200 教師と教育

文部科学白書から

投稿日:

日刊よもやま話322

文科省の文部科学白書が6月22日にでています。

第1部は、特集 として東日本大震災からの復旧・復興~人づくりから始まる創造的復興~

大震災の被害の状況から始まり、震災時の緊急対応、学びの場を確保するための復旧の取り組みと続きます。そこでは、就学機会の確保や施設自体の復旧だけでなく、児童生徒等の心のケアも重要な取り組みの一つとしてあげられていました。

学校等における人的被害の項では、死亡者654名中、幼児児童生徒は616名との報告が出ています。

本当にこんなことがおこったのだ、子供たちのみに実際におこったことなのだ、と胸にずんとくる数字です。

地震直後、それまでの津波防災教育が功を奏し、子供が自主的に避難した地域もあったとのことで、日頃の防災教育による防災意識の高揚というのは大事なことなのだ、と改めて感じました。

最後に「創造的復興」のための文科省の考え方が述べられています。

「被災地の復興と新しい日本社会の創造を担う人づくりの視点」として4点あげられています。

・ 困難に直面しようとも、諦めることなく、状況を的確に捉えて自ら考え行動する力
・ 新たな社会的・経済的価値を生み出すイノベーションの創造など、未来志向の復興・社会づくり、そのための人材育成
・ すべての子ども・若者が安心して必要な力を身に付けていける環境整備
・ 人々や地域間、各国間に存在するつながり(絆)や、人と自然の共生

今や復旧から復興の段階にあります。

創造的復興。すなわち、人づくりの復興です。

つまるところ、はやりいかに人を育てるか、ということですね。

第2部は文教・科学技術振興のための施策が述べられていますが、かなりてんこもり状態です。

特に第2章、「子どもたちの教育の一層の充実」にいたっては、17項目述べてあります。

理数教育、外国語教育、いじめ・不登校の解決、人権、キャリア教育、職業教育、健康・安全、特別支援教育、などです。

それぞれ大事なことばかりですべてをかなえなければならないのですが、実際に現場におりてくるときには、そこから重点的にしぼっておりてきてくれたらと思います。

毎年、あらゆることを同時並行に進めていくためにいくつもの課がいくつもの事業を担当してとりくみを進めています。

しかしそれが現場におりてきたときには、それぞれの課からおりてくるありとあらゆるものを詰め込まないといけないようになってしまっているため、きゅうきゅうとした教育になりがちです。

また、それぞれに予算がついている場合があるり、それを執行するために取り組みを求められるものもあります。

たとえば、ある教育内容についてすでに独自に開発して行っているプログラムがあるのに、予算がおりて事業がはじまったから執行せねばならない、そこでその事業の要領にあわせてプログラムのあり方を変更するよう求められることもあるのです。

現場では教育をしているつもりなのですが、役所からは予算を執行するための「事業」としておりてきてしまうのです。

教育は長い時間をかけてすすめるもの。

1年でこのようにしていく、というような形に見えるものだけではないので、もうすこしゆったりとすすめていくことはできないかと思います。
たとえば、現場が市の重点施策のうちいくつかを実態に合わせて選んで行うことができるような・・。

そうしないと、限られた時間のなかであれもこれもやろうとするあまり、薄い薄いものになってしまうようで・・・・。







メルマガ「知的迷走通信」

登録

「知的ジタバタ日記」「あなたの背中をおすトピック」「Lyustyleの目からウロコ」など,週3~4回,朝7時に発信します。
皆さんと一緒に楽しく成長できたらと思っています。

lyustyle
無料です。解除も自由です。下のリンクよりご登録ください。Lyustyleの設置した安全なページです。


登録するとすぐに第1回目のメールが届き,その後,3回ベーシックコンテンツが届きます。

Lyustyleメルマガ「知的迷走通信」

Lyustyleの本

kindleで読める電子書籍を書いています。2017年6月現在2冊の本を出しています。


 


現在,教育ちゃんねるで連載している記事から,3冊目の本を出版予定です。


 



よろしければ、購読の登録をしていただければ幸いです。


follow us in feedly

にほんブログ村 PC家電ブログ デジモノ・ガジェットへ

にほんブログ村


-200 教師と教育

Copyright© 知的生活ネットワーク , 2017 All Rights Reserved.