「1万時間の法則」から、「20時間で十分」の法則への鞍替えで楽になる僕たち〜マルチ・ポテンシャライトの生き方

マルチ・ポテンシャライトについてのお話が続きます。

マルチ・ポテンシャライトとは,さまざまなことに興味を持ち,おおくのことをクリエイティブに探求する人。

マルチ・ポテンシャライト エミリー・ワプニック

私だけではなかった

この本を読んで、自分はマルチ・ポテンシャライトだったのか、と楽になった人たちがたくさんいるようです。

一つのことに絞り切れないことに劣等感を持ち続け、一流になることなど望むべくもない自分に自信が持てなくなる人たち。

そんな人たちに、「それは良くないことではないんだよ。あなたはそれでいいんだよ」と価値づけてもらっているのです。

教育一筋に打ち込めない自分が恥ずかしかった

そんなLyustyleも、以前は、教師という仕事だけに打ち込めない自分を、ずっと恥ずかしく思ってきました。

教師は、教育の専門家であり、高い指導技術を持った「職人」でもあります。

ですから、寝ても覚めても教育のことばかり考えているくらいでないと、専門家としても職人としても、一人前にはなれないのだ、という感覚が私たち教師の中にはあります。(少なくとも私には)

そしてそのように教師生活を全うしている立派な先人たちがたくさん身の回りにいるのです。

そんな先人たち、同僚たちの中で、自分だけがあれこれ興味を示し、何かを始め、そんな自分が浮ついているように感じていたのでした。

先進的な教育の方法、内容を作り出してきた経験


しかし、50を越えた頃からそういう自分を受け入れられるようになりました。
他の分野で身につけたことが教育の世界で生きるという経験をたくさんしてきたからです。

教育界にはこれまでなかったことや見向きもされなかったことなどを先進的に取り入れることで、感心されることが結構あったのです。

例えば、2006年時点で、マインドマップが学習に効果があることを確信して授業に取り入れた教師は、おそらく日本に何人と居なかったはずです。

だからでしょう、僕のブログを見た人が、日本の教育にマインドマップを広げたいから、そのフェローになってほしいとオファーをしてくださったことがありました。

2008年のことでした。

1987年に8ミリビデオを教育の現場で利用しようと考えたり、1988年にポータブルワープロを持ち込んで子どもに使わせたり。

1998年には、動画編集を取り入れ、子どもと一緒に動画コンテンツを作ったり。

こういう経験がいくつか積み重なり、50になった頃からその先進的な教育を作り出してきたことの価値に自信を持つようにやりました。

そして、教師という一つのことだけに打ち込めない、そんな自分だからこそ革新的なことができたんだ、と思えるようになりました。

もしその頃マルチ・ポテンシャライトという言葉があったら、迷わずその言葉を自分に当てはめていたでしょう。

だから、教師を公言しながら、教育以外のこと(マイクラ実況とか、YouTuberになるとか)ばかりブログに書いていても「それでいいや」と思ってます。

(マイクラもYouTubeも、教育のコンテンツになるポテンシャルを秘めているので、生かそうと思えば、如何様にも料理してそれらを教育のコンテンツに仕上げることができますよ)

僕は、あまり教育の記事を書かない

立派な教師たちによる立派な教育ブログがたくさんある中で、本当に僕は教育の記事を書きません。

教育チャンネルとして独立させたのに、あまり書きません。

教師であることが僕のアイデンティティではないからだと思います。

そんな僕の書くブログは、「また何か始めた!」ばかりの、教育とは全く関係のないことばかり発信しているこのブログです。

また何か始めた!

lala

「マルチ・ポテンシャライト」というラベルを自分に貼ってみることで、ずいぶん楽になり、さらに安心して「また、何か始めた!」と言える気持ちになりました。

自分を責め続けた「一万時間の法則」

そんなわたしたちが、長いこと劣等感に苛まれてきたことがあります。

それは、一流になるための1万時間の法則です。

僕たちにはこれができません。

1万時間も一つのことに集中することができないんです。

人が1万時間集中する横で、四つくらいのことをやるから、2500時間ずつしか集中できないんです。

このことで、僕は「自分は、教師としても、それ以外のどれにしても一流にはなれない」と痛切に自分を責め立ててきました。

しかし、そう考えて辛かったのは、私だけじゃなかったんですね。

たくさんの仲間がいました。

この本を読んでそれが分かったんです。

だから、僕たちは1万時間の法則からみんなで抜け出そうと提言したいです。

僕たちには、「20時間で十分」の法則が合っている

僕たちに合うのは、ジョシュ・カウフマンの「たいていのことは20時間で習得できる」法則です。

習得できればそれでいい。

僕たちは、その分野では、一万時間集中した人にかないませんが、習得したスキルを他の分野で掛け合わせて新しい物事を作る、ということが得意なんですから。

いろいろやってますからね。

ということで、やりたいことが定まらない人、「天職」が何かわからない人、あれこれ興味が移って「多芸は無芸」と言われて落ち込んでいる人。

皆さんは、この分野で習得したことを他の分野で活かすことで新しい価値を作り出す、マルチ・ポテンシャライトかもしれませんよ。

勇気を出して進みましょう。

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