01 知的生活へのあこがれ 05 人と話をする

私の私淑する知の巨人に再会した話

更新日:

30年前、教師としての毎日の事務や教材研究のみに埋没するのではなく、時間がない中でもほんの少しでも知的生活を行う人間になろうと志したちょうどその頃、一人の知の巨人に出会いました。

ある宴会で初めてお話を交わしたのですが、宴会の後、山の麓にあるその方のご自宅へ招待されました。

 

一歩家に入った途端、愕然としました。

そこには、私が渡部昇一氏の本「知的生活の方法」からイメージした,将来こうありたいと思う知的生活者の姿がそのままあったのです。

40畳ほどもある広い部屋の周りにはずらっと書棚が並び、たくさんの全集がよく手入れされて並んでいました。

豪華なオーディオセットには、まさにその部屋で聴くのにふさわしい上質の音楽たちのレコード(!)や,出始めたばかりのCDがずらっと並んでいました。

夜なのでわかりませんでしたが、何枚も連なる障子を開け放つと、そこには山の麓の緑の風景が広がっているのに違いありません。

家では、とにかく広い部屋の真ん中で書を書き、山を眺めながら音楽に聞き入り、ゆったりと全集を開いて読まれるのです。

 

その後の私の30年に及ぶ私淑が始まりました。

私淑とは,直接には教えを乞うことができなくても,自分からその人をお手本として慕い,学ぶことです。

私はこの方の生活に、自分が希求している知的生活の実際の姿を見たのです。

 

先日、その方に再会しました。

お互い良い年になっています。

私が勝手に師と仰ぎながら30年,その生活に少しでも近付こうとしていたことをお話ししました。

当時のその方の年を、もう16歳も超えてしまっているのに、その足元にも及ばないことも。

にこにこ笑って聞いてくださいました。

 

現在は、退職され、さらに悠々とした知的生活をされています。

並行して10冊の本を読まれているそうです。歴史、短歌・俳句論、民俗学・・・。

日まで時間があるわけではないのです。

お仕事はなお忙しく,講演会や、依頼された書など多くの仕事を引き受けてあり、聞いただけで目が回りそうです。

しかし、仕事の忙しさとは関係なくしっかりと知的生活を守っていらっしゃるその姿を拝見して、再会できてよかったと思いました。

私も、また、改めて仕事の忙しさとは別の静かな内省的な生活を求めていこうと思います。







Lyustyleの本

kindleで読める電子書籍を書いています。2017年6月現在2冊の本を出しています。


 


現在,教育ちゃんねるで連載している記事から,3冊目の本を出版予定です。


 



よろしければ、購読の登録をしていただければ幸いです。


follow us in feedly

にほんブログ村 PC家電ブログ デジモノ・ガジェットへ

にほんブログ村


-01 知的生活へのあこがれ, 05 人と話をする
-,

Copyright© 知的生活ネットワーク , 2017 All Rights Reserved.