土曜日の朝,散歩をしていて途中でコンビニに入ったんです。コーヒー買って,さて出ようかと思ってふと本棚に目をやりました。
すると冗談にこんな本があったんです。
紙はしっかりした厚めのコート紙で,青と黒の2色刷り。
「相対性理論と量子論 くらべてみると面白いほどよくわかる!」
価格は680円です。
編著者は「矢沢サイエンスオフィス」
発行書は「株式会社 ワン・パブリッシング」
奥付をよく見ると,「本書は『図解 相対性理論と量子論』(2018年 学研プラス刊)を再刊行したものです」とありました。
第1刷は2018年で,昨年8月で第7刷になっていました。
結構人気の本だったということです。
本自体はとてもおもしろくて,つい引き込まれてしまいます。
しかし,どうしても次のような疑問がわいてしまいます。
- 内容はしっかりしています。それなのに,新書よりも安い680円という価格。なんでこんなに安いんだろう。
- とても読みやすいけど,読み飛ばせる本ではない。それなりに興味と知識がないとなかなか読めないと思います。ブルーバックスの棚に一緒においてあってもおかしくないような本。そんな本が,コンビニの書棚に。それも目に付きやすい一番上の棚に。
なんで?
これだけ安く,さらにコンビニで,それも本棚の一番上の目立つ位置においてあるということは,結構売れているんでしょう。需要があるんです。
これって,もしかしたら地域的な現象なのでしょうか。
うちの街には,相対性理論や量子論を,コンビニでコーヒー買うついでに買っていくような人たちが多いんでしょうか。
だとするとちょっとうれしい気がします。
うちの街には知的な興味が高い人達がいるよ,という評価をしてもらっているようなものだからです。このような本について語り合える人たちがいっぱい住んでいる。
なんか,嬉しいじゃないですか。
そんなお話しでした。
コメント