イラストブログの方に,「ヒイラギイワシのイラストの描き方」という記事を書きました。(ちょっと前)
上の記事では,ヒイラギイワシを手描きで描くにはどうしたらいいですか,ということについて書いてるんですが・・・
節分イワシっていったいなんだ?
この「ヒイラギイワシ(節分イワシ)って一体何だ?」とびっくりしたのが昨年のことです。
それまでの人生で,僕はヒイラギイワシ(節分イワシ)というものの存在を知りませんでした。
なにかの拍子で言葉を知って,検索してみて初めてそんな文化があったのかということを知ったんです。
節分イワシの実際の写真はこちら↓
首がとげとげの葉のついた枝にさされている。
ちょっと,世紀末的なショックな絵面に見えるのは僕だけでしょうか。
だから,初めて知った昨年は,肝をつぶすほどびっくりしたんです。
調べた時,さらに驚いたことがあります。
そこには,「節分イワシは西日本の風習」」というような事が書かれていたんです。
何,西日本?
僕は九州だけど,西日本だよね。でもこんな文化まったくしらないぞ!
そこでいろいろと調べると,どうやら,この節分イワシを飾る風習は,大阪,京都,奈良を中心としたその周りの近畿圏のようでした。
東京の人は,西日本を近畿地方あたりとみているんでしょう。
ぼくらの感覚とは違います。ぼくらにとって西日本とは,中国地方以西という感覚です。
節分イワシの由来は
まあ,そのへんはおいといて,この由来などを調べてみました。
焼いたイワシの頭は匂いがきつい
ひいらぎにはとげがある。
この,匂いと棘とで,鬼を寄せ付けない,すなわち魔除け。
これが節分いわしなんですね。
リアルに行われていて,下のようなお店のツイートがあるくらいです。
九州に長く住んでる僕にはとても興味深いものでした。
九州に住んでいる僕が,節分イワシの記事を書いた理由は

でも,どうしてもどこかよその土地の文化という気がして,僕とは関係がないと思っていたのですが・・・・
暮に実家に帰った時,ふと思って母に「ヒイラギイワシって知ってる?」と尋ねました。
母は大阪から北人だったんです。
すると即答。
「あ!知ってるよ。飾ってたよ。」
はい,昭和の初期にはこの文化はすでにあったことがわかりました。
そして,実の母が知っていたということで,一気にこの「ヒイラギイワシ」は僕にぐっと近寄ってきたのでした。
それで,僕もイラストにしてみることにしました。
これがそうです。(イラストACに登録して言うrので,すかしが入っています。使っていただける方はぜひ,クリックしてダウンロードしてください)
描いてみると,それなりに楽しかったです。
そして,そんなに難しくないんじゃないかなと思って,描き方の記事を書いたのでした。
九州に住む僕が,節分イワシの記事を書いたのはそういうわけです。