの頃暗唱した宮沢賢治の雨ニモマケズ風ニモマケズなど、今でもすぐに口をついて出てくるものはたくさんあります。

 それらがどれだけ今の生活を豊かにしてくれているか計り知れません。

 大学時代などにもよくノートに好きな詩を書いて持ち歩いては、何度も何度もそれを口ずさんでいました。

 好きな詩を、好きな時に暗唱できるのです。素敵なことです。

 暗唱できるものがあるということは、一生の宝を得たようなものです、

暗唱に関する私の仕事

 だから、私は子どもたちにも生涯のプレゼントをするつもりで様々な心地の良い詩や文を提示してきました。

 何を暗唱させるかと言うのはこれはカリキュラム外の事ですので、教師の持っている自分なりのリストがものをいいます。

 私自身は、自分なりのリストを持っていてそれを担任した子に毎年そのリストから覚えさせると言うような事はしていませんでしたが,そのようにしている人も有名な実践者としての教師たちには大勢いました。

 私は、その時その時に子どもたちが出会う心地の良いものを子どもたちに「暗唱してみるか」と言う形で渡していただけでした。

 百人一首の暗唱など、子どもたちは本当に楽しんで覚えました(国語の時間のはじめに、3分間百人一首をしていた)

 でもそのような教育課程外の事、隠れた裏のカリキュラムとでも言うべきものは子どもたちはよく覚えています。あんなに一生懸命教材研究をして行った授業のことなどさっぱり忘れているのに、私が口でつぶやいて見せた雨ニモマケズを聞いて自分でも覚えてしまったと言うようなことを今でも覚えている子がよくあります。

 私にとっての暗唱ということは、そのような価値のあるものです。

暗唱することの先にあるもの

 今の私は、暗唱に取り組んではいません。

 暗唱を、何のためにするのかと言うその先の目的がぼやっとしているからです。

 10年ほど前私が暗礁にこだわっていたのは、その先の必要性がありました。いつでも自分が必要としている時に般若心経を唱えることができるようになりたい、という切なる必要性です。

 現に、般若心経は10年経った今でも唱えられますが、ケネディの演説は今は暗唱できません。覚えても、それを唱える必要性がなかったので、その後暗唱されるかが気がなかったからです。

 ですから、今は暗唱をしていません

 ですが、必要となってらいくらでも暗唱力を働かせることができる自信はあります。

まとめ

 最初,クリヤさんから「Lyustyleにとって暗唱とは?」というお題をいただいた時,すぐにかけると思っていました。

 ところが結構かかりました。

 チリツモライティングでちょこちょこ書き進めてきたのですが,なかなかまとまらなかったのです。

 きっと,「今,暗唱してないなあ」ということと,10年前にあれだけこだわっていたこととの間のギャップを埋めるのに時間がかかったのじゃないかなと思います。

 しかし,この記事を書いている最中に,万葉集の暗唱を再会したくなりました。何のために?その世界がとても好きだからです。







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