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フェルマーの最終定理読了

なんともいえない知的興奮にうちふるえている状態です。
読み始めて3週間、本当に楽しませてもらいました。
 これまでに読んだのと同じ分量を、今日は一気に読んでしまい、頭を冷やそうと散歩にでているところです。
 数学の理論なんて全くと言っていいほど忘れてしまっている私がこれほど楽しめたのは、この本が数学にかけてきた人々の思いや願いに焦点をあてた人間史になっているからだろうとおもいます。
 苦悩や喜びとともにこの定理にかかわる数理の発展史を概観でき、そこがまた、知的興味をくすぐってくれます。
 高校生の息子が読んだらさぞおもしろかろうと思って勧めていますが、関心がないみたい…。まぁそんなもんでしょう。
 10年も前にでていた本でした。もっとはやく出会っていたかった。そうしたら、私の読書ジャンルも大幅に変わり、書棚も今とは違ったものになっていたでしょう。

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