10 黎明記

スーパー春望

投稿日:2009年2月9日 更新日:

なんで今頃またこんな懐かしいソフトのことを書こうと思ったのか・・・。

1986年頃、バブルの真っ最中に結婚した私は、家内に頼みに頼んで当時ようやく素人の手にはいるようになってきたパソコン、PC-8801を買ってもらった。
私が買ったのはMHと呼ばれる型で、2HDのフロッピーがつかえるすぐれものだった。

2HDは、1Mの容量をもっており(ちなみに2DDは750kbくらいだったか・・・)、いったんディスクドライブに入れてしまえばいちいちデータディスクと何とかディスクとで入れ替えをしなくてもいいのだ。
そのときに一緒に買ってもらったワープロソフトがこの「スーパー春望」だった。

まだ8ビット機の時代のワープロである。

しかし、PCのワープロソフトは、当時全盛だったいわゆるワープロ専用機よりはるかに機能が上(あくまでも同程度の価格との比較で・・・)だった。何しろ画面がカラーだ。
感動したのは、システムディスクとデータディスクを2つのドライブに入れるだけで全てがすんでしまうこと。
それまでの8801は2HDが使えなかったために、いったんシステムディスクでワープロを立ち上げたらそれと「辞書ディスク」と呼ばれる辞書専用ディスクと入れ替えておかなければならなかったのだ。

しかし2HDが使える8801MHは、システムディスクの中に辞書が全ておさまっていたので入れ替えの必要がなかった。
おまけにデータのアクセスがやたらとはやかった。
ワープロ専用機が「ブブー・・グジグジグジ・・ブブ・・・・グジグジ・・・」みたいな煮え切らない音をたてながらディスクにアクセスしていたのに対し、8801の春望は、かな漢字変換のとき「カッチャンカッチャン」で済んでしまうのだ。
今のHDDにコピーされた辞書に一瞬でアクセスして変換してしまう時代は、まだその後3年を待って1989年に私が80Mもの大容量(!!)ハードディスクドライブを歓喜の涙を流しながら買うまで待たなければならなかったが、フロッピーベースでの変換が普通の時代、「カッチャンカッチャン」で変換できるというのはすごいことだった。

しかしなにぶん8ビット機。
1ページ1枚で管理されていたため、数ページに及ぶ論文を書いて、行の途中に数行挿入して次のページに送らなければならなくなったときなど、全てのページを更新しなければならなかったため、数分間のカッチャンカッチャンをじっと待っていなければならなかったっけ。

しかし、指導案をワープロで書く、という、当時の最新トレンドには見事に対応してくれたし、研究発表会などのための資料なども多くはこのスーパー春望で書いたのだ。
私がまだまだ駆け出しの1986年、教師になってまだ3年目。
新しい文化をなんとかとらえて仕事に生かそうと血眼になっていた頃の私を支えてくれたワープロソフトである。

その後、スーパー春望を出したdbソフトは、「P1」という8ビット機のお化けワープロソフトを市場に出すことになる。
8ビット機で「デスクトップパブリッシング」を標榜していたワープロソフトだ。
「DTP」なんて言葉を始めて知ったのもこのお化けソフトからだった。
発売日、私は家内に4万円だしてもらって握りしめ、ソフト屋に買いに走ったものだった。

続く・・・。
なつかし~!!!







メルマガ「知的迷走通信」

登録

2018年7月現在,週1回金曜日に「Lyustyleの読書」を配信しています。
皆さんと一緒に楽しく成長できたらと思っています。

lyustyle
無料です。解除も自由です。下のリンクよりご登録ください。Lyustyleの設置した安全なページです。


登録するとすぐに第1回目のメールが届き,その後,3回ベーシックコンテンツが届きます。

Lyustyleメルマガ「知的迷走通信」

Lyustyleの本

kindleで読める電子書籍を書いています。2017年6月現在2冊の本を出しています。


 


現在,教育ちゃんねるで連載している記事から,3冊目の本を出版予定です。


 



よろしければ、購読の登録をしていただければ幸いです。


follow us in feedly

にほんブログ村 PC家電ブログ デジモノ・ガジェットへ

にほんブログ村


-10 黎明記
-

Copyright© 知的生活ネットワーク , 2018 All Rights Reserved.