最初に,マインクラフトが知的生活的である理由について述べたいと思います。
マインクラフトは,まるで書を編み,読んでいるかのような感覚になる
「はじめに」の中で次のように書きました
このマインクラフトが「知的生活的である」というのは,自らの選択で自分のゴールを決め内省的にすすめていくゲームであるからです。実に読書的なんです。そして,自分で本を書いている感覚にもなります。
知的生活的マインクラフト実践教室~はじめに /
そう。
マインクラフトは,まるで読書をしているかのように感じられるのです。
誰からの指示もなく,自らの選択ですべての行動を決定し,進行しているときには,まるで「第1章」「第2章」というように本を書き進めているような気がします。
そして,自分が作り出した世界を歩き回っている時,まるで書いた本を自分で読んでいるかのような気持ちになるのです。
例えば,私は「知的生活的マイクラ攻略日記」という,ゲーム日記をつけています。
この日記を書いているときの私は,あたかも物語を作っているような気持ちでいます。
自らストーリーを組み立ててそれに沿って進めているのです。
下は,このブログのカテゴリーです。
カテゴリーが「シーズン」と「エピソード」からなっていることがおわかりかと思います。
まさに,本で言うところの「章」「節」になっているのです。
マインクラフトの世界を使って,私は物語を書いているのです。
上のように,実際に「冒険物語」という形に残さなくても,心のなかにお話を構築している自分に気づくはずです。
マイクラには,このように「本を書いている感覚」「お話を作っている感覚」になります。
それは,すべての行動が自分の選択に任されているからです。
そして,その中を歩き回っていると,自分がつくった物語のあとを目にすることになります。
いつの間にか道がつくられていたり,
何もなかったところに家を建てていたり。
このような中を歩いていると,自分が作った物語を再体験します。
あたかも読書をしているかのような気分になるのです。
そこには,完全に自分の作り出した世界に没入している内省的な時間が横たわっています。
「内省的」とは,一般的に「自分自身の行動や心,考え方に向き合うこと」「行動や考え方を振り返り,変えていくこと」であるとされます。
知的生活とは,読書をすることで内省的に生活していくスタイルですが,マインクラフトの世界の中にいると,まさにそのように自分自身の行動や考え方に向き合っているような気がするのです。
マインクラフトが「知的生活的である」とう理由は以上です。
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