※2020-9-6 タイトル変更
※2017-9-18 更新しました。「帰宅時立読」を入れていなかったので追記しました。
忙しいビジネスパーソンは,事務仕事に追われ,なかなか読書の時間を持つことができませんよね。
私など,1日のうちで「知的生活」らしいことに費やす時間は,2時間くらいしかありません。
午後10時からなにやら始めて,寝るのは12時と決めているからです。
そんな,午後10時スタートの私でも,可処分時間が2時間しかない私でも,1週5日間で3時間読めている方法があります。
月~金の5日間で180分です。
ということは1日に36分間読めていることになります。
可処分時間2時間の生活としては大したものではないでしょうか・
おまけにこの記録をとった当時は,可処分時間として計上できる時間は,1日に30分程度しかなかったのです。
それで平均36分読める。
その方法とは?
それは,「チリツモ」読書です。
目次
チリツモ読書とは
チリツモ読書とは,私の造語です。
2014年5月24日の記事で初めて使いました。当時,ネットで「チリツモ読書」を検索しましたが,ヒットしませんでしたので,私の造語として以下のように定義しました。
「チリツモ読書」とは、たった1分間であっても、スキマ時間を使って1ページ1ページ読み進めていく読書のしかたである。
[st-card id=108436389]
「1分間」しかない時間を読書で積み重ねていくのです。
ストレッチをやりながらであろうが,
バスの待ち時間であろうが,
待ち合わせのための時間であろうが,
たった1分間の積み重ねは意外と大きいものです。
チリツモ読書のやりかた
いや,もうやりかたというほどのことはありませんが,以下のようなことを心がけておくといいと思います。
1.1日のうちで,「チリツモ読書」ができそうなチャンスを前もって決めておく
三上
昔からある「三上」すなわち,「馬上,枕上(ちんじょう),厠上(しじょう)。
今でいえば,バスや電車,寝床,そしてトイレの中ということになるでしょうか。
私の場合,車で通勤します。また,寝床では一瞬で寝入ってしまいます。残るのは,トイレということになります。
帰宅時立読 2017-9-18追記
帰宅時立読は,帰宅して書斎に入ったとたん,間髪を入れずに立ったまま,着替えもせずに本を読む方法です。
これで,確実に読書時間をつくれます。結構いいですよ。
立ったままの方が頭に入るという事
確実に確保できる10分間であると言う事
このふたつの点でとても良いので、帰宅後立読はオススメです。
その他
ストレッチをする時間は,読書も並行して行えます。
PCが起動するのがやたらと遅いので,その間は読書に使えます。7分間も!
食後の台所での10分。
風呂の中でkindleを使いながら20分。
・・・こんな風に,「だいたいこの時間は毎日隙間時間になるよな。この時間を読書に使おう」と予約しておきます。
これで,チリツモ読書のスイッチが頭に入ります。
2.あちこちに本をばらまいておく
[st-card id=108441077]
「アイドル時間をつくらない! 「20冊並行読書」のやりかた」でも説明しましたが,家のあちこちに数冊ずつ本をばらまいています。
食堂,アクティブな本だな,寝室など。
こうしておくと,「すきま時間だなあ」と気が付いた時,さっと手を伸ばせるところに本がスタンバイされていますかからすぐに読み始められます。
3.あらゆる手段を使う
紙の本に限らず,Kindle paperWhite や,スマートフォンの電子書籍など
チリツモ読書に使えるものは全部動員します。
また,昨年から車中やウォーキング中に「Audible」を使って「聞く」読書も始めました。
また,「ウォーキング読書」も行い始めました。(決して歩きスマホのような「歩き読書」ではありませんよ)
4.記録する
チリツモ読書をチリツモたらんとしているのは,計測による時間の積み重ねの見える化です。
たった1分の積み重ねをぜひ計ってみてください。
わたしはげんざい「たすくま」を使っています。
この「見える化」により,意識しなければ消えてしまっていたはずの時間が,「読書」という有意義な時間に置き換わります。
そのために記録するのです。
チリツモ読書の威力
実際,チリツモ読書をしている時間を測った記録があります。
[st-kaiwa1]6月3日 火曜 21分
6月4日 水曜 44分
6月5日 木曜 26分[/st-kaiwa1]
これは,PCの起動時間7分の待ち時間とか,食事の待ち時間とか,そんなコマ切れの時間を合わせたものです。
読書の時間としてじっくりと取り組むだけの時間がとてもとれなかった頃,それでもなんとか本を読もうとジタバタしていた時の記録です。
今思い出しても身の毛がよだつほど忙しかった頃です。
帰宅は夜中になる日が続いていいたのですが,それでも3日で90分にもなっています。
特に「PCの起動時間」なんて,ぼーっとしていたらそのまま消えてしまう時間です。
それが「チリツモ読書」という意識を持つだけで,華麗に読書の時間となるのです。
このころ読んでいたのは「明治の人物誌」という500ページ近くある,結構読み応えのある本だったのですが,
チリツモ読書をしていなければ,読み終えられなかったでしょう。
たった1分の読書,おそるべし,です。
たった1分間で頭に入るのか?
本の種類によります。
学術書や古典など,一定の時間を使って,腰掛け,背骨を立てて,ノートをとりながらよまねばならない本は,適しません。
しかし,小説や,実用書,エッセイなど,細切れに読んでもすいすい頭に入る本もあるのです。
人によって差があると思いますので,確かめてみてください。
まとめ
本来読書は,時間をとってしかるべき場所でじっくりと読みたいもの。
つまり,このチリツモ読書は本道ではないかもしれません。
事実,このチリツモ読書は,私の「悲鳴」のようなものです。
いかんともしがたい仕事量に押し流されようとしながらも,なんとか岸辺の草を握って流されまいとする姿。
それがこの「チリツモ」読書なのです。
おすすめはこんな方々
- やたら時間がないけど,一歩でも先に進みたい。
- 何をしていいかわからず,ぼーっとしている時間がある。
- 時間がこまぎれにしかとれない
[st-kaiwa1]それではまた![/st-kaiwa1]
この記事もどうぞ。このチリツモ読書で読んだ本の数々を書評としてメルマガで配信だものです。少しずつ追加しています。
私のメルマガで配信している書評を記事にしてまとめています
更新履歴
2017-7-11 公開
2011-9-18 帰宅時立読を書いていなかったので追記しました。
コメント
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