1テーマの本を30冊読んで勉強するブログ
僭越ながら【1テーマの本を30冊読んで勉強するブログ】
こちらのブログを読んでいて、勉強への意欲がぐんぐん上がりました。
ある分野についての専門性をつけるには、その分野についての本や論文をすべて読むことが基本だそうですが、研究者ではない人間にとってはさすがにそんな時間はありません。だからせめて30冊なのです。
しかし、30冊も読めば、人に語れるくらいにはなるし、「このテーマについては人に語ってもいいくらいの資格はあるな」という自信もできてきます。
・・・というのは、私にも経験があるからです。
大学の時、古代史の講義を受けようとしたのですが、その講義は全部出席してがんばって試験を受けても、可すらもらえないことがある、という難儀な講義でした。そして、なんとその講義の第1回め、私は病気だったかどうしてもぬけられない用事だったかで休んでしまったのです。
もうだめだなあ、と思っていたところ、友達から耳寄りな話を聞きました。それは教授がこんなことをいっていたというのです。
「講義に全部出ようが出まいが、ちゃんと勉強してりっぱな答案を書けば優をやる」
わたしは俄然もえましたね。
とうとうそのままその講義には全部出ず、かわりにその講義に関する古代史の本を読みあさりました。最終的に20数冊の本を読み、結果として私はその講義で優をとりました。
一度もあの先生の講義に出ずに、優をとった男。
数年間は伝説のようになってました。
私はこの時の読書のおかげで、今でも古代史のその分野についてある程度のことを語ることができます。
私は20冊でしたが、可能ならやはり30冊くらい読んだほうがいいと思います。
ところが、残念なことに、私はそれから十数年間、そのような勉強の仕方からはなれていました。
教師にとってカバーする分野はあまりにおおいので、あれやらこれやらに学ぶテーマを広げていったため、ひとつのことを掘り下げるような勉強がなかなかできず、いつのまにか、興味に任せてあれもこれも読むというような勉強のしかたになっていたのでした。
それが、このブログをよませていただくようになって、また「一つの分野を30冊読む」という勉強の仕方を思い出しました。
また、やろう。
そうしよう。
30冊も読む時間はないかもしれないけど、そうだな・・せめてその半分の15冊。
どのテーマを選ぼうかな。
発達心理
脳について
教育史
教育原理
近代美術史
江戸の民衆史
児童の表現について
・・・・
考えただけでワクワクしますね。
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