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転スラ 3期 49話感想 有能すぎるディアブロと茶番がおもしろすぎる

10-サブカル部

「転生したらスライムだった件」が帰ってきた!

公式

第1期は、2018年の秋アニメとして、第2期は、2021年の冬アニメ、夏アニメとして放映され、3年ぶりに帰ってきたことになります。

「転生したらスライムだった件」は転生ものの王道として語られる作品で、もともとは「小説家になろう」という小説投稿サイトに「伏瀬」さんが投稿していた作品です。2015年からは「月刊少年シリウス」で漫画の連載も始まり、どちらも大人気となりました。

現代日本で同僚をかばおうとして刺されて死んだ主人公が、なんと異世界で最下層最弱の魔物スライムとして転生するところから話が始まります。

それがいつの間にか魔物の王として君臨していく物語。その過程でであう様々な登場人物の魅力に、一度見始めたらやめられなくなりました。

僕はリアルタイムでは見ておらず、第2期が終わって1年以上立ってからdアニメで一気見した典型的な「アニメ勢」です。アニメ勢とは、元の小説も漫画も読んでいない、アニメから入りアニメしか知らない人たちのこと。元からのファンである「原作勢」、アニメのもととなった漫画をよく知る「漫画勢」から結構軽く見られがちw

dアニメでは、全48話通して見られるので、僕は3回は見ました。しかし、何度見てもお話はそこで終わり。続きが知りたくてたまらなかったんです。

なら小説や漫画を読んだらどうだ、と思われそうですが、そこは「アニメ勢」ですから、アニメが僕の聖典なわけですよ。

だから、ひたすら首を長くして3期はあるのか、あるならいつやるのか、と待っていたわけです。

2024年の春アニメでこれが始まると聞いたときには、感涙しました。

そして、待ちに待った2024年4月5日、僕は第3期49話をみたのでした。

ポイント
  • 状況説明もなくいきなり続きから始まるのがいさぎよい
  • ワルプルギスでの死闘後に待っていたいつもの幸せた掛け合い
  • 有能なディアブロと、完全屈服したラーゼンたちの茶番
  • ディアブロの起源メーターの上下に怯えるラーゼン、あわあわするミュウラン
  • 抹茶プリンをもらって涙を流して喜ぶ暴風龍ベルドラ
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転スラ3期 49話の感想

リムル 公式

状況説明もなくいきなり続きから始まるのがいさぎよい

これまで何があってこれから何が起ころうとしているのかという、新規視聴者へむけた説明的な導入がなく、いきなり48話の続きからという始まり方でした。

「知りたきゃ前の放送を見な」みたいな、ある意味潔い感じのする始まり方でした。

新規に見始めた人は何がなんだかわからないと思いますが、これでいいでしょう。僕は、第2期や第3期から新規に見始める時、1期から見ます。ダイジェストを見るよりもちゃんと全部見たほうがいいですからね。

ダイジェストを見せてほしいというむきもあると思いますが、結局ダイジェストでは何がなんだかわからないんですよね。

新規視聴者も、転スラほどのビッグタイトルですから、これはやはり前作から見なきゃということになると思います。

 

ワルプルギスでの死闘後に待っていたいつもの幸せた掛け合い

転スラでの僕の好みのシーンは、テンペストの街でなにかにつけて行われる「宴(うたげ)」です。

みんな本当に幸せそう。

昨日まで死闘を繰り広げていたはずの敵同士が、いつのまにか仲間になってお互いの働きを褒めながら酒を酌み交わすようなシーンが大好きです。

すごい能力を持った強者も、弱い子どもたちも、人間も魔物も、一緒にフラットな関係で幸せを共有し、魔物と人間が共存する幸せな国を作りたいというリムルの考えがそのまま出ているようで大好きなんです。

特に、王も配下も身分の差なくいっしょに温泉に入って肩を並べて話すシーンが大好きですね。

そんなテンペストでの日常が変えてきたという安心感でいっぱいのシーンが嬉しかったですね。

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有能すぎる「原初の黒」ディアブロ

ディアブロ 公式

ディアブロって、「原初の黒」といわれるこの世の最強クラスの魔物であるのに、執事としてリムルに使えているのがどうも面白いです。それはリムルから「ディアブロ」という名をもらったからなんですね。

