怪人開発部の黒井津さん第1話 これから見る人の楽しみ方

 

冬アニメで放映されている「怪人開発部の黒井津さん」

これが2022年2月6日時点ですでに4話まで終わっているんですけど,今頃見てみたら,おもしろいんです。

それで,これから見るという人へ向けて,ある程度ネタバレしながら,その楽しみ方のポイントを伝えていこうかと思います。

ネタバレになってしまうので,まっさらな状態で視聴したい!という方は,ここから先はお読みにならないほうが・・・・

 

新怪人の開発という仕事の大変さを描いている

このアニメのコンセプトは,ヒーローにやられる方の悪の秘密結社の中の人はどんな生活してるんだろうという疑問に真っ向から取り組んだ物語。

 

そこでは,会社で新製品を開発するがごとく,「怪人開発部」という部があり(たった二人),そこで新しいコンセプトの怪人を開発しているんですね。

それが見た目には一般的な会社の,末端社員の大変さを描いているようにしか見えないんです。

 

プレゼンの締切はゴムみたいなもんで,どこまででものびるが,切れるときには一気に切れるなんて言ってます。

新怪人の開発にあたっては,コンセプトをプレゼンしなければなりません。

そこでコンセプトとコストとを評価され,開発がきまるんです。

プレゼンがうまくいかないと,給料が下げられるようで,開発部助手の黒井津さんは,必死にプレゼンをするんです。

 

トップが美少女

悪の秘密結社「アガスティア」の首領 アカシックは,わがまま系の美少女。

みんなが反対する新怪人(プレゼンまでの時間が足りなくて適当につくった)を見てかわいいといって参謀からしかられたり,

せっかく新怪人開発完成目前まで言っているところに現れて,「女の子キャラにして」と変更を迫り,徹夜においこんだり,

その横暴を,これまた参謀が開発部に特別手当を出してねぎらうなどで和らげてもらったり。

 

アニメではよくある設定ですけど,悪の方のトップのイメージとのギャップがおもしろいですよ。

 

世界征服を目論む悪の秘密結社なのに規模がやたらローカル感

秘密結社の本部は,フロント企業の会社の建物の地下にあります。

街中にあるんですね。

だから,社員が近くの弁当屋に弁当買いに行ったりできるんです。

 

この秘密結社「アガスティア」にはライバル結社が各地の県で活動しています。

世界征服もまずは,ご当地からというわけです。

そして,そのご当地ヒーローたちにやっつけられてそれぞれ殲滅されるんですが,このご当地ヒーローは実在するというのがおもしろい。

茨城県のイバライガーとかですね。

公式ツイッターでも,しっかりアニメとコラボしてますね。

 

世界征服を目論んでいるのに,活動が県単位のライバル結社たちの存在もおもしろいところですが,それが各地のヒーローに殲滅されて残るは「アガスティア」だけみたいになってて「やばくない?」と思いそうなんですが,「これでライバルはいなくなった」と考えるあたり,のんきは秘密結社です。

 

秘密結社の上司が,人材育成のために心を砕く

単に,裏からみた世界を書いているということに終わらず,ちゃんと現代の「働き方」にスポットをあてているところがおもしろいです。

 

プレゼンに失敗した黒井津さんが,参謀の「絶対零度参謀メギストス」に「失敗したら消されるとか・・・」みたいな不安を口にする時

『失敗は誰にでもある!それを攻め立てて有能な人材を流出させてしまうことは大損害である。」と毅然と言い放ちます。

もともと,参謀メギストスは,末端の研究室を見守り,プレゼンに失敗した黒井津さんに声をかけるためにやってきたんですよ。

さらに

「休みをとれ。有給を取得していないと人事部から報告があっているぞ!」とホスピタリティを示したり。

 

こういう企業に入りたいなと思わせるのがなんと悪の秘密結社ですから。

 

そういえば,アニメの宣伝文句に「無敵のヒーローを倒す簡単なお仕事ですっっ!」と,人材募集的な文句がありました。

受けてみたいという人が多いかもしれません。

 

強力な新怪人がほぼ完成しているときに,やってきた上司のだめだしでひっくり返る徹夜で全面作り直し

もう少しで超強力な新怪人ができるのに,ふらりとやってきた首領が『女の子型がいい!」とだだをこねる。

実は,ちゃんと会議で新怪人の容姿についても通っていたのにもかかわらず「私は女の子型がいいとおもってたんだ!」みたいなわがままをいってやりなおしにおいこんでしまいます。

開発部が必死にがんばって,完成眼の前まできたときに,上司の一言でひっくり返る

そういうことって,実際の仕事場でよくあるじゃないですか。

  

どこかでみたような風景に旋律を覚えた視聴者もいかかもしれません。

 

そのまま徹夜で作業して目の下にくまができてしまうシーンは身につまされますね。

 

弁当屋の店員が実は

黒井津さんは秘密結社の怪人を開発しているのに,昼休みには弁当を買いに行くんです。

いつも行くので,店員から「どんな仕事をしてるんですか?」と問われ,「人に言えない仕事なんですぅ~」というんですが,黒井津さんは一応社会に弓引いてるということは認識してるんですね。

店員は店員で,「人に言えない仕事ってどんな仕事なんだ!!!」と気になって気になってしかたない。

そんな店員,実は・・

おっとだれか来た。

 

美少女にされてしまった強力な新怪人と内面とのギャップ

いかにも凶暴で強力な新怪人。

しかしアガスティア首領のわがままで,身体を美少女にされてしまう。

怪人は猛抗議するんですが,そんなの末端の社員にどうにかできるはずもない。

トップの意向なんだから。文句あるなら上に言ってくれとしか言えないですよね。

 

「そんなら,せめて脳も一緒に女にしてくれたらいいのに!」と抗議するのもごもっともですが,これに対する答えもまさに会社の論理

「そんな予算あるはずないだろ!」

脳まで女性にする費用がたりなかったらしいです。

 

それで,この怪人がヒーローと戦う内面的な理由は,ヒーローをやっつけるために生まれてきたということ以上に,ヒーローを倒して脳をアップデートするための予算を獲得するということになってしまってました。

  

まとめ

これから視聴しようという方へ向けて,楽しみ方のポイントをお話しました。

壮大なネタバレもありますが,いちばん大事なところはしっかりと隠しました(わかるように)

 

いや,なんともおもしろいアニメ第1回でした。

あっちの目から見るとどうなってるんだろうという疑問に真っ向から向き合ったお話。

それだけでなく,

  • 大手企業の末端の大変さ
  • パワハラとホスピタリティの間

そのような「働き方」が悪の秘密結社目線でしっかり(ギャグで)描こうとしているのがおもしろいですね。

 

このお話,コミックメテオで連載されている人気漫画なんですね,

公式にいくと,漫画が1話読めるリンクが貼ってありました。

「まさかのアニメ化!」と表紙にあり,大笑い。

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