島耕作が相談役に就任するという報を受けて 相談役って何?〜知的迷走日記

おとといの8月22日発売のモーニングで、我らが島耕作がとうとう相談役に就いたと聞き、早速買いにいきましたが見つけられなかったLyustyleです。

島耕作は、私が社会人になった1983年に「係長 島耕作」として読み切りで開始されていますから、彼と一緒に社会人人生を歩んできたような気がしています。

当時彼はすでに係長で、新米教師の私とはほぼ一回りほど違うのですが、親近感を抱きつつその華麗な出世を応援してきた35年間でした。

その彼が2013年に会長になり、これで上がり!と思っていたんです。

ところが今回相談役に就くと聞いて、

相談役って何なのか

彼は相談役としてどんな仕事をするのか

調べてみたくなりました。

相談役とは何か

私の仕事にとって、会長くらいまでなら何だかイメージはあるのですが、相談役と言われてもピンときません。

会長というのは、トップ中のトップというイメージです。

しかし、相談役というのはどんな位置にあるのでしょうか。

相談役と似た言葉に顧問というものもあります。

何だか曖昧でよくわからないなと思っていたら、相談役も顧問も法律上で定められたものではなく、設けるも設けないも会社の裁量によるものだということです。

その仕事については下記に簡潔にまとめられていました。

「相談役・顧問の主な役割には、現経営陣への指導・助言や事業に関連する社外活動などがあげられます。相談役には、一般的に社長やCEOなどが第一線を退いた後に就任する場合が多いでしょう。一方で顧問は、人選は社内や社外など企業によってさまざまです。専門的な立場からのアドバイスを求められる場合も多く、それまでの経験や知識を活かして実務的な面で助言を行う存在ともいえます。」

引用「顧問とは?相談役とは?〜それぞれの役割の違いと今後予想される変化とは〜」

まさに、現在の島耕作の進む道そのままですね。

不透明な「相談役」

「相談役」この不思議な存在:コーポレートガバナンスを問う

こちらの記事を読むと、相談役が法律上で定められたものでなく会社の裁量に委ねられているが故に、不透明な業務実態や「不透明な長老支配」としての経営陣への圧力等による悪影響への懸念がなされています。

他しかに法的な権限も責任もないのに、経営に口出しをする姿が浮かんで見えることは時々ありますよね。

2015年の東芝の不正会計問題が記憶に新しいですが、この時には、このような相談役が17名もいて、それが不祥事につながったという見方もありましたね。

この記事には、さまざまな会社における相談役の長老支配が述べられていますが、いやはや、こんな制度があるのは日本だけだということです。

これでは硬直化して、新しい時代に対応できる仕事は難しいですね。

島耕作が相談役としてする仕事な何なのか

こうなってくると、島耕作の相談役就任はとても意義のあることだと思います。

私が興味を持ったように、大勢の人が相談役のあり方に疑問と興味を持つことでしょう。

彼は,今後これまでの豊富な経験や人脈をもとに、会社の経営についての相談に乗る仕事をしていくとのことですが,社員ではなく、社業はあまりやらないということから、給料は月給100分の1を自分から 申し出たそうです。

このような感覚を持った人が相談役になるということは、会社に立って大きな前進になることでしょうね。

漫画の中では、会社の枠を抜けて、日本の経済のためにさまざまな仕事をすることを想定しているようです。

特に、来年の東京オリンピックをちなんでのスポーツビジネスが描かれるようですね。

そんな島耕作の,最初の仕事は、蕎麦屋(「虎ノ門 港屋」)と日清食品とのコラボとのことです。

「島耕作も愛した幻の立ちそば 虎ノ門 港屋 辛香るラー油の鶏そば」は9月9日に発売。

上記サイトよりURL参照

これは,ぜひ買いにいかないとね。

島耕作の名言

彼にはいくつもの名言があり,それを灯台の灯りのようにしながら人生を歩んでいる人もたくさんいるのでしょう。

その中から,いくつかのサイトを見てまわり,3つほど上げてみました。

「結果がいつも俺に味方するんだ」

ヴィンチニュース「結果がいつも俺に味方するんだ」…島耕作の名セリフ4選!

左遷された先の事務所が空前の大ヒットを飛ばして思わぬ評価を得たことに対して呟く言葉です。

電車の車窓から外を見ながらつぶやいていますが,なかなか言える言葉ではないですね。

ひとつひとつを着実に取り組み,成果を出して言って初めてでてくる言葉です。

「俺は出向が冷や飯だとは思っていないさ。いろいろ仕事が変わるたびに 新鮮な気持ちになれる。

何年も同じことをやるより 刺激があって面白いじゃないか (部長 島耕作より)

島耕作名言・金言集

これも,当事者にとってなかなか言えない言葉ではないでしょうか。

さまざまな思いが心の中を交錯する中で気持ちを前にもっていくために,この言葉を灯台の灯りにした人もいるかもしれません。

このサイトには,それぞれの時代の彼の言葉が収録されています。

すごいサイトです。

「物事は決めつけて考えない方が楽。そうでないと、その通りにならなかった時にストレスがたまる」

島耕作の名言・名場面から学ぶ5個のビジネスマンの仕事術

 人間は,将来のことを「起こってほしい」ように考えるといいます。

そしてその通りにならずに困ったり苦しんだりします。

心しておきたい言葉ですね。

また、名言集は本も出ていますね。

ビジネスパートナーと最強の人間関係がつくれる 島耕作の名言集: 「運」も「人」も味方につける100のコツ

まとめ

長期連載という作品はたくさんありますが,島耕作,もう35年以上も連載されていたんですね。

今回改めて確認し,びっくりしました。

相談役や顧問という仕事は,日本におけるしがらみの代名詞のようなもの。

時には長老支配により制度が硬直化したり,不正に手を染めてしまう温床になったりなど,会社の運営そのものがうまくいかないという本末転倒なことになっていきます。

逆に,島耕作のような考え方の人が相談役になると,これは会社の運営にとってとてもよいことのような気がしています。

 

彼が今後どのような仕事をしていくのか見守っていきたいですね

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