このディアブロがやたらと優秀で、リムルから受けたファルムス王国の王を退位させて勇者ヨウムを王にするという戦略を見事な策略ですすめていくのです。

そんな大事な任務の中、リムルがワルプルギスから買ってきたときにはいつの間にか戻ってきていてちゃっかりリムルの期間を祝うという姿も。ここにもディアブルの有能さが現れているのですが、王の大尉の策略もまた見事。

王国の重臣たちに選択肢を与えているのですが、「王の退位と賠償金」を選ぶしか無いようになっており、それを選んだ先にもいつの間にか自然に王国が自滅していく道がつくられているのです。

そういう緻密な策略をも「些細なこと」といってのけるディアブロは、最強の執事で、リムルはとんでもなく有能な部下を手に入れたものだと思いました。

 

ディアブロの起源メーターの上下に怯えるラーゼン、あわあわするミュウラン

ラーゼン 「ショウゴ」に乗り移っている 公式

ディアブロはとんでもなくすごい魔物なので、王国の重臣であり人類最強クラスのラーゼンですら完全屈服します。

ファルムス王国に帰還したラーゼンたちが、重臣たちの前で王を退位させるために仕組んだストーリーをろうろうと語るシーンがあります。

そこには一時逃れでチャンスを見て反撃しようというようなラーゼンの姿は微塵も見られず、完全にディアブロのしもべとしてストーリー通りに重臣たちに報告するのでした。

形としては、ラーゼンたちを送り届けた一行に随行した一従者のような位置づけで、この茶番の一番うしろから様子を見守っています。

ラーゼンがストーリーをしっかり語る姿に満悦した表情で「うんうん」と頷いてみせます。

しかし、事情を知らない王国の重臣たちがリムルのことを悪しざまに言ったり、一行に平民風情が!などと上から目線の態度を取ったりするたびに、ディアブロの背後に炎が燃え上がります。あたかもディアブロの起源のメーターであるかのように、

ディアブロの起源メーター あわてふためくミュウラン 出典:Twitter

その雰囲気を感じた勇者一行のミュウランたちがあわあわと慌て騒ぐ姿はとてもおもしろかったと同時に、ディアブロの強さを感じさせる一コマでした。

ミュウラン 公式

 

抹茶プリンをもらって涙を流して喜ぶ暴風龍ベルドラ

暴風龍 ベルドラ

世界中から恐れられる暴風龍ベルドラですが、リムルから長年に渡る封印をといてもらってからというもの、リムルに「ずっともだよ!」というような親しいあいだがらをアピールする普通のやんちゃなお兄さんぶりを発揮します。

凶暴な龍だとはとても思えない、愛嬌たっぷりのキャラクターです。

このベルドラ、いつも「月刊少年シリウス」と読んでいるんです。場の状況に関わりなく、いつも同じ調子でソファに寝転がって漫画を読む姿に一同呆れるどころか、完全に状況の一部となっているところがおもしろいですね。

ディアブロから、リムルの情勢の情報を回してもらったお礼といって抹茶プリンをもらうのですが、それがリムルにばれて取り上げられてしまいます。

この暴風龍、借りてきた猫やイヌのように小さくなっていじけのですがに、リムルが抹茶プリンを返すと、涙を流して喜ぶのです。

なんて暴風龍なのでしょう。

 

というわけで、これまで通りの雰囲気の中で始まった第3期。毎週リアルタイムで見られるのが嬉しいです。

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転生したらスライムだった件 アニメ3期のいろいろ

「転スラ」公式

転生したらスライムだった件 公式

 

『転生したらスライムだった件』第3期 番宣PV【2024年4月、連続2クール放送決定!】

 

制作会社 エイトビット

制作はエイトビット ゆるキャン△3期を手掛けている制作会社です。

今季、ビッグタイトル2作品を並行して制作したのでね。

エイトビット公式
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