概要
タムラカイさんの「ラクガキノート術」をKindle版で購入。PC版Kindleですぐに読み始めました。
ラクガキのハードルを下げるためのさまざまな方法や,ラクガキを効果的に使うシーンなどが満載で,「ラクガキ,いいな」と思った人がすぐに始めることができる内容になっています。
例に挙げてあるラクガキはかなりレベルが高いです。
正直言って,とてもこんなラクガキ,セミナーの途中で描けないよと思いました。初心者の人などは,これをみてすぐだめだと放り出してしまうんじゃないかと・・・。
でも実は,ラクガキをいれたい場所を空白にしておいて,人やものは写真で撮っておき,後から写真を見て絵だけ描き足したものもあるということがわかり一安心。
それなら,なんでわざわざ後から描き足しまでしてラクガキにこだわる必要があるんだ,という話です。写真をはりつければいいじゃない。
それは,ラクガキ,つまり絵によって表現できるものが多いからです。
文や写真だけでは表現しきれない,話者の表情とか,その場の雰囲気とか,期待感とか,そのような感覚につながることが絵だと結構補完できるんですよね。
そういうノートは,自分だけの宝のような気になり,何度も見返したり,シェアしたりしたくなります。
もちろん,後で見返したとき,感情まで含めて多くの情報がよみがえってきます。
それをもとにいろいろと考えるネタにもなります。
ラクガキは伝えるためにも理解するためにも考えるためにもいいなと思います。
僕の場合は,それにリラックスをつけたしたいと思います。
ラクガキによって身につく「ラクガキ力」
タムラカイさんは、これまでラクガキ講座を重ねながら、ラクガキによって身につく力、「ラクガキ力」にたどり着かれました。
観察力、想像力、表現力です。
みること、考えること、描くことですね。
まさにその通りだと思います。それらの3つの力はスパイラル状に高まっていくと考えられます。
わたし自身の経験でもその通りです。
昔から、大学の講義、講演会などではノートとともにラクガキを残していましたが、特に教授のラクガキなどからは、その講義の情景を40年経ったいまも思い出すことができるほどですし、講義の内容も一緒に覚えています。
僕のラクガキノートとはどんなものだろう?
僕も「書かず(描かず)にはいられない人間」であるので,始終ペンを動かしてラクガキをしています。
目的は,「書かず(描かず)にはいられないからかく」,なのですが,「その場の記憶の保存」だったり「使えるものは挿絵工房でシェア」だったり「リラックスのため」だったりします。
その場の記憶の保存
お散歩日記をよくやるのですが,まさに歩いているときに見つけたことを1枚の紙に描き足していきます。楽しいです。
Goodnotesをつかった研修記録は,かなり作っています。ラクガキ付きなのでよく思い出すことができます。

お散歩ラクガキ
挿絵工房でシェア
学校で使える挿絵をシェアしたいと思ってサイトを立ち上げていますが,ラクガキからうまれたものがほとんどです。
モレスキンに描いておいたものから描き起こしています。

左上の絵が,こうなりました。
リラックスノート
このブログでも何度も紹介しているリラックスノート
ただ,瞑想するかのようにぐるぐる線をかいたりその場に浮かんだものをあれこれ描いています。
アナログだけでなく,iPadなどもつかっています。昨年ApplePencilとiPadProを買ったので,それをつかって何やら描いていることが多いです。

ほとんど居眠りしながらなにやらぐるぐる描いたもの
リラックス力?
タムラカイさんのように,徹底してラクガキにこだわるというところまではできてないです。
ノートもスケッチブック,クロッキー帳,モレスキン,スパイラルノートなど多岐にわたっていて,時系列に集めるのに苦労しますし,多くは散逸しています。
また,アナログだけでなく,iPadminiとGoodnotesという組み合わせで,デジタルでも描いているので,もうどうにもきちんと人に見せられるような整理が難しい状態です。
そんな僕ですが,この本を読んで,Lyustyle流のラクガキノート術やそのよい点を書いてみたらおもしろいなあと思いました。
特に,「リラックス」を目的にしたラクガキについて述べられるのが「僕流のラクガキノート術」の特色かもしれません。