Midjourney V7 Web版がアップデートされて1ヶ月ほどたちました。
今回のアップデート、この1ヶ月ほどいろいろ試していて、けっこう感心していました。
今回追加された「ドラフトモード」「会話モード」はクリエイターのワークフローそのものを変える力を持っています。
今回の内容は、以下の動画でも解説しています。
アイデア出しが爆速に!「ドラフトモード」
今回のアップデートで僕だけでなくて、おそらくユーザーみんなが一番感動したのが、「ドラフトモード」かなと思います。。
これは、超高速でラフなイラストを生成できるモードです。
これまでのように、細部まで緻密に作り込まれる完成図を待つ必要がなくなりました。
たとえば、ブログの挿絵やアイデアスケッチをサクッと出したいとき。
このドラフトモードは、解像度はかなり低めながら、数秒でイラストを作ってくれます。あきれるくらいあっという間にさくっと描いてくれるのはとても爽快。
解像度が低めと言っても、ブログの挿絵に使うくらいには十分すぎるクオリティです。
サイズの大きな印刷物を使う、という用途なら、イメージが決定したあとからエンハンス機能で高画質化することもできます。
なので、「まずはドラフトでざっくり形にしてから、必要に応じて仕上げる」
という新しいワークフローが可能になりました。
これ、ほんとうに「よくやった!」という感じです。
AIと対話しながら作る「会話モード」
そしてもう一つの目玉が、「会話モード」。
これまでのようにその都度プロンプトを与え直すのではなく、
AIとチャット形式で対話しながらイラストをブラッシュアップできるようになりました。
たとえば、
「もう少し色を明るくして」
「ここに猫を追加してほしい」
みたいな微調整を、気軽に伝えられるわけですね。
これは対話型AIのChatGPTはDALL-E3で以前からできていたことで、ChatGPTを画像生成AIとして使う上でのアドバンテージでした。
プロンプトを何度も打ち直さなくていいから、
ストレスフリーで理想のイメージに近づけることができるわけです。
さらに、3月末のネイティブ画像生成アップデートでさらに使えるイラストを作ってくれるようになったので、MidjourneyよりもChatGPTでイラストを描こうと思う人が増えたのではないかと思います。
しかし、これがMidjourneyでも使えるようになったことで、Midjourneyを画像生成AIとして使うアドバンテージが保たれることになりました。
しかも、会話モードはマイク入力にも対応していて、
日本語で話しかけるだけで指示できるのも強いです。
ドラフトモードと組み合わせれば、
頭の中にあるあいまいなイメージも、対話を通じてどんどん具体化できる。
これは、想像以上に強力な武器になりますね。
まとめ
Midjourney V7 Web版のアップデート。
今回の「ドラフトモード」と「会話モード」の登場によって、
AIイラスト制作はさらに自由度を増し、スピードも飛躍的にアップしました。
プロクリエイターだけでなく、趣味でイラストを楽しむ人にとっても、追い風になりますね
この進化を体験すると、もう以前のやり方には戻れない!
動画もみてくださいね。