第2作目「続・25年前からのパソコン通信」という題名だけは前からある。
材料はそろっている。
一応構成し終え、追記し、完成が見えるところまで書き進めてきた。
しかし、一度全部ばらばらにしてしまった。このまとめかたではまったく読者に訴えるものがないと思ったからだ。
それからしばらく閉じこもっていた。
モチベーションも下がり,毎日1章ずつ書いていた私がまったく書くのをやめて,ミニサイトを作ったり,Vlogを作って楽しんだり,挙句の果ては,しばらくは生産をやめて読書します,なんて宣言してしまったりもした。
今年は,生産よりも読書に時間を使います | 知的生活ネットワーク
しかし、昔,書いた本を献本した方の中で,20年たった今でもその内容を覚えてくれているような人もいたりする。だから,そう深く考えずともとにかく出せよというところまで気持ちが戻ってきた。
知的生活日記 あまりにタイミングよく、何かがKDPへ向けての背中を押してくれた話 | 知的生活ネットワーク
それからやる気が戻ってきて、いったんバラバラにしたものをどのような糸でつないでいくのかについて検討を重ねていたが、おとといあたりにようやくできてきた。
その糸というのは、
「人生、ジタバタかっこ悪くやっているとそのうち道は開けていくよ」
という糸だ。
「外国での授業の作り方」とか、「目からウロコの海外での授業」などさまざまな糸を通してみたが、どれもしっくりこない。この糸が一番しっくりくる。これがスルーラインだ。
そこでOmni Outlinerを使い,ジタバタ1,ジタバタ2のようなジタバタの有り様を元にしたグループ分けをしてみた。
「ジタバタの予感」からはじまり、5つのくくりからなる30編ほどのエピソードをはさんで、「ジタバタの果てに」という形で締める構成ができてきた。
私の人生は、本当にかっこわるい。じたばた這い回りながらもがいているうちにいつの間にか光のある場所に出てくるというようなことの繰り返しだ。
今もそうではないか。一つの本を作るのにジタバタ這い回っている。本当なら12月完成の予定ですすめていたのに。
まったくsmartでない。
先が見える人たちは上手にやっていくのだろうが、私にはとてもそんな能力はない。ただただ、あきらめずにかっこわるくジタバタやるということしかできない。
私の周りの人や,縁のある方々はみんなかっこいい。
でも,そういう不器用な人生もありですよ、というような本になったらいいかな。
そういう意味では、今回の本はエッセイ集ではなく、実用書の部類に入ってくるのではないかと思っているのだが、笑って一蹴されるような気もする。
どちらにせよ読んでよかったというような本にしたいなと思って、いよいよ作り直していく段階に入る。
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