知的生活的マインクラフト実践教室を始めます。
マインクラフトって何
「マインクラフト」とはゲームの名前です。
「あ,ゲームか」と思ってページを閉じるのはちょっとまってください。
マインクラフトは,Wikipediaによると,複数プラットホームでの売上げにおいて1億本を超えており,世界で最も売れているテトリスについで2位というほどのゲームです。
リリースは2011年ですから,ちょうど10年たちました。
現在では,大人から子供まで世界各地で幅広く人気があり、21世紀という時代を彩るひとつのムーブメントを形成しているといっても過言ではありません。
間口はとてもせまく(無限に広がる大地にポンと放り出されるだけで,目的も何も示されない),遊び方やアウトプットはものすごく広い。
おいおい説明しますが,人によって全く遊び方が異なります。
- シューティングゲームとして
- 村の経営シミュレーションゲームとして
- 道具をクラフトしてアップグレードしていく工作ゲームとして
- 木を植えたり花を植えたり牧場を作ったりなど環境をつくっていく箱庭ゲームとして
- ジェットコースターで作った世界を走り回るテーマパークゲームとして
- 宝探しゲームとして
- ASMRとして (ASMRとは,Wikipediaによると「人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚」と解説されています)
- 建築や土地の整地など,造形ゲームとして
- 世界を探索して知らない土地を渡り歩き,広大な地図をつくる冒険ゲームとして
- プログラミングのための教材として(欧州では,学校教育で使われている例がありますし,日本でもプログラミング教育の題材の一つとしてマイクラを活用している例もあります。)
- 「ドラゴンを倒すまでの時間を競争する」ことをゴールにしたタイムアタックゲームとして
- ただただ目的もなく異世界生活を楽しむゲームとして
上に上げたのはほんの一例で,自分でどんどんゴールをつくって,それに挑戦していけるので,人によって全く遊び方が異なるのです。
上に上げた遊び方を全部ためしていくことも可能です。
これらのことについて,ひとつひとつ語っていくことになります。
遊びだけでは終わらない!
このマインクラフトが「知的生活的である」というのは,自らの選択で自分のゴールを決め内省的にすすめていくゲームであるからです。
実に読書的なんです。そして,自分で本を書いている感覚にもなります。
このことで,さまざまなアウトプットにつなげていくことができます。
- 物語の執筆
- 冒険日記
- マルチゲームによる人とのコミュニケーション
- デザインの創作者になる
- ライブを行う
- 動画を投稿する
ちょっと上げただけで,これだけのアウトプットにつなげている人達がいます。
このように,「遊ぶ」ということを広い分野の「知的生産」につなげていく可能性にあふれているんです。
このシリーズでは,上のような活動の仕方や,さまざまな活動の紹介などをしていいきます。
大真面目にマイクラのことを語る
僕は,この「マイクラ」を2013年に始めました。8年間遊び続けてきたことになります。
そして,このゲームに知的生活のにおいを感じて「知的生活への希求」という観点からこのゲームのことをいろいろと考えてきました。
この「知的生活的マインクラフト実践教室」というシリーズは,このゲームをいかに生活に生かしていったらいいのかということについて大真面目に考える試みです。
いい年をした人間が大真面目に知的生活とマイクラとの関連を語る、世界初の試みではないでしょうか。
実際に,アマゾンの本を検索してみても,遊び方の解説書があるだけです。
しかし,僕は,このゲームをぜひ多くの大人にやってもらいたいと思っています。
ですから,その魅力や自分の生活への活かし方について大真面目に語っていきます。
定年退職後の趣味はこれで決まり!
僕はこのゲームを50歳以降の人にぜひやってもらいたいと思っています。
大真面目にそう思っています。
それは,「定年後の趣味はこれで決まり!」だと思っているからです。
よく定年退職後に自分の仕事から離れて「何者でもなくなった人」が,することがない,やることがない,といって引きこもったり,カフェやレストランでボーッとしていたり,といった話を聞きます。
これはとてもつらいことです。
中には,「こんな退屈な生活をあと20年も送らないといけないのか」というようなまことにもったいないことを言う人もいます。
そのような生活を,ぱっと反転させて生き生きとした人生に変えていく力をこのマインクラフトはもっているのです。
このシリーズを進めていく中で,こういう「定年後」の趣味としてのマインクラフトについても語っていくことになります。
マイクラのことを書くと,話が尽きませんが,一応,以上のような内容で語っていこうと思います。
コメント等いただけると嬉しいです。
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