若い教師のみなさんへの手紙

「知ること」「知ってもらうこと」で、異動鬱をのりきってください

投稿日:

 

 

 

 

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昨年のちょうど今頃、上のような記事を書きました。

来週辺りから異動による鬱が現れる頃です。

今年、異動だった方、なんとか乗り越えてあたらしい環境に馴染んでほしいと思います。

自分の居場所づくり

異動による鬱の原因のひとつとして「アウェイ感」があげられます。

仕事のしかた、進め方がまったく違う。

まわりの人は、自分と違う文化の中で生きてきた。私はそれを共有していない。

だから、まわりの人の話す内容になじめない。

それを共有していない自分はよそ者だ。

ここは自分のいるべきところではない。

まわりの人は、新しい人をはやく仲間としてみとめ、協働しようと思っていても、自分のほうが勝手にアウェイ感をもってしまう。

そのような状況を打破するには、その職場の中で自分の居場所を見つけるのが一番。

パズルのピースがはまるように、自分をその職場のピースとしてはまりこむことができれば気持ちの上で「一員」となることができます。

「知る」こと

アウェイ感の大部分は、その集団を知らないということから生まれます。

知らないうちはこわいものです。

自然と自分に殻を作って自分を守ろうとします。自分で殻を作っておいて、自分でアウェイ感を感じるのです。

まず「知る」ことをしましょう。

職場の人の名前を覚えましょう。話しかけてその人の笑顔を見ましょう。

笑顔をみることで安心することができます。

学校のすみずみを歩きまわりましょう。自分のいる場所を知ることで心配がなくなります。どこになにがあるかわかる、どこにいけばだれがいるかわかる。こうしたことで、自分がいる場所のこわさが消えていきます。

年間の計画を見渡しましょう。この学校で1年間にどんなことがどのようにおこなわれていくのか見渡せることで、先行きへの不安が消えていきます。

校区の中を歩いてみましょう。子どもたちが生活しているこの校区を歩いて生活の息吹を感じていきます。学校を取り巻く環境へのこわさが消えていきます。

学校や地域のイベントに積極的に参加しましょう。新しく集団に入った者にとってはこれは結構ハードルが高く、歓迎◯◯とか、「こんどこんなことをするけどおいでになりませんか」とかいうような誘いはできるだけ断りたいと思いがちです。自分にとって、まだ「よそ」の行事だから自然にそのような気持ちになるのもしかたないです。

でもその場所のことを知り、人を知れば、その場所、人を好きになります。そうしたらそのようなイベントが楽しみでたまらなくなります。だって、前の学校の歓送迎会は待ち遠しいじゃないですか。その前の学校の歓送迎会だって、最初のニューカマーの時はハードルが高かったはずです。だから、できるだけ、自分から入っていくことをおすすめします。

 

このような、さまざまな「知る」を積み重ねていくことで、多くの人は自然にその学校の一部となっていき、アウェイ感が消えていきます。

私は若い頃はなかなかそれが消えないタイプの人間で、3年たってもまだ新人のような感覚がどこかに残っているほどだったのですが、上に書いた様々なことを意識的にするようになってからは、早い段階で自分の居場所をつくることができるようになりました。

知ってもらうこと

自分が相手を知ることと同じように、自分をしってもらうことも大切です。

人から知られることで、人は自分を仲間として認めていくからです。

人類学者などが村に入っていく手段として、現地の人と同じ格好をし、同じものを食べ、同じように歌い踊ることを繰り返しながらだんだん仲間としてうけいれられ、長期に渡る調査活動を可能にします。

アメリカのある舞台が、戦地である村に不時着せねばならなかったとき、敵意丸出しの村の人達に囲まれました。その時アメリカ兵のリーダーがみなに取らせた行動は「笑顔を見せる」ということだったといいます。全員が歯を見せて笑顔をみせることで、自分たちに敵意がないことを「知ってもらい」逆に笑顔で迎え入れられた、そんな映像をテレビでみたことがあります。それくらい、「知ってもらう」ということは迎えてもらうために大事なことです。

 

これらのことは、もちろん異動だけでなく、新規採用の人にも同じことが言えます。

知ることを積み重ねることは、知ってもらうことでもあります。

ぜひ、「知ること」「知ってもらうこと」を積み重ねて、異動された方や新規採用の方が無事に1年をすごされることを祈っています。

 

 

 

 







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