「やりぬく力」が流行っています。ある目的に向かって長期に取り組んで達成してしまう力です。この力は、身に付けることができるということが示されているわけですから、みんなあきらめずに希望を持ちましょう→私

継続に必要なふたつのこと

さて、私にとっては、物事を長期にわたって継続する意思を持つには、二つのことが必要だと思っています。

一つは、「続けた末、やりぬくことができた」という達成感を持つ経験を積み重ねること。「やり抜いた私!やり抜ける私!」という自身を持つことですね。

そしてもう一つが復元する力です。

一つ目については、これはもうまずは何かを達成しなければならないわけですからおいといて、二つ目のことについて述べてみたいと思います。

復元力。

それは、「これはやめたんじゃなくて、ちょっと棚上げしてるだけなんだよ」と私に向かって語り掛けるメンタルを持つことです。そうすることで「やめてしまった」という敗北感を味わわないで済みますし,また再開するときにも心のハードルが低くなるのです。

私の「復元力」

私には、ちょっと見たらまさにやめてしまったかのように見える取り組みやプロジェクトがいくつもあります。

  • 車中での英語の聞き流し
  • 電子書籍のいくつかのタイトル
  • ペン習字
  • 毎晩のウォーキングやランニング
  • ある文学全集の読破
  • 専門としている教科の授業パック作り
  • 挿絵工房の充実
  • 万葉集の書きぬき

数えだしたらきりがありません。

これらはすべて、以前やっていて今はしていないことです。

そのままやらなかったらそれは確かに挫折した、ということなのでしょう。

ところが私には、これらはすべて一旦中断していることなのだと思うことができるメンタルがあります。

つまり、やめたのではなくて、時機が整ったら再開するのだと思っているものなのです。

事実そうやって再開し、完成にこぎつけたことはたくさんあります。復元力の発揮です。

昨年書き上げてKindleダイレクトパブリッシング(KDP)から出版した電子書籍「25年前からのパソコン通信」は、書き始めてから幾たびの中断を経て、4年かかって書き上げたのです。構想から入れたら7年です。


途中、方向に迷って1年以上手をつけたくない時期もありました。仕事が忙しすぎて半年以上完全に離れたこともありました。

でも、「中断はしたけどやめてはいない」と思い続けていることができたのです。

先日再開した「寺田寅彦著書全読破」は2年の中断の後の事です。

ウォーキングは、ちゃんと始めてから20年近くなりますが、これも全くやらなかった日々があります。

これらは,いつでも復元できる状態にしていたものです。

これがもし,「中断しているだけで,時機が来たらいつでも復元できるんだ」という気持ちを持っていなかったらどうでしょう。

2年もやっていないものは今更再開しようなんておもわないかもしれないし,今更初めても追いつかないだろうとも思うし,そもそも始めようとすることさえに怖気づくかもしれません。

いったんやめちゃったからまたやりなおしだ(チェーンが切れた)とか、今からやってももう間に合わないだろうとか、様々な気持ちが言い訳となり、やめてしまうのです。

習慣化できなかったり、継続できなかったりすることには、そんな心のはたらきがあるのだと思います。

でも、私のウォーキングのように、長いスパンで見れば「私はウォーキングを継続しています」と言えるのです(と私は思い込むことができます)。

 

その再開にあたって有効なのが、「ちょっと棚上げしていただけ。また再開!」と思える復元力なのだと思っています。

 

それがあったおかげで、わたしは電子書籍を4年かけて達成できたわけですし、全集の読破再開もしようという気になるのです。

わたしはそうやって「終いまでできたこと」を着々と増やしてしました。

そういう積み重ねがあるから,長い中断の後の再開でも、また追いつける、と思うことができるのでしょう。

復元力を高めるおすすめの方法二つ

では,どうしたら,復元力を高めることができるのかということです。

二つのことを考えてみました。

小さなことをやり抜いた経験を積み重ねる

一つは,まずひとつの小さなことをやりぬいて達成感を持つことです。小さなことがいいです。

「今日から1週間,夕食の後デザートを食べません!」

「今日から三日間だけ夜にジョギングします。」

短く日にちを切っているのがいいですね。これならやり抜けるでしょう。達成感を持つことができます。

8日後には,デザートを食べていいのです。

4日後には,ジョギングを怠けていいのです。

しばらくしたら,またやるんです。もしかしたら,日にちを伸ばせるかもしれませんね。でも無理は禁物です。

私は万葉集の書き抜きを10日続けたら3日ほど休んでを繰り返しました。そして100日続けてからいったん中断。今に至っています。いつでも再開できます。

こんな小さなことをいくつかやりぬいて,蓄積します。小さな事であろうがなかろうが,やり抜いた自信は蓄積となってたまっていきます。

未読の本を見つけて読破する

二つ目は,書棚の本の中で,未読のまま放ってある本を一冊見つけてきて,それを最後まで読んでしまう。つまり復元力を発揮する経験を持つのです。

放っておいたことも,復元してやり抜いた,という経験。これにより,一つ目のやりぬく自信も同時に達成できますね。

ただし,注意が必要です。再開にあたって,最初のところは忘れてしまったからまた最初から,と思わないこと。

また同じように未読のまま放置というループに入る危険性大です。

とにもかくにも読んでしまう。

それでいいのだと思います。

「読んだぁ!」という達成感をいったん得たうえで,また読み返せばいいじゃないですか。

 

習慣かできない,継続できないとお悩みの方はぜひお試しください。

実は皆さんが自然にやっているはずのことを意識化してみただけのことです。

私の挫折 いや,撤退

しかし、そんな「棚上げ案件だらけ」の私にも完全にやめてしまったことがいくつもあります。

例えばフランス語の習得です。

大学時代の研究かフランス史だったこともあり、フランス語をとっていましたが、就職してからもNHKラジオのフランス語会話を聞いていて、いつかは身につけたいと思っていたのです。連れ合いと結婚してからは、たまたまつれあいもフランス語をとっていたこともあり、二人でラジオを聴いていました。

理想的な勉強法ですね。

でも、やめてしまいました。

子育てに入り、全くラジオを聴いて二人で過ごす時間などなくなりましたし、私も日本人学校が決まって英語の勉強を始めなければならなくなったしでやめてしまいました。

これは、二度と再開することはないでしょうし、気持ちもありません。今更再開しようという気にならないのです。

こういうものは,「やめた!」と自分から撤退した方が身のためです。挫折というより,前向きな撤退です。

今日はそんなお話でした。

本の紹介

25年前の海外生活,PC事情,メモや手帳のことなどについて書いてます。

「私のシドニー派遣教員日記」
現地の児童相手になんとか楽しい授業をしようとジタバタしたことが,今の自分をどのように作っているのか。




